大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

ネットの進化に今一つ付いて行けない方々の為に、本音で話すインプラント医の探し方。

2008年10月05日 | ニュートンドクター見て下さい。
SNSを見ても掲示板を見ても、ネット内は滅茶苦茶詳しい人と、参加してても初心者のようで検索機能を使いこなせていない方がかなりいるようですね。
現状の拝見していると、そう思います。
と言うよりも、はっきり言ってせっかくの宝の持ち腐れにしていて、今一使いこなせていない方が大部分のようです。

ネット内は善良な方ばかりではありません。
商売的な成功だけを考えて、実力も無いDRがお金を掛けて上位に出る様に成っていたりします。
業界の者ならある程度区別が付くでしょうが、素人である患者さんには非常にハードルが高い事でしょう。

それを避け、本物を見付けるには運もありますが、工夫も必要です。
それが、キーワード検索なのです。

例えば、私は現在インプラント治療に置いて歯科用3DCTの必要性を絶対と断言していますが、その言葉をインプラントと絡めて検索すると良いのです。
例として、私の住んでいる大田区なら"インプラント 歯科用CT 大田区”とキーワードを入れてヤフーやグーグルで検索を掛けて下さい。

そして、こうして自分が望む治療、例えば、”無痛"とか”MI"とか、その日のうちに治ってしまう事は"即時"と言うキーワードですから、それをインプラントと絡めて入れて検索すると良いのです。

キーワードを色々組み合わせて、検索して学ぶうちにだんだん色々な事が疑問になってきたりするでしょうから、それもキーワードで検索すると良いのです。
但し、お勧めでないのは、費用とかです。
これは安かろう悪るかろうに引っ掛かる可能性が高まるからです。

インプラントは、それなりにコストが掛かります。
明らかに安過ぎるのは何かあると考えた方が良いでしょう。
少し古い例ですが、姉歯建設の事件は覚えていると思います。

1生に1度の事にしないといけないインプラントですから、変な所は避けるべきです。
そう言う実態も検索を掛けて時間を掛けて読んで行けば見えて来ると思います。

簡単な検索、例えば"インプラント”だけとかでは拙いと知って下さい。
少なくとも地名とか、設備とか歯周病とか何か他のキーワードの絡めて検索する事をお勧めします。

真っ当な治療を後悔せず受ける為に、検索に強くなって下さい。
ネットは、うまく使えば宝の山なのです。
所が、それを使い切れていない方がとても多くて、実に残念です。

因みに、私の下に来る患者さんはそう言う意味で、キーワード幾つも組み合わせて来る方が多いです。
そうする事で患者さん自身が予習をしっかりして下さってて、説明がとても納得頂けるのです。

患者さんとDRの良好な関係を築く為にも、検索は上手く使いこなせば、とても有効なのです。

御免なさい、今日させて頂いたプレゼンのお話は明日書きます。


安全・安心な即時荷重MI審美インプラント治療の基準を、世界に提言します。

インプラントの真実 大田区 インプラント 即時荷重インプラント

PS、プロの方々へ
直接学びたい方は、見学を受けていますので、お問い合わせ下さい。

又講演依頼、プレゼン以来もお受けしますので、お問い合わせ下さい。
短時間、少人数でも大歓迎です。

本音で真実の話をします。

明日、福岡でインプラントのプレゼンをします。

2008年10月04日 | ニュートンドクター見て下さい。
明日、福岡の歯科医師会館で、30分だけ即時荷重のお話をさせて頂きます。
船越先生のペリオセミナーのOB会で、発表させて頂ける事になったのです。
大変に有り難い機会なので、全力を尽くして、中身の詰まったお話をさせて頂こうと思います。

船越先生は大恩ある先生で、世界に無知だった私を始めて世界に連れて行って下さった方です。
それは2000年のボストンのPRDでした。
そこで、私は今のインプラントの黎明と成るものを見、感激してそのまま9月のホノルルのAAPに参加して、そこでDR.ラムと出会い、今への道が開かれたのです。

まさに、今の私があるのは船越先生のお陰と言えるでしょう。
今回のプレゼンはそのご恩返しとして、全力で頑張るつもりです。

さあ行って来ます!


安全・安心な即時荷重MI審美インプラント治療の基準を、世界に提言します。

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本音で真実の話をします。

インプラント治療でのCT撮影は最小限にすべきです。

2008年10月03日 | ニュートンドクター見て下さい。
ネット内でも、CTを持っている事を強調しているHPがかなり増えて来ています。
日本全国で500台の歯科用3DCTが稼動しているそうですから、日本は世界でも1,2を争うCT大国と言えるでしょう。

しかし、今はCTの走りの時期である為に、良く理解しないままやたら撮影をしているDRも出始めていて、これは大きな問題があると思います。
やはり、CT撮影は必要最小限で、最大の情報をくれる利用の仕方が本道でしょう。

必要のない所に、頭部全体で撮影するのは、将来的に問題があると思います。

今CTを持っているDRは術前、術後で頭部全体でバンバン撮っている方まで出て来ていますが、これは本当に止めて欲しいと思います。

私の持っているモリタの3DXは被爆量が格段に少ないのが特徴で、しかも、私は殆どを4cm×4cmで180度での撮影しかしていません。
これなら、従来からあるレントゲン写真のデンタルと言う最小サイズのものと殆ど被爆量が変わりませんから、安心して使えます。

しかも、私の所では、手術中であっても安全を期する為に、途中で撮影して万全を期しています。
今では、CTがなくてよく平気でインプラント手術していたなー、と冷や汗ものです。

実際、かつて治療させて頂いた患者さんのCTを撮影させて頂くと、肝が冷える事が良くあります。
自分は本当に運が良いんだなー、とホット胸を撫で下ろす事が事実として割りとあるのです。

ですから、余計に今は怖がりになっていて、確認でCT撮影をします。
その上で安心出来るのを確かめて、そして植立をしています。

撮影して画像が出る全ての手間でも、僅か30秒ほどですから、安心・安全には変えられません。
そうなると被爆量が決定的に小さい3DXを選択して良かった、と安心しています。

どんな場合でも、進んでも大丈夫かどうかを確認しながら治療、が本物の筈です。
それにはCTしか今はありません。
そして、だからこそ被爆を可及的に小さくする事も、重要な条件になってくるのです。

