いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

語り合い

2017-02-22 | ピアノ、音楽

 ブラームスの本番が確実に近づいている今、昨日のレッスンはその前の惨憺たる状態からなんとか立て直したものの新たな課題への対策に直面、しかし音楽が確実に体の中に入っている充実感も感じている。ラプソディ第2番、転調を交えつつも、3連符の動きが絶えることのない中間部、33~37小節目、37~41小節目、41~45小節目、45~49小節目、50~54小節目のこだまの様な受け渡しが、ブラームスとブラームスがこの曲を献呈したというエリーザベト・フォン・シュトックハウゼンが対話しているのように思えてきてぞくぞくしてきた。そこからフォルテッシモを含むフレーズが反復、そして消え入るようなピアニシシモへの移行、その部分のうごめくような世界を、うまく表現できたらいいな。それにしても向き合えば向き合うほど、この曲の底の深く激しい情熱と狂気のようなものを感じる。今まで弾いた作曲家では感じたことのないような感覚、弾いていても曲のパワーに引っ張りまわされそうになる。そういうところが、怖さであり、魅力のように思えてきた。

 演奏者として、どのような姿勢で対峙するか。。。実際は音を外さないように弾こうとするだけで必死になるかもしれないけれど、それでも作曲家への敬意と感じた曲の魅力を聴き手の方たちにお裾分けする、という気持ちを持てますように。

 友人たちが頑張っていたり夢を実現したりしている様子を知り、刺激と勇気を頂いているこの頃。そこに行きつくまでにはいろいろあるかもしれないけれど、行き先の灯台の存在を明らかにしそれを心の支えにするというのも悪くない、と思えてきた。私自身も今までなんとなく蓋をしていたことに向き合えた、今日はちょっと前へ進めたかな?


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