2023年7月9日、16日、23日の大河ドラマ
どうする家康の本能寺の変まで
の感想です。※あくまで、私の個人的な感想です。
どうする家康 第26話~28話
<出展:NHK『どうする家康』公式ページより>
徳川家康の物語では欠かすことのできない本能寺の変を
築山・信康事件の原因を想っても見なかった脚本にした古沢さんが
信長の死をどう描くかが楽しみでしたが、
築山殿が願った戦いのない慈愛の国を作るを
築山の代わりに自分が実現すると心に決めたであろう家康に、
第26話「ぶらり富士遊覧」で屈託のない笑顔と態度で信長を接待した後に
「信長を殺す。わしは天下をとる」と言わせたの衝撃のラスト。
ビックリしました。まさか家康が本能寺を・・・
そして第27話「安土城の決闘」では言葉の通り、
信長暗殺の準備をしていく家康。
その企みを見抜き、自分の後を継ぐ覚悟を見せろと言う信長との
安土城での1対1の対決は、
いままで信長が家康を挑発・恐喝していた構図を逆にしてました。
伏線回収、お見事です。
その時の信長は、白兎に襲われ怯える弱い狼のようでした。
今までの悪役姿が一気に幼いころの父からの恫喝におびえる可哀そうな奴に見えました。
そして迎えた昨日の第28話「本能寺の変」、
敵・信長が少人数で本能寺へ向かったとの報せに
準備万端の家康は、そのまま襲い掛かるのかと思いきや、
史実に合わせて堺へ行っちゃいました。
目的は信長を襲った後に必要な武器調達でした。
まだ迷ってました。
そして、史実の通りその間に光秀に先を越されたという設定にしました。
光秀謀反は、私怨説をとったという形でした。
『時は今・・・』と『キンカン頭』は出てきましたが、
家康を待っていた信長は『光秀か!』はありましたが『是非もなし』はありませんでした。
築山事件の際、
今作の大河ドラマは家康のまわりに悪い奴はいない設定なんですね。
そんないい奴ばかりの中でどうしても退場させなければならなくなった時、
殿・家康は『どうする』がテーマなんでしょうね。
と書きました。そんないい奴ばかりの中でどうしても退場させなければならなくなった時、
殿・家康は『どうする』がテーマなんでしょうね。
今回も信長を悪い奴で退場させませんでした。
父から信用するのは一人にしておけと言われた信長、
お市の方からあなたは兄の唯一の友と言われた家康、
唯一の友同士、その心が通じ合ったのは、信長の最後の時でした。
本能寺での戦闘シーンはイマイチでしたが、
機動戦士ガンダムのニュータイプ同士のような
信長と家康の心の声での会話は、とても感動しました。
いまのところ、光秀と秀吉は悪役のままですが、
古沢先生は彼らをどう退場させるのかも楽しみです。
「信長を殺す。わしは天下をとる」という衝撃のセリフを聞いて
比企eライブラリでこの本を読んでおきました。
光秀の子孫の著者が、光秀がなぜ主君信長に謀反を働いたのかを
色々な文献を読んで考察した本です。
納得できることも多々ありました。
我々が習ってきた歴史は
軍記物と呼ばれる今でいう歴史小説によって書き換えられたもの。
脚色されてしまい、真実は見えなくなっているというのが
著者の主張です。
もちろん今回の古沢脚本と解釈が違いますが、
とても面白く読ませてもらいました。
大河ドラマは、あくまで脚本家の創作ドラマ
そう思って楽しめればいいと改めて感じています。
※あくまで、私の個人的な感想です。
すでに早い考察がニュースになっています。
そこででてきた『ブロマンス』・・・
調べたらBrotherとRomanceの掛け合わせた造語だそうです。
BLでもない男同士の強い絆だそうです。
今後使おう(^_-)-☆
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