CTが広まっている時代で、走りの時代だからこそ、今ここで必要最低限の撮影のルールを確立する事が、物凄く重要であろうと信じ、提言します。

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5日に即時荷重インプラントのプレゼンをします。

2008年10月02日 | ニュートンドクター見て下さい。
専門化諸氏向けの日記です。

5日福岡の歯科医師会館で船越ペリオOB会が開催されます。
そこで30分程頂いて、即時荷重インプラント治療のお話をさせて頂きます。

オープンな会ですので、誰でも聞く事が出来ます。
時間は短いですが、かなりの内容を詰め込んで、実質2時間はある位のお話をさせて頂きます。

1日そこにいますので、ご質問には幾らでもその場でお答え出来ます。
真っ当なインプラント治療を少しでも広める為に、ご興味のある方は是非聞きに来て下さい。

これからの私の使命として、プロ向けにチャンとした話をしないといけないなー、と感じる事が物凄く増えていますので、積極的に出て行きたいと思っています。

ここからは一般の方も交えての話ですが、インプラント治療はDR間の差が物凄くあります。
そして、そのDR達はその事をおくびにも出しません。
何故なら、患者さんを失う事が怖いからです。

しかし、よく考えて下さい。
これは本末転倒です。

患者さん主体で考えている訳ではなく、DRが自分の医院の事しか考えないでいる話だからです。
酷い話は沢山聞きます。

上顎洞の造骨手術が出来ないから、インプラントを後ろに入れて、前の天然歯と無理無理繋ぐとか、もっと酷いのは上顎洞の造骨無理してやって、インプラントを洞内に落とし込んでて大丈夫ですよ、と説明して放置しているとか。

事実として、こんなに滅茶苦茶なんです。
セミナーとか、学会とかで平気の平左で報告されてて、何も対処していないんです。
はっきり言って、異常です。

皆がインプラントをやりたがっていますが、実はドンドン難しい患者さんが増えていて、専門家でないと出来ないように成って来ているんです。
私の予想は、将来はインプラントは専門家だけが、やる仕事に成るであろうです。

インプラント界はまだまだ整理がなされていません。
誰が本当に安心出来るDRなのか、よくよく選別して下さい。
名前だけプロを名乗るような者に引っ掛かってはいけません。


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都合の良いインプラント医を探すのは止めましょう。

2008年10月01日 | ニュートンドクター見て下さい。
インプラント治療が一般的に成ってしまった為か、患者さん自身の言動、考え方に問題があるなー、と思われる方が急増していると私は思います。

先ず何よりも、インプラントの事をチャンと理解していない方が増えています。
いわゆる差し歯をしているだけなのにインプラントだと信じ込み、説明を聞くどころか怒り出す方。
つまり、お前の所は何故インプラントがそんなに高いんだ!とお怒りなのです。

こう言う方の場合、仕方がないので、丁重に私の所では出来ないと思いますので他院でも診察して頂けませんか、と話します。
そうすると、先生の所が評判が良いから来てやったんだ!と又お怒りです。

こうなると堂々巡りなので、ネットでも本でも宜しいので、もう少しインプラントの事を知ってから考えて頂けませんか、と話すと、今度は説明する気がないのか!と又々お怒りです。

つまりは、この患者さんは自分の言う事を100%聞け、そして理想的に治せ、それも差し歯の費用で、とこう言う事で、私は幾ら怒られても、こう言う方には特にボランティアで仕事出来ませんので、お引取り下さい、で終始します。

インプラントのハードルが低くなってしまうと、どうも自分がする努力をしたくない、人に押し付けようと言う方が増えるようです。
困ってしまいます。

何度でも申し上げますが、インプラント治療は完全に専門的仕事であり、しかも、一般歯科治療に精通しているDRでないと出来ません。
簡単に出来るものではないのです。

しかも、私はしているような即時荷重とMIを組み合わせて、従来の治療の成果を凌駕するような仕事をしているDRは殆どいません。

分って頂きたいのですが、これらの方法、理論を具体的に広めて行く仕事は、これからの仕事と考えていますが、現時点までは、批判に晒され頭がおかしいんじゃないかと言われ続けるのに対して、独り立ち向かうのだけで大変だったのです。

それが、いまや脚光を浴びる時代となり、偽者が徘徊し、プロを名乗る時代に成って、安直に言う事聞けと言う患者さんが増えても困ってしまうのです。

理想的に夢を叶えるとHP等で書いているDRの殆どは、嘘吐きであると、私は個人的に断言します。
都合の良い事ばかり書くDRがいたら、そのDRの所本人に診察を受けに行って下さい。
その上で、私の所に来て下さる事をお願いします。

申し訳ないのですが、無責任に都合の良い事ばかりを書いているDRの治療内容を求められても、私はそれにはお答え出来ません。

ですから、私の新しく作ったHPは"インプラントの真実"なのです。
そこをご理解下さい。


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インプラント治療を受けて、それで終わりではありません。

2008年09月27日 | ニュートンドクター見て下さい。
インプラント治療が広まり、一般的になるに連れて、何処の医院で治療を受けてもたいした違いがないと考えている、危険性の高い患者さんが増えています。
これはとんでもない勘違いで、インプラント治療を受けてしまえば、それで全て終了で、痛くなく良く噛めて、万々歳になると信じているようです。

しかし、インプラント治療を必要とする患者さんは、歯を失う理由があった訳ですから、その原因をチャンと理解して、治療後の生活習慣を改善して下さらないと、根本的問題解決にはならない事も正しく知って置いて欲しいのです。

歯周病で歯を失ってしまった方でしたら、歯茎のメインテナンスを今まで以上に注意して、綺麗にしなければいけませんし、もしタバコを吸っていたとしたら、それも止めた方が良いでしょう。

虫歯や歯が噛む事で割れたりして歯を失った方は、噛む力が強いとか、好む食べ物が負担が大きいとかがありますから、普段から噛み締めたりしないとか、負担の大きなイカ、タコ、フランスパン等のの食材は今までよりも避けるようにするべきでしょう。

歯を失うと言う事は、必ず何かしら原因があった筈ですから、その原因はインプラント入れて治したから解決した訳ではない事を、よくよく考えて欲しいのです。

そして一番言いたい事は、そう言うことまで理解している包括的に、総合的に治療を請け負えるDRこそ探すべきである、と言う事です。

誰でも、出来るようなイメージが先行してしまっている危険な時代に成って来ているので、そうではないと言う事を喚起して置きたいと思います。

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1回の治療で全てを終わらせるインプラント治療

2008年09月25日 | ニュートンドクター見て下さい。
久しぶりに書きます。
ごめんなさい、体調不良で、静養させて頂きました。

さて、インプラント学会でラスベガスのレオン・チェンが5回分の治療を1回で即時荷重インプラント治療しているのを自慢げに出し捲くっていました。
が、彼のケース5年しかない。

