前のブログをちょっと見ていた。そうしたら、メンデルスゾーンの無言歌、シフの演奏でも聴いていたことが判明。そうだった、シフのCD、結婚前に聴いていたのだった。しかしそのCDはどこかへ行ってしまい(それ自体が妙なのだが、ひょっとしたら結婚するときに置いていったのかもしれない。)、今手元にある無言歌のCDは田部京子さんのだけだった。記憶喪失か。。。いや、そんなはずは。ただこれではほら吹きそのものですね。記憶というものはあてにならないことがある、ということだ。(いや、それは私だけか。。。汗)しかも昨日の記事の英語にものすごいスペルミスがあった。こっそり直しておきました。
短時間だったが久しぶりにネットラジオのOttavaを聴いた。そうしたらモーツァルトソナタK311トルコ行進曲つきの平井千絵さんという方のフォルテピアノによる演奏が流れてきた。いや~、気持ちいい、フォルテピアノって。チェンバロと似ていて違う所が面白い。聴いていたら涼しくなれそう。これからには持ってこいだわ。おそらく当時演奏されていた楽器だろうしね。句読点もしっかり伝わってきて見事だった。終わるという所でちゃんと終わると伝わる演奏だったのがいいと思った。
第2楽章のトルコ行進曲の出だしの音価(音の長さ)が、原典版と一緒だったのが印象的だった。普段よく聴く演奏は、シラソラドでいくと「シラソ♯ラ」はすべて16分音符なのに、この「シラソ♯ラド」では、「シ」が16分音符、「ラ」が8分音符、「ソ♯ラ」が16分音符になっていた。つまり「シラーソ♯ラド」となっていたが、それがとてもすっきりとかっこよく聴こえた。原典版を見て弾くにしても「シラソ♯ラ」は16分音符で弾く、というのがピアノを弾くものの間では原則になっているような気がしたが、原典版の楽譜で書かれているとおりに弾いたらこのようになると思った。しかも今日の演奏は、他にも聴いたこともないようなころころとした華やかな装飾音がついていた。即興的な要素が含まれた演奏だったが、当時のモーツァルトも本当はこのような演奏をしていたのかもしれない。真実は永遠に闇に葬られたままかもしれないが、このようなことができたら楽しいだろうな~。
というわけで、練習にもどります。