山口県周防大島物語

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大島の中学校の行方

2022年07月21日 19時31分41秒 | ふるさと周防大島の中学校校歌
大島中学校の行方が不透明としました。

かって大島郡が元気だったころの中学校校歌を併せて載せてみます



周防大島町教育委員会によると、来年4月、現在の久賀中、東和中、安下庄中を統合して周防大島中学校として開校するとしました。現在、新中学の校章を募集中だそうです。

島中、島末地区では中学が一校になります。

島元地区(旧大島町)に大島中学がありますが、こちらの方向がよく分かりません。
数年前に大島中学を廃校にして、久賀へ新中学を設立して大島郡で一校制にするとの案がでていました。
今回の大島中学を新中学に統合する案が消えているのは色々な綱引きが行われているのでしょう。

この侭ですと来年4月に大島中学校と周防大島中学校が並立することとなります。

経済学的にみると、現在の中学校の在校生数を見ると一校の規模でもきつい感じですね。

昭和30年代には旧大島四町(現周防大島町)には久賀中学、蒲野中学、大島中学、沖浦中学、
油田中学、東和中学、日良居中学、安下庄中学の8校がありました。
生徒数も各校300~500人いました。

小学校、中学校の廃校、統合は日本全国で起こっています。
人口が多いとされる関東圏でもどんどん廃校されています。

すべては少子化が原因です。

周防大島中学校は久賀地区で開校するのでしょうが、このままですと数年後には廃校でしょうね。周防大島の人口のシュリンクは島末から始まり、島中に移り、現在島元に移ってきています。旧久賀町の人は大島郡の中心は旧郡役所があったことから久賀を充実しようとしますが、
県や国の流れは久賀地区を見放し関連機関は撤退しています。

現在の周防大島町も独自の警察署はなく消防署もなく、水道事業も柳井に本署があり町には枝しか残されていません。

周防大島町の人口も本土に近い旧大島町の構成が高まるでしょう。

大島中学の先生の中でも旧大島町を諦め、柳井市から通ってきています。
大島大橋が例の事故で通行不能になった時、柳井からの先生が登校できないので休校になったことがありましたね。

周防大島町はこのままでは柳井市に統合され、柳井市も岩国市か周南市に統合されるでしょう。

大島中学や明新小学校の講堂は新しくなりましたが、まるでプレハブの蜜柑倉庫のようです。
あまり長くは必要ないと教育委員会は見ているのでしょう。

管轄の違う、大島商船高専も存続の危機です。

普通高校も
周防大島高校の偏差値 43  県内順位 121/201校中
柳井高校の偏差値  57  県内順位 31/201校中
徳山高校の偏差値  71  県内順位  1/201校中

となっています。偏差値63以下は進学校とは現在呼ばないそうです。
これらの数値がなにを意味するか周知の通りです。

小学、中学、高校の動向は現在の周防大島町民には子や孫に該当者がいないので無関心のようです。


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