私は自慢しますが2000年から成功させ続けていますから、凡そ8年、彼よりも歴史が古い!
しかも私はレオンみたいにバカバカ植立しません。

設計、力学的な事、更には審美的条件、その上患者さんの負担を出来る限り軽くする為に、ギリギリの本数で綺麗に華麗に治す事を狙っています。
これこそがレオンと最も違います。

彼のように林が出来るくらい植立すれば、そりゃ即時荷重成功させ易いでしょう。しかし、美しくない、品性を全く感じません。
私から見れば、彼はインプラントやたら沢山植立して、金儲けしているようにしか見えません。

インプラント治療は、やはり世界的レベルでも混沌の極みです。
あのようなキワモノが出てしまうのですから。
ALL-ON-4も似たようなものに、私には見えます。

品性のある治療とは何か?
もっと我々は考えるべきでしょう。

抜歯即時植立即時荷重審美MIインプラント治療は、今私の下で現実と成っていますが、レオンのような品性のない治療との同一視は迷惑千番です。

コマーシャリズムに成り切っているあのような者は、私は最も嫌います。

私は真実を求め、それを患者さんに提供しようとする者です。
その結果として、従来信じられていた何回もの手術をする事なく治せる事が分って来たからしているに過ぎません。

真理を求めて、結果を出せるようになった、それだけの事なのです。

だからこそ、私は新しく立ち上げたHPは”インプラントの真実”なのです。

今は否定的意見が殆どでしょう。
しかし、10年後の真実はどうなのでしょうか?

私は、それを1人辿り着き、患者さんの為に頑張っているだけなのです。

信じて下さった方は救われます。
信じられないような事が現実に成っているのです。

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インプラント治療の実力はDRで相当の差があります。

2008年09月17日 | ニュートンドクター見て下さい。
インプラント学会の雰囲気は、私は余り好きではありません。
どうしてかと言うと、生臭い方々が多いからです。
これは、インプラントが業界ごとお金絡みで、1つの産業として大きなマーケットと見做されて、資本主義経済の流れが物凄く鼻に付くからです。

本音で言ってしまうのですが、結構一般の方は日本の中心地にこそ有名で腕の立つDRが犇めき合っていると信じているのでしょうが、それは幻想だと思います。

世界的な業績を上げている日本人のDRはかなりが地方在住であり、地方に根を生やして大変に立派な臨床をしているのです。
振り返って都会では、腕のあるDRもそりゃいるでしょうが、金だけ使ってプロと名乗るようなDRもいます。
どちらかと言うと本物に当たる事の方が難しい位だと言って差し支えないでしょう。

この事に反論がある方は、どうぞ遠慮なくコメント頂きたい。

都会は、金、経済に振り回されてしまう者達で溢れています。
インプラント医もその例外ではありません。

金を使い、ネットの上位に行って、患者さんを集めてしまえば、誰ももうそれを止める事は出来ないのです。

本物はほんの一掴みしかいません。

所がインプラント学会に所属しているメンバーは9000人を超えたそうです。
日本全国でも歯科医は10万人いません。
開業歯科医院数も7万軒程度だそうです。

その中9000人と言う巨大な規模の集まりの中で、果たして何人が本物なのでしょう?
ネットを見れば、手術時間の短さを誇り、うまい事を自慢げに書くDR,そのくせ思いっ切り切って縫ってたりするDRがいたりします。

本人は上手いつもりなのでしょうが、早けりゃ上手いのなら、牛丼なら吉野家が世界1に成ってしまうでしょう。
早きゃ良いってもんじゃないのです。
勿論、遅過ぎるのもは問題外ですが。

かように、患者さんが素人さんで何も分らないだろう事を良い事に、言いたい放題書き放題の者がえらく増えて苦々しい思いです。
何故なら、私自身がその走りでもあったからです。

しかし、私自身は実績で突き進んで来ました。
その成果に関しては、もう何度も報告しています。

はっきり言いますが、自分では上手いつもりのインプラント医が多過ぎます。
真に客観的に評価に耐え得る実績を示せる、そう言うDRを探すべきでしょう。

言葉だけ"プロ"はおこがましい、と申し上げましょう。

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即時荷重インプラント治療が危険な時代に入っている事は間違いないでしょう。

2008年09月16日 | ニュートンドクター見て下さい。
一昨日まで日本口腔インプラント学会が、有楽町の国際フォーラムで開催されました。
AAPと比較して、いまさらの如くに即時荷重が安売りの如く沢山出され、何やら簡単に出来そうなイメージを振り撒く、危険なイメージを私は抱きました。

しかも、ネット内でも即時の宣伝は凄い勢いです。
少し沈静化していたのが、またぞろ復活して来ているようです。

何度も繰り返して申し訳ないのですが、即時荷重インプラント治療は簡単に出来る魔法ではありません。
地道な勉強と経験に培われた実力が必要です。

DRは即時荷重が出来るようになると、それだけで一段上のDRになった様に錯覚して、自分の実力を買い被ります。
そして、その被害を受けるのは患者さんです。

本当にそのDRが何処まで勉強していて、どれ位出来るDRなのか、信じ切れるのかどうか、よくよく確かめてから治療を受けることを強く強くお勧めします。

大変に危険な時代が迫っている事を肌身で感じてしまい、又、必死で啓蒙活動しなければいかんなと思い、再び熱心に書き込もう、と決意した次第です。

即時荷重インプラント治療を舐めていたら、とてつもなく痛い思いを患者さんがします。
その事を覚悟して、患者さんもDRも、治療を進めて下さい。

上手く行けば完璧な結果をもたらしますが、少しでもミスれば過激なまでのマイナスを引き起こしかねない、それが即時荷重です。
全か無か、どころでは済まない危険な方法であると、良く了解して、出来るDRを探すべきであると、私は明言します。


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いざシアトルへ!歯周病治療・インプラント治療の最新情報求めて

2008年09月03日 | ニュートンドクター見て下さい。
今日の午後からシアトルへ行って来ます。

AAPアメリカ歯周病学会です。

その前にシアトル開業の秋本健先生のセミナーを3日間受講して、6日の午後からAAPです。

シアトルはワシントン大のお膝元ですから、結構アグレッシブな内容が多いのでは、と期待大です。

クリニックは、私は12日からです。

同時にスタッフ達の医局旅行なので3日から8日まで休診です。

悪しからずご了承下さい。

では行って来ます!


