『それ、なに?マイケル?ただ後ろ向きに歩いてる人だよ』

ツルピカ・・・頭ではありません。

昆山南駅のプラットホームなどのツルピカの床で
ひそかに練習していた『月歩行』に対する太太の感想です。

ちょっと自慢したくて

披露してみたのですが・・・
みごとに鼻が折れました・・・

でも、こんなことではめげません。ガンバルぞ。

というわけではないのですが、
今朝、しばらく休息(シュウシ)していた朝のお散歩に出ました。
いつもの河岸の遊歩道を歩き始めた時、
『後ろ向きで歩こう』と思い付き、

バス停一区間分だけ、後ろ向きで歩きました。
・・・たまに『月歩行』も混ぜて・・・

こちら中国では、朝お年寄りたちが、
ランニングや太極拳、早歩きしていますが、
たまに後ろ向きでスイスイ歩いている人を見かけます。
やってみましたが、結構難しいです。
やっぱり、前もとい後ろが見えない恐怖感があり、
とてもスイスイとは行きません。
ゆっくり歩きました。
・・・たまに『月歩行』も混ぜて・・・

歩いていると、あたりまえですが、目の前に、
今歩いてきた道や風景が遠ざかっていきます。
まるでこれまでの人生のように・・・
途中すれ違う人は、私をよけて行ってくれます。
その人たちに感謝しながら歩きます。
これは、前向き歩きではできないことです。
そうです。
人生もわたしとかかわった多くの人に感謝するためには
振り返ることが必要なのですネ。
そして、感謝するために頭を下げるためには、
ただその瞬間だけ振り返るのではなく、
後ろ向きで、過去を直視しながら歩くことが必要なんだ。
後ろ向きにまっすぐ歩くと、出発点のアパートからの
道がすべて見えます。
そして、自分がまっすぐに歩いてきたことがわかります。
これから先の道は真っ暗で見えなくても、
歩いてきた道のりを見れば、まっすぐだったかどうかがわかります。
後ろ向き歩行をデビューして、そんなことを考えていました。
24歳の若さで自ら歩くのをやめてしまった彼女も
一度、後ろ向きで歩いてみたらどうだったのかナ
いままで歩いてきた道と、その時に出会った人たちが
きっと、今でも自分を見つめていてくれることに
気付いたのではないでしょうか
残念です。
親より先に逝くのは、しかも自ら逝くのは
もっとも親不孝ですヨ。
ご冥福を祈ります。