関東に移り住んで30年
この間に鮎釣りという釣りにハマった
釣りと言ってもエサ釣りとは違い、
鮎の友釣りと言う日本伝統古来の釣りである
幼少の頃に親父が故郷の岐阜の河川で鮎釣りするのを見て育った
その姿に憧れていつか自分も鮎釣りをやってみたいと思ったのが始まり
最初の頃は上手く中々釣れず、
何が他人と違うのかを熱心に研究したものだ
それから数年後に某釣糸メーカーに紹介され出会い、
メーカーの主催する大会で3位に入賞した
その実績が認められメーカーのインストラクターに任命され活動した
またメーカー所属で鮎友釣り協会のプロ試験にも合格
数年アシスタントプロとして活動した経験がある
プロ協会が消滅してしまってからは、
プライベートで各地の河川に行って釣行をした
その中で毎年のように通った河川のおとり屋さんには特にお世話になった
栃木県の山あいにある清流の流れる地で、
小さいながらも美味しい鮎が釣れる河川だ
そのおとり屋のお爺さんには特にお世話になったが数年前に他界された…
あそこの石には何匹の鮎が付いてるとか、
あそこの流れは右岸から攻めるのが鉄則とか、
その河川の事はよくご存知だった
今でもご主人がおとり屋さんとして受け継いでおられる
お婆ちゃん、ご主人、奥さんにも大変にお世話になり、
特にお婆ちゃんには美味しい蒸かしたジャガイモをご馳走になった
その蒸したジャガイモを食べると、
いつも亡くなった故郷の祖母を思い出していたものだ
土臭くで皮がパリッとしていてホクホクなジャガイモだった
名古屋に転勤になる前に一度お伺いしてご挨拶をしたかったが、
いろいろと多忙で行く事が出来ずに実現しなかった(ー ー;)
内水面漁協に出資した株券を持っていたため、
株券の書類を郵送するついでにお手紙を書いた
長年にわたり毎回千葉から鮎釣りに来るオヤジに、
帰り際に気を付けて帰ってねと優しい声を掛けていただいた
聞くところによるとお婆ちゃんは92歳になられたとか…
血の繋がったお婆ちゃんではないが、
どこか親しみの持てるお婆ちゃんで、
他人とは思えない存在だった
それもオヤジが婆ちゃん子だったからか?
またいつの日にか鮎釣りをやりにお婆ちゃんに会いに行きたい
しかし、感謝を込めてのお手紙など始めて書いた
(^^;