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臨床を見ず、論文でインプラントを語る馬鹿者DRがいる。

2008年09月01日 | ニュートンドクター見て下さい。
最近ではかなり少なくなっていますが、それでも論文馬鹿のDRが、色々なインプラント治療を根拠なしとか言って一蹴する、果ては患者さんに論文渡したりして、自己満足している、なんてアホラシイ話を久しぶりに聞きました。

インプラントは以前から言っていますが、エビデンスなんて、ほんの少ししかありません。
始まったばかり見たいな所が一杯あって、これから分かる筈と言う部分が殆どです。

その理由を説明していると長くなりますが、一言で言えば、余りにも多種類に分かれていて、同レベルで語れない所が多過ぎるのです。

インプラントは全世界で、1000種類以上あり、皆が自分が1番で論じているので、コンセンサスが生じ難いのです。

そんな事は、自分で世界の学会の場に行けば自ずと分る事で、論文だけでは見えない部分です。

そんな事すら知らず、上で書いたように論文至上主義で臨床を見ないDRが、東京のど真ん中でいるんですから困った者です。

英語が読めれば、文なんて幾らでもたいした事がないと逆に分ります。
臨床の現場では、未知の事態に備えて切り開かなければいけない事が多いのです。
特にインプラント分野なんてそうです。

ある有名大学の教授が、古臭い治療をしていて弊害に成っている事実もありますが、敢えて実例は出しません、いや出せません。
その教授、確かに海外の学会で見た事もありません。
そんなもんなんです。

最新情報を間違いなく入手するには、チャンと学会に行く事と、それだけではなく、自分自身が判定する眼を持っていないと、全く駄目です。
さる海外の有名アジア系教授が、かつて即時荷重の成績が60%未満だ、何て恥ずかしい事断言していました。

それが現実には、完全に否定されて、即時荷重の時代が来たのは衆知の事実です。
論文でも臨床でも有名は方でも、実はと言う事が沢山あるのです。

そう言う事実は、学会に出掛けて見聞きしないと分りません。
本物は、偽者と比べながら見て行かないと、見付け難いものです。
それが分るかどうかも、自分自身の実力なのです。

有名人が来るとか、財界人とかお金持ちが多く来るとかでは、何ら根拠足りえないのです。

かつて、周りからフーテンの歯医者(余りにも動き回っていて、住所不定だったから)と呼ばれた私は、本家本元を名乗るような事は控えていましたが、動き回りもしないで平気で名乗る人物には呆れるのです。
何者?と言う感じでしょうか。

分かる方には分ると思います。
失礼しました。

いずれにしろ今インプラントは、余りにも枝分かれして広がり過ぎています。
それを、基準化するのはまだまだ先でしょう。

判った気になっているDRなぞ気にしないで下さい、と言う事でした。

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MIインプラントの臨床の考え方

2008年08月26日 | ニュートンドクター見て下さい。
これも、私が連載している歯科医療用の原稿の元です。
症例写真等は載せられないので、ご興味がある方は是非購入して下さい。

即時荷重インプラント治療の現在の到達点 第6回 決定稿
MIインプラント治療の実際   -概念の混乱の時期に-
                                松元 教貢
1、基本的概念について
MIほど、今適当に使われている言葉はないだろう。セミナーで、どのDRもMIであると説明をし、その実、出た症例を見ると、これの何処がMIなのだろう?と感じるほうが多い。
MIはご存知の通り、ミニマムインターベンションとかミニマムインバッシブと言い最小限介入での治療を意味する筈で、その事に異議を挟む方はいないだろう。この最小限介入が曖昧で学問的にキッチリ定義されていない為、現在はまだ、DRが自分でMIと言えばMI、と言う感じではないだろうか。
出だしから、過激な言を繰り広げるが、私はMIをもっと正確に使用して欲しいと願っている。最小限介入と言って、歯肉を切り開き、骨をかなり露出させ手術するのは、何かおかしい時代に入った、と確信している。
歯科用CTデータで、例えば、サージガイド等で手術をしMIを目指すのは、異論はない。MIの根本に歯科用CTがあり、正確にシュミレーションし、切開剥離を少なくして、それがMIの概念で説明されるのも、異議はない。
しかし、従来の手術ドグマに捉われ、何の工夫もなく大きな切開剥離しての手術がMIとは、私には到底思えない。特に外科系のDRで、どんなインプラントオペでもフラップを大きく開き植立手術をして、手術が早く短い事を持ってMIと称するのは、概念が混乱するので止めて頂きたいと強く望んでいる。
何故なら 元々MIが唱えられだしたCR修復や顕微鏡下治療は、決して治療時間は短くない。色々な手順に従う真のMI修復は、必ず従来よりも時間が掛かる。MI根管治療等その際たる例で、歯質削合を極限まで減らすなら、かなりの時間が要る。
このように根本的に始まったMIの概念から考えれば、生体組織を如何に痛めず削らず修復し治すか、がその定義の筈で、そこに時間的概念はない。侵襲を最小限になのだから、大きな切開はMIとは言えない、と私は思う。特にインプラント1本植立で大きく切開し歯間乳頭まで切り開き手術する等、最早改めるべき時期、と提言する。そのような場合、少しの切開でインプラント植立程度は出来る筈で、それで周囲の骨と歯肉が問題を生じないなら、何ら問題無い筈である。

