私はこう言う治療が17年前出来るようになりたかった。
17年前と言うのは、恩師今間先生が急逝された年です。
まさかこんなに早くお別れが来るとは思わず、報告したかったお話、症例があったのにと凄く悔しかった思い出があります。
当時、私はある患者さんでその時の世界最先端である抜歯即時植立同時GBR骨造成インプラント治療をして成功させていました。
垂直的に10mm以上骨造成させて、しかも、上顎の前歯の部位でと言う、当時では何処でも聞いたことがないインプラント治療を私は数例成功させていたのです。
それを法人の勉強会で今間先生の見ている前で報告したい、と温めていました。
その矢先に、先生は天に召されたのです。
17年以上も前のお話ですから、今回出している治療方法とは全く違う、かなり大きく歯茎を切って開いて捲って、今はもうないGOREの非吸収性膜を使ってと言う大変に難しいものでした。
当然のごとく2回法の術式でした。
正直、膜が露出する危険性が高くて、非常に難儀した思い出が強くあります。
当然、患者さんは非常に辛い、と言う状況を強いられました。
そして、17年以上の月日が流れ、今では1回限りの手術の方法で、ここまでのことが出来るレベルに到達しました。
あの当時に比べたら、比較にならないくらい低侵襲です。
しかも、治癒も早い。
このような成果を今間先生に見せて自慢したかった。
きっとニヤッと笑いながら、マッちゃんやるじゃねえか、と褒めて下さり、でもな俺もこんだけやってるぜ、ともっと凄い仕事を見せて下さったことでしょう。
もし、先生がご存命であったなら、間違いなくそうであったろうと私は確信しています。
それほど凄い方でしたから・・・
明日からタンパでAOです。
天国に召されて、神様に凄いインプラント治療されているに違いない今間先生に負けないように、頑張って勉強して来ます。
いつもいつも私の胸には恩師の姿があり、それが前進し続ける力を与えてくれます。
生きていてくれたら、もっともっと凄いこと為されていたに違いない、と言う熱い思いがあり、それに向かって挑戦し続ける、それが私の原動力です。
いよいよ明日です。
行って来ます。
ブログランキングに参加しました。
ポチッとお願いします。