いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

レッスン

2012年06月23日 | ピアノ・音楽

 昨日はステップ終了後初のレッスンでした。仕事終了後に行きました。(仕事の方も、残業が当たり前になっていましたが、できるだけ時間内に、能率的にやりたいと思うこのごろです。)

 曲はフランクのプレリュードとフーガ、変奏曲。長く弾いている曲ですが、さらに深めようと思っていました。ステップ終了後の課題が分かった時点はやる気満々、細かく丁寧に練習しようと意気込んでいたのですが、いつのまにかたるみとだらけがでてしまっていました。自分でこの曲はさらに深める、と決めたのにもかかわらずに、です。

 その原因の一つに、音をちゃんと聴きながら弾くことはできない、という思いがありました。ピアノの前に座っていても、自分がどのような音を出しているのかが分からないのです。どのような音が出したいのかも、分かっているのか分かってないのかという状態に。ステップのコメントでも、ペダルへの注意と脱力についての指摘を受けました。実際に鍵盤の前で聴いている音と、ホールや部屋に響く音とは違う、となると、弾いているときには、自分が正確に出している音は、完全には聴き取ることができません。なので本当に、こうありたいというような音が、出せているのかどうかが分からないのに、聴きながら弾かないといけない、どうしたらいいのだろう、という気持ちになっていました。そのことについて、先生に話してみたところ、そうとはいえ、確実に自分が出している音は、鍵盤の前でも聴こえている、確かに聴こえる度合いは100%ではないが、それでも50%、いや70%以上は聴こえている、実際に弾いてみて、こうありたいという音のイメージをしっかりと思い浮かべれば、そして、鍵盤の前にいても、こういう音が望みという判別ができれば、鍵盤の前にいても聴きながら演奏できるようになる、ということでした。実際に、鍵盤の前で、しっかり耳を澄ませて聴いてみたら、こうありたいという音と、そうではない音との判別は、できました。鍵盤の前にいても、そして、私でもできるんだ、と思いました。ほっとしました。今度は自分が実際に曲を弾いているときにできたらさらにいいのですが現実は甘くなっている現状です。そしてまんねり、まずい、と。それを避けるために、注意すべきところの部分練習を勧めていただきました。曲ではなくて部分だったら、まだ判別がしやすいかもしれないですし。また、イメージ作りをもっとしようと思いました。

 ちなみに昨日は、フーガがもっともきつく、変奏曲はかなり弾きやすくなっていました。変奏曲は弾けば弾くほど、心に寄り添ってくれています。しかしフーガは最後の部分が難しくて。。。あんなに重厚で堂々として素敵なところなのに。最後の部分はなんとなくごまかして弾いていました。しかし今回はしっかりと向き合おうと思いました。