但し、これから解説する手術は、かなりアドバンスである。所謂フラップレス同様盲目的手技になるので、外科的素養が物凄く要求され、結果だけ見ると簡単に見える。しかし、全く簡単ではない。簡単そうと簡単は全く違う。人間国宝の棟梁が鉋掛けして見事な面を作るのは、簡単そうに見える。所が、実際やると、そうは問屋が卸さない。腕と言うのは単純な手技一つに集約され、かなりのレベルに到達しないと、それを正確に理解出来ない。
派手な大きな手術が腕が立つ、ではない場合も有るのだ。とかくビギナーは派手で目立つものに洗脳される。そうなったら、その洗脳から逃れる事は相当難しい。気の毒なのはそうなった若手である。時代が趨勢し、もう大きな外科ではない時に中堅以上に成り、又一から勉強し直しとなってしまう。
こう言う事実が過去にあって、セミナーオタクDRほど逆にヤバイ状況に陥るのだ。いつも言う事だが、セミナーをする場合、最新情報はまず出せない。自分達ですら試行錯誤し、上手く行く方法を確立しようとしている時は、恐くてとても出せないのだ。従って、安全圏で出すしかなく、時代の流れの中でやや難有りでも仕方がないのだ。ここを突破するには質問をし捲くる事、そして海外の学会に参加する事だ。それしかない。嫌がられる位の質問をして、新しい時代の方向性を知る事しかないだろう。
 今は私の読みでは新しい創生の時で、生まれ変わる時代だろう。これはどう言う事かと言うと、従来の考えを基に全く新しいものが始まる時代、と見る。かつてインプラントが登場した時、又歯周病治療で論争が激しく、現在の再生療法が出て来た時がそうだった。 再び、MIと言う新概念が生まれ、そのキーワードの下従来の治療が見直され、改良されるのだ。

 MIと言う概念が生まれてきた背景は説明するまでもないと思うが、若い先生方は意外に理解していないかも知れないので、一通り説明する。私は卒後23年。その当時の流行は、正に歯周補綴フルマウスリコンストラクション全盛で、今思うと過剰介入も見られた、歯周外科は切除療法、補綴はクロスアーチスプリント、顎位も再構築しセラモメタルでと言うのが理想だった。それがその当時の流れの中、間違っていたとは、決して言えない。その当時は誰もが憧れ、夢見た。
 しかし、それが苦い夢だった事は、自分で経験し始め如実に分かった。まず歯髄を取る為、2次カリエスで抵抗力が弱くなり悩まされ、又根管治療での病巣が出来、そこに外科をしないといけなくなる。歯周病でも似たようなもので、弱っている歯を取り込んで歯周環境を安定させ補綴で繋いでも駄目に成って行く。果ては、歯牙が破折し、如何すれば良いか、悩み捲くった。それでセミナー等で質問すると、それはこちらが下手だからで済まされ、上手に成る事、と言う解決策と言えるのかどうか、と言う答えしか得られなかった。所がその実蓋を開ければ、日本の近代歯科の父の一人である森克栄先生が揶揄したように、指導のDRですら同じ悩みだった事が判明し、何の事はない、皆同じと言うものだった。そこに、再生療法やインプラントが登場し、今に到る。  
要するにMIと言う概念は、かつての猛省から生まれ、介入を出来る限り避け、歯質、組織を温存しようと言う所で生まれたのだ。その裏には、実はCR修復だけ、歯周病治療も徹底した歯面清掃のみで10年以上どころか15年、20年と言う報告が有るのを見落としてはいけない。
お陰で、私は補綴が嫌いに成った。根管治療でキッチリ蓋をし管理するだけで、歯牙が温存出来るのに、何故削って被せるのか?いざと言う時に割れる事も考慮し、歯牙が歯冠部で破折すれば、その時始めて補綴すれば良く、その時は患者さんも高齢に成るから噛む力も弱まり、生涯歯を使えるだろうと言う考えで良いのではないか、と私は感じる。
 これは私だけの感じなので、決して強要出来ない。ただ、介入する事がいつも正しいか、と言う考えは常に持った方が良いだろう。治す為に仕方がない、と言う考えで徹底的な介入をする事、そして、外科手術が一筆書きで順序立てて進み、時間短縮でMIとは根本的に勘違いであると、私はたった一人でも指摘したい。 
 我々は歯科医でインプラント屋、外科屋ではない、と言うのが私のスタンスだ。私の所に来た患者さんは、私がインプラントを勧めない事に、驚かれる。先生はインプラントを勧めませんね、と言われる事もしばしばである。インプラントを植立する事で介入が小さくなるなら、迷わず勧める。しかし、これは歯周治療してからだ、とか診断した場合は強いて勧めない。それでも、年中インプラント治療を希望して来る方が後を絶たない。それどころか、物凄い勢いで増えている。私が強くインプラントを勧め押し進めればインプラントばかりに成って簡単だな、と思う時でも歯牙保存から考える。
 即時荷重に手を染めた理由も、咀嚼域を早く増やす事で、天然歯の咬合負担を減らす時期を出来る限り早め、温存出来る目的の為である。そこを勘違いしないで欲しい。決して腕自慢したい訳ではない。良く勘違いされるのは、私の人徳の至らない反省点である。

 ご理解頂けたろうか。MIとは、介入を出来るだけせず治す事で、その為顕微鏡や歯科用CTを使いこなすのが、本道であろう。少なくとも私はそう信じる。
 但し、最近富に出ている歯科用CTデータを基にサージガイド等で、大臼歯部の骨が充分にあるのに、無理に適用し開口を凄く大きくさせ、余計に時間が掛かる手術はMIと言う概念から外れるだろう。そんな時は無理せず、さっさと切開し、剥離を少しだけして植立すれば良い。ステントの装着に四苦八苦等愚の骨頂で、これらなど正に、発展途上で技術を上手に使えない時代の皮肉な現象だろう。言い換えると、時代の進み方が早過ぎて、完全にフォローし切れていない、と言う事なのだ。
 即時荷重を出来る事を目的とし、データ上でステントから補綴物(仮の場合が殆ど)まで準備し、その通りに手術すれば、即時荷重出来ると言うのは、まだまだ未完成で術を行なうDRの力量に左右される事も忘れてはいけない。即ち、真のMIはDRの力量を完全に問うもので、そこに到るまでの基礎的トレーニング無しでは、まず不可能なのだ。某最大メーカーのライブオペで、超有名DRが、スタッグしてミスした話も漏れ聞く位だから、甘く見てはいけない。ゴッドハンドですら、時にミスるのだ。
 MI審美即時荷重インプラント治療・顕微鏡歯科の神=DRシャネリックの昨年のAOプレゼン時、中切歯の抜歯即時植立審美即時荷重インプラント治療は度肝を抜く美しさで、予後も素晴らしく、世界最高峰MI審美インプラント治療と言って差し支えないものだった。しかし、プレゼン後のQ&Aで、すかさず質問が出て、その内容は、掛かった時間は?だった。それにシャネリックは堂々と胸を張り、ファイブアウアーズと答えた。施術に要した時間は“5時間”だったのだ。
世界最高峰で、一番見え施術し易い部位たった1本に、抜歯して病巣等掻把しインプラント植立し、直ぐに物凄く綺麗な仮歯を入れ終了までで、それ位掛かるのだ。因みに、私はこのプレゼン後、顕微鏡歯科治療と外科をほぼ断念した。私なら5時間で、例えば上顎全顎抜歯し病巣を取り切り、インプラント植立し綺麗な仮歯を入れ、平行してGBR骨造成・歯肉再生術まで出来る。どちらを取るかと聞かれたら、私は自分の方法で行く。
 そう言いながら、私は拡大鏡は使用し、常用のはカールツァイス3.6~4.5倍で、これで外科処置には充分対応出来る、と判断している。これは物凄くレンズが良く、明るく拡大率も他社とは一線を画すと考えており、実際は他社の数段上の倍率と同等性能だろうと思う。やはりMIを目指す場合、裸眼では難しい。拡大鏡下歯科治療で全くレベルが変わるので、是非使用をお願いする。顕微鏡は見える範囲が限られ、汎用性では拡大鏡に譲ると、私は考える。又、シャネリックの例で挙げたように、物凄い時間を要する事になるので、現実的に私には出来ないし、保険診療上は、到底採算ベースに乗らないだろうから、自費専門の1日4,5人の医院でないと無理ではなかろうか。

