つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

当世の若者たち・・・

2006-03-15 | Weblog
今朝の新聞の「少年4人が火炎瓶 ホームレス男性焼死」という記事が目に付いた。姫路市の河川敷で昨年10月、足の不自由なホームレスの男性が焼死した事件があったが、高校3年と中学3年の男子生徒と、無職の16歳の少年2人を含む4人の犯行であることがわかったという。
 恐喝容疑で逮捕した無職の少年2人が「むかついていたので火炎瓶を投げた」という供述から、男子生徒2人を任意で聴取したところ、犯行を認めたという。
 少年たちのホームレスへの悪質な嫌がらせ、暴行などの事件は今までもたくさんあったが、足の不自由な男性が逃げ遅れて焼死する可能性があることを知りながら、火炎瓶を投げるとは残虐極まりない犯行である。

 昨今、少年犯罪の低年齢化が目立ち、さまざまな事件が起きているが、18歳までは未成年で少年法に守られて軽い処罰ですむ。昔は、武士社会において男子が数え年15歳に元服式を行ったことから、2月の節分の日に立志式という大人になる儀式が行われていた。今の15歳は、もう立派な大人である。体格や、することも言うこともいっぱしの大人で、何人かがたむろしていると、とても少年とは言いがたい恐怖すら感じることがある。今回の事件の加害者への刑罰も、大人と同様に厳しい処罰が必要であると思う。

 しかし、第一印象で判断してはいけないこともある。茶髪、ピアス、ダブダブのズボンを穿いていても、あれっと思うこともある。うちの会社へ定期的にゴミを回収に来る業者がいるが、その担当の少年か青年かのはざまらしい若者は、見かけは当世流の若者であるが、何ときちっと挨拶もするし、爽やかな笑顔で、汚いゴミ回収業を淡々とこなしている。
 きれいで楽な仕事を選びそうな現代の若者の中に、こういう3Kの仕事をもくもくと続けている茶髪、ピアスの若者がいることが不思議に思えるとはどういうことだろうか。

 もう一人、「ギャル」と呼ばれる真っ黒に日焼けした顔、派手なファションの若い女の子たち、「汚い、軽薄、だらしないといった偏見が世の中にあったし、私自身嫌な思いをしたことがある。でも、きちんと仕事をするギャルもたくさんいる」と主張する20歳の女の子がいる。ギャルに対する偏見をなくそうと、「ギャルの革命」と名づけて自分の頑張る姿を紹介するブログを始めたという。4年間のアルバイト代と両親が用意してくれた結婚資金などを合わせて300万円を元手に、マーケティングなどを扱う「シホ有限会社G-Revo」を昨春設立。「若い女の子がやりたいことを見つけられる学校」を設立するのが当面の目標で、ファッションや美容など多くの選択肢の中から好きな課目を選べる“カフェテリアスクール”にしたいという。
 見た目はどうでも、中味のしっかりした若者もまだまだたくさんいし、こういう若者には「がんばれ!」とエールを送りたい。
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