道を歩いていたらであった滴のついた薔薇の蕾。蕾の重さに耐えかねたのか、茎は見事に曲がりうつむいたいでだちになっていた。蕾ははっとするほど美しかったのだがたった一つだったうえに、そのうつむきかげんがあまりにも激しかったので、さびしそうに見えた。しかしその蕾のピンクの情熱はがくから茎までのびていた。あまりにもその蕾とその周辺が鮮やかだったので忘れられなかった。茎がしっかり支えつづけられたら、きっと見事に花開くだろう。だからその花開く日まで茎よ蕾よがんばってほしい。
絵を描くのは休日にしようと思っていたのに、最近は平日の晩、しかも帰りが遅くなればなるほどこういうことがしたくなる。。本当不思議。