 如何であろう、私見のみで危ない発言が満載なのではと思う。しかし、本音で踏み込んで提言しないと次代の有志DR達の為にならないと考え、悪役を買って出てもと思い書いた。異論がある方は、是非言って頂きたい。議論で建設的発展が望めれば、嘘偽りなく心から本望だ。
以上で、ほぼMIインプラント治療の基礎概念は、解説を網羅したと考えるので、具体例を挙げ解説する。

症例、K.Mさん 男性 40歳
以前の回で出したようなブラインドテクニックの症例で、実は、私が出張の依頼で、MIインプラント治療をしたものである。換言すると歯科用CT3DXがない場合、如何にブラインドでMIをするか、実際の読者の先生方の為にと思い、敢えて私の医院ではなく、外での症例を用いて解説する。
自分で主張している歯科用CTを否定する訳ではないが、絶対的になければMIを出来ないものでもない。あれば理想だが、なくても可能なのだ。現に私自身2年以上前は歯科用CTなしで診療していた。ご紹介するような症例でもMIで行けるのだ。見れば分かるが普通まず間違いなくブロック移植等GBRで、その後角化歯肉獲得の造成術等込みでインプラントをされるだろう、と言うものである。

右上顎2番の喪失で補綴希望で来院された。臨在天然歯が綺麗な場合、ブリッジよりも単独インプラントが絶対有利だろう。しかし、現実的にはこれ位唇側が凹み、骨がないように見えると、顎提を増大する事を目指してしまう。
が、患者さんにしてみれば、たった1本の側切歯の問題で、GBRブロック骨移植、続いて軟組織の造成術、インプラント植立、歯肉パンチアウト2次手術+プロビジョナル歯肉形態治療後最終補綴、と言うのは長いし、手術も複数回で辛いのではないだろうか。
ブロック骨移植は当然別部位からで、軟組織移植も同様だろう。大きな複雑な手術は成功すれば術者の満足度は高いだろうし、それに連れ、患者さんも良かったと言うに違いない。メンタルなトラウマも最後には、良い結果が伴えば癒えるだろう。
しかし、怖いのは失敗した時だ。移植骨の生着は狭い領域では意外に難しい。硬組織、軟組織造成術では、どちらかと言えば、私は骨の前に軟組織を弄れる手技、今流行のプラスティックサージェリーを取得する方をお勧めする。そう言いながら、私自身は、殆どしないで解決する方法を、苦心して駆使している。今回の症例も正にそうである。
インプラント周囲の組織は生体ではないものの周囲に増大させるので、歯根や骨の上に貼り付けるのとは違う。そこら辺はまだ完全に解明されておらず、一説には倍の量にすれば行けると言われているが、検証を待ちたい。

さて症例である。具体的手技の説明をする。まず、いつも主張する触診等で確かめる。写真を見て頂けると分かるように、20号リーマー25mmで歯肉を尖通させ骨の分布を知る。骨がなさそうでも、意外にインプラント植立には十分な骨がある事が多いのだ。この症例も意外に骨がある事が、分かっていたので、後述する方法でMIで植立した。
今回のケースは、歯肉に切開を入れていないし、骨を全く削除していない。骨の分布を考え、以前紹介した十字型のオステオトームを目標を定めて、軽く叩いて順次拡大してホール形成して行くだけだ。
歯肉はホール拡大に伴い周囲へ盛り上がって行く。これが結果的に歯肉の厚みを増す事になり、退縮を防止するし、歯間乳頭にもなる。骨もエクスパンジョンされ、顎提も多少成りとも増大するので、GBRに似たような結果が出る。

全てフラップレスどころかブラインドで、何もしない所から骨を狙って、ホール形成し押し広げて行くのだ。ブラインドテクニックは言葉だけでは、全く伝え切れない。狙い方、触感、叩き方、方向性等全て経験と度胸が必要だ。触れていて骨が危ない状況に成ったらどう感じるのか(勿論触れている指に強く感じるのだが)、その程度の判断が難しい。コツを一つ言うと、必ず骨体基底部は骨が存在している。なので唇頬側-口蓋舌側の間には間違いなく骨が存在している。その事を理解して、骨の有る所を考えて狙うと良い。スターティングポイントと方向性が定まれば、後は自動的に決まる。勿論、歯科用3DCTがあれば万全だろうが、なくてもこうして解剖を習得すれば出来る。ここら辺が義歯を取得する事がインプラントに凄く役立つと主張する由縁である。この詳細は、又別の機会に譲る。

使用しているインプラントは悪評高きノーベルダイレクトである。が、この症例のように削る事を一切しないと、厚い歯肉で囲まれ退縮し難い。しかも確かにこのインプラントは軟組織維持能力に優れている事は、私も確認している。だが、闇雲に植立して言い訳ではない。ホール形成時、骨が押し広げられている感触、ホール内面をWHOプローブやサイナス用のデプスゲージ等で触診し、骨で取り囲まれているのを確認すると良い。上手く出来なかった時は、潔くフラップを小さく開けて、ホールを修正して植立後、唇頬側に極小さいGBRをする方法に切り替え、閉じるしかない。その場合、私はPRPとHAを固めて置くだけで、必要ならその上にコラーゲンの膜を置くだけしかしない。

