水仙の花束を頂きました。 キッチンの窓辺の床の上に飾ったところですが、ここだけもう春の息吹が感じられるかのよう。
そして、また香りが素晴らしいのであります。 気品があって、どこか人を酔わせるような香り・・・ギリシア神話では、美少年ナルシスの伝説が有名ですが、この酔わせられる香り--確かに素晴らしい美貌を彷彿とさせるのであった!
瀬戸内海には、冬のさなか、水仙が咲き乱れることで有名な島があり、いつか訪れたいと思いながらも果たせていません。 訪れた地で、花や植物が忘れがたいシーンの一つとして、ずっと後まで残るのは皆さんご存じの通り。 私もまだ小学生の頃、同じように瀬戸内海の真鍋島を訪れた事があるのですが、そこで観光案内所の窓口にガラス瓶に入れられて飾られていたスノーフレークの花束を今も鮮やかに覚えています。 少し、スズランを連想させるランプのような形の花に緑の縁取りの入った花--幼心にキュートな花だなあ、と思ったのかどうか。
さて、この水仙。活けられているのは、備前焼の花瓶に、背景は純「和」の庭だけど、これもいいかも。