ネットにこんな記事があった。【どんな人もいずれは死ぬ。が、残りの人生を無駄にしないために、ある発明者が「残された寿命」を刻む腕時計を開発し、話題になっているという。
スウェーデン在住のフレデリック・コルティング氏は祖父の死がきっかけとなり、寿命を告げる腕時計「Tikker」の開発を思い立ったという。「Tikker」 にはアンケートが付いており、ユーザーが自分の病歴や、年齢、飲酒や喫煙などの質問に対する答えを記録すると、時計が残された寿命を計算してくれる。そして最後の日へのカウントダウンが始まるのである。
コルティング氏は「もし残された時間が分かれば、人々はより良い人生を生き、良い選択をするようになるでしょう。「Tikker」 はまさに『幸福の時計』です」と語り、“時間を大事にし、残りの人生を無駄にしてほしくない” との思いが込められている。
開発期間に2年を費やした 「Tikker」 は、いよいよ製造段階に入る予定だとか。現在、ネット上で寄付金を募るサイト「Kickstarter」で寄付を募っており、当初は2万5000ドル(約244万円)を目標としていたが、すでに5万ドル(約490万円)近くが集まっている。翌年4月には販売開始予定で、価格は約59ドル(約9000円)に設定されるそうだ。
自分が死ぬ日を告げられるなど、ゾっとする人もいるだろう。しかし、毎日 ”生” を意識して暮らせるようになり、充実した毎日が送れるようになるかもしれない。】
「Tikker」は、あと何年、何歳の何月何日というところまで計算できるのだろうか。たった9000円ほどの時計で、そこまで細かく計算できるとは思えない。だが、自分がいつまで生きるか分からないというのはすごく不安だし、色々と心配なこともある。おおよそでも自分の寿命が分かれば、お金は計算して使えばケチケチしなくてもいい。やりたいこと、やらなければならないことを一つずつやって、毎日を計画的に過ごすようになるかもしれない。一日一日を大切に生きるようになるかもしれない、なんて考える。
だが、反面、恐ろしいような気もする。カウントダウンが始まって、一日一日死に近づいてゆくというのはどんな気持ちだろうか。死刑囚は、毎朝、看守の足音に怯えるという。早朝に看守の足音が自分の房の前で止まることは死刑執行を意味するそうで、どうあがこうがもう終わりである。毎日をそんなふうに過ごすのは精神衛生上よろしくないし、楽しくなんかない。
そこで人間の寿命についてネットを検索してみた。色々あるみたいだが、『寿命診断チェック』というサイトで、順次、質問の項目にチェックを入れて診断してみた。ちなみに、私の場合、「63点のあなたは、あなたの寿命はあと15年くらいです」と出た。現在72歳だから15年足すと87歳か。日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性86.35歳だそうだから、ほぼ日本人女性の平均並ということである。まあ、そのくらいなら「可もなく不可もなく」でよしとしようか。「Tikker」を欲しいと思ったが、毎日腕でカウントダウンしているのを見るのは心臓によろしくないから、やはり止めておこう。
試してみました。残されたsirousagiの寿命!
ばっちり後15年だとか。まあこの世におさらばするのに文句のない願ってもない87歳。御同慶の至り?
はらはらドキドキより、潔い最後の秋(とき)をめざして今を大切に面白可笑しく「遊びをせむとや生まれけむ」で御一緒致しましょう。
私と同じ15年と出ましたか。87歳、まあ過不足なく最後を締めくくることができるよう願いたいですね。
「遊びをせむとや生まれけむ」、はてさてババは何のために生れてきたのでしょうか。色々ありましたが、晩年が幸せなら良しとせねば、悔いてもせんないことばかりです。
若くゴルフ中に急死もあれば、20年植物人間でいる人・・DNAに刻印されているのかなぁ・・と不思議でしたが、今では「さぁ来い」という受け入れ態勢ですが、その瞬間と健康寿命の終焉がピタリと誤差のないように「最後の願望」を頼むばかりです。
健康寿命が短ければ長寿も意味がありませんね。
現在、100歳のお年寄りが5万人以上もいるそうで、古代稀なる70歳はまだ若いといわれます。
寿命はどうでも、ただボケないことを祈るだけ。そのためには生涯学習も必要かと思うのですが、好奇心も集中力も薄れて行くばかりです。
どうしたら死ぬその日まで元気でいられるか、それが目下の課題です。