即時荷重を狙う場合、ネジきりはタイプ1以外はしない、そのまま植立するだけである。ノーベルダイレクトは植立し易い。35Nを超えたら即時荷重出来る。但し、メーカー推奨値は45Nであったと思う。コツを言うとアダプテーションテクニックで、細めやや深めの形成をして骨を直接押し広げながら植立すると良い。今回使用している3.5mmなどはとても細いしテーパー型なので、ホール形成もすぐ終わる。1発で上手く決める事が大変に重要なので、やり始める前の触診を慎重にして欲しい。歯科用3DCTがあると、ここが楽なのである。ブラインドテクニックでは、何時でも開けられ、リカバリー出来る技術がある事が必ず前提条件となる。
この症例では、対合歯が挺出しており危険な可能性が高いのと、依頼DRの意向もあり、シェルを隣接歯に接着してオペは終えた。後は4ヶ月以降ぺリオテスト値で確認して、天然歯同様に形成、型取りしメタルボンドを装着して終了である。

何度も言うがブラインドテクニックの要諦は、触診である。歯肉頂から骨に触れ、そこから10mm位深い所まで骨を探れば充分なので、詳細に20号リーマー25mmで触診して、骨を把握して欲しい。経験を積めば、必ず修得出来るだろう。
言い換えると、何もしないで歯肉を尖通し骨をエクスパンジョン、拡大してホール形成して退ける方法で、フラップを開かない為に、血流を全く阻害しない。だから、骨をエクスパンジョンしてもフラップを開けた時のように、1mm弱吸収する恐れはないだろう。それどころか、骨頂では盛り上がる現象が観察されているくらいだ。
何もしない、インプラントを植立するだけ、術後に傷口も無い。しかも、ドリルすら使わないので、歯肉も骨も傷付かないし温存出来る。これ以上のMIがあるだろうか。これこそMIを極めたインプラント手術である、と私は信じる。2003年当時、今流行っている手術全盛で自分もしていた時代に、DRラムから初めてこの治療の原法を見せ付けられた時の衝撃は、今尚忘れない。この方法は、色々と応用させられ、皆さんが思っているよりも、ずっと適用出来る。現に、私は日々実践している。が、とてもバリエーションが多過ぎて、網羅して解説し切れないので、基本の概念と手技の解説のみでご勘弁頂きたい。

ブラインドテクニックをかなり応用する時代が、必ず来る。今は創生創造の時なのである。インプラントが従来の天然歯の手技で始まった延長で、必ずフラップを切り開き骨を露出させ植立するしかない、と言う事実がドグマである事、更に出だしで過激な言い分をした理由、ご理解頂ければ幸いである。
インプラントと天然歯は根本的にその概念、扱いが違う、と言う事に今我らは気が付き始めている。今年のAOボストンの学会でも、似たような概念を発想して考案したのであろう手術、手技が幾らか見られた。インプラント治療は劇的に変わるのだ。

私が気が付いたヒントを最後に一つ挙げよう。インプラント治療は完全に人工物で天然歯の生えた審美的状態を模したものを人工的に創り上げるもので、生物学的にまで天然歯を真似るものではない、と言う事なのだ。まだ何処でも提唱されていない、世界的にも前例が少ない分野の解説なので、何を言っているんだ、と憤慨されるかも知れない。しかし、余りにも外科が流行り過ぎる時代に、MIとインプラントとはの私の考えを率直に述べた。外科が拡大して行く事は、患者さん側に二の足を踏ませる事に成るのは、間違いない。もっと患者さんは楽な治療を望んでいるのである。その時に、ブラインドテクニックは、市場を物凄く広げるだろう。
しかし、アメリカの二の舞にしてはいけない。それこそ昨年DRアルブレクソンが主張した事だ。なので、やはり歯科用3DCT普及に拠る安心、安全の確立が正道であろう。
今回の症例提供頂いた嶋典子先生にはこの場を借りて、感謝の意を表する。


今月はここまでである。次回はトラブルを解決した症例のお話をする。又前例の無いものを供覧する予定である。ぜひご拝読頂きたい。

インプラントの真実 大田区 インプラント 即時荷重インプラント

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真っ当なインプラント治療は術中の診断から!歯科用3DCTしかありません。

2008年08月25日 | ニュートンドクター見て下さい。
真っ当なインプラント治療の決定打は、やはり歯科用3DCTです。
骨の中に立体的にチャンとした所にチャンと植立されているかどうかは、歯科用3DCTでないと判定出来ませんし、手術中でも確認して進めるには、最早これしかないからです。

これが、実は物凄く大事な概念ですが、術中の診査・診断が非常に重要なのです。

どうしてかと言うと、どんな神業の持ち主でも、最初の3DCT画像では、完全に骨の形態、中の骨髄の状態を把握し切れないからです。

具体的に言えば、3DCT画像で見えていても、実際にはその通りに寸分違わず植立出来るには、それこそ超天才的な技量を必要とする、と言う事なのです。

私自身も最初3DCTを入れて、それ通りに植立するのに、物凄く苦労しました。
何とかかんとか、合格点を上げられる植立をしてきて、解決出来ては来ていましたが、冷や汗をかくような場面も時にはありました。

3DCTで見えるように植立するのは、それこそ全力の力を注ぐだけでは飽き足らず、神仏のご加護をも必死で祈り、患者さんを救って頂けるように念じ続けながら手術しています。
それは、今でも全く変わりません。

どんな簡単そうに見えるインプラント手術でも、それは患者さんにとっては、金属の棒、ネジを埋め込む、異物を体に入れる作業に違いないからです。

それなら絶対に、体に害を為すようにしてはいけない。
それが、絶対条件だからです。

それには、術中に少しでも不安を感じたら、即3DCTを撮影して確認をする。
それがとても有効な方法なのです。

最早これ以上に安全性を把握出来るものはないだろうと確信出来るからこそ、決定打であると断言出来るのです。
私自身は、歯科用3DCTがある医院と、ない医院とでは一線が引かれてしまうであろう、と個人的には確信しております。

これはインプラントだけのお話ではなく、歯科治療一般でのお話ででもです。

真っ当なインプラント治療、歯科治療を求めるのなら歯科用3DCTが、鍵を握る。

患者さんだけでなく、DRにこそ知って置いて欲しい事です。

歯科用3DCTによる術中診断。
これが決定打です。

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インプラントの学問で最先端にはエビデンスはありません!

2008年08月21日 | ニュートンドクター見て下さい。
のっけから過激な話をして申し訳ないのですが、即時荷重とか審美領域のインプラント治療では、これが間違いがないと言うエビデンスがそんなに沢山ある訳ではありません。
確実な根拠のある治療を謳っているHPとかブログが、最近は良く見られますが、その出所は皆同じで、似たり寄ったりなのです。

インプラントの植立位置の置き方どうするべきかは、所謂2回法のインプラントではある程度判明していますが、1回法のインプラントではまだまだ判明していません。
これは強調して置きます。

一時期、某大阪の有名なインプラントDRの名前に似せた名前での問い合わせがコメントで来て、そこら辺のお話になりそうな事が起きました。
私は、その先生に失礼な事ではないかと考えて、その事も指摘し、怪しい質問はまともには答えられない、と注意しました。

あれから、結構時間が経ちましたが、今でもあの辺の解決をどうするべきかは、これが良いと言う答えは出されているとは言えません。
現時点でも精々症例報告でしかなく、その数とか分析とかでも、とてもエビデンスと言える状況ではない、と勉強しているDRほど理解出来ている事でしょう。

私自身は、あの質問に対して答えられる実績とか、色々な出せるものを持っていますが、現時点でも論文になっていないようなものを、易々とブログ内で書ける筈がないのです。
それは学問の世界の常識です。

最先端情報をブログで、平気で書くDRはいる筈がありません。
それなのに、色々なHPやブログで、それを匂わせる事を書いている所が、とても目立ちます。

本物かどうか、かなり怪しくなると、私が腹が立つ理由です。
学問的にインプラントの最先端分野ではエビデンスと成るものは、ほんの少ししか存在していません。
そして、その知識は少なくとも真面目に勉強しているインプラントDRなら、たいていは知っているものです。

皆が、どんぐりの背比べでしかないのです。
これがインプラント界の実態です。

厳しいようですが、もっと根本から、自身の臨床から組み立てた理論、論文等を出して、理路整然と語れるDRに成って欲しいものです。
美味しい話ばかり平気で書いていて、その裏実績とか理論で人様のものを借りているにしか過ぎない者が多過ぎます。

自分の臨床を、語れるDRをお探し下さい。

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インプラント界を跋扈する論文族

2008年08月19日 | ニュートンドクター見て下さい。
私はインプラント治療に20年以上関わっています。
なので、恥ずかしながらブレードの経験もありますし、サファイアの経験も少ないですがあります。
全て実地体験で自分で知っています。

幸い私が関わったこう言う前世代のインプラント患者さんの治療は、大きなトラブルもなく無事過ごしていられるようですが、かつてのこれらのインプラントの散々な成績は、今や肌で知る人も数少なくなって、皆文献上のお話ばかりです。

怖いのは、こう言う文献上でしか知らない方々の、発言です。
所謂、論文、論文とお題目のように繰り返し、では実際の臨床上ではどう応用させるのかと問えば、出来ませんとしかならないのです。

しかし、臨床の現場では、そうは行かない事ばっかりです。
過去を手繰れば治療方法が分るなら、ルネッサンの時代に戻る話になりかねません。
どんな場合でも、新しい治療方法は実績のない所、実際の現場患者さんの苦しみをを解決して差し上げたくて、悩み苦しむ医療人達が創意工夫しながら生み出して来たものなのです。

勿論、呪いのようなものとか、余りに突拍子もないものは拙いと思いますが、科学的、医学的、生物学的類推からこうではないかと言う治療方法まで否定し中傷するのは異常であると、私は指摘します。

しかもインプラント界自体が激動の時期であり、変化が激しい時代にあって、古めかしい論文がどれ程役に立つのか?
生物学的法則、ルールは十分に認知され始め、それがどの論文であるか、皆が承知している、すなわち教科書化している事実で、それは一定の役割を果し、学問として固まってくれるのです。

学問として固まって行く事と、臨床の現場では、齟齬が生じてしまう事は当然なのです。

超ベテランのDRがよく言います。
教科書通りじゃないと患者さんを責める馬鹿がいる、どんな場合でも正しいのは患者さんで教科書なんて時間と供に書き換えられて行く定めなのに。

所が、現実にいまだに頭が固いというのか、教えられた事に忠実と言うのか、私に言わせれば自分で責任を持って創案する事を放棄しているとしか思えないDRが、苦労をして色々創案するDRにすぐ鬼の首でも取ったかのように、論文は?根拠は?と非難するのです。

何でもかんでも無理やり解決させようと、無茶苦茶な事をしている訳でもない方に、失礼な事を年長と言うだけで言ってくる者が絶えないのです。
困った者です。

論理的に討論する事と、単なる中傷とが区別が出来ないようです。
議論するならもっと話し方が違う筈なのですが、彼らはそう言う議論が苦手のようです。

そう言う方々には、ぜひ海外の学会等に参加して頂いて、その論文を書いているDRの実際、そして議論の仕方等を実地で見て頂きたいものです。

私は決して論文を軽視する者ではありませんが、かと言って学会等で今度アクセプトされたとして出て来るのを実際で見ていると、国内での情報の狭さを感じない訳にはいかないのです。

繰り返します。
論文は決定的に現場よりも遅くなる、だから最先端領域では力にならない事も多い。
だが、定説を決めるお役目はある。
それだけのものでしかありません。

患者さんにまで根拠論文を渡す事をしている方は、自身の臨床結果の積み重ねに自信がないのか?との謗りを受けるでしょう。
頭の切れる患者さんなら、その論文を書いているDRと先生は同じレベルの腕なのですか?と質問しかねないでしょう。

結局、いつも言うように、DR個人の成績でしか何も語れないのです。

私が出したPRDでの発表でも、私があそこまで出せる結果でしかなく、私より優れた方ならもっと良い成績を出せるでしょう。
逆は言うまでもありません。

論文、エビデンスの持つ怪しさ、あやふやさ、ご理解頂ければ幸いです。

所詮、腕は個人の資質でしかないのです。

若いDR達に言いたい事は、だから自分の結果を地道に積み上げて記録し、常に振り返り、方向性を探り、平行して世界の動向を学んで欲しい、と言う事です。
誰に師事せずとも、それだけでも相当上のレベルの到達出来ると、今はそう言う時代、ネットで世界と繋がっている時代であると信じます。

若い方々へ、野心を抱き、頑張って下さい。
煩く言って来る年長者なんて気にするな!


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