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10年と言う時間軸から考える歯科 ノーエビデンスで解決しなければならない問題 有志の先生インプラント寺子屋へ

2020年08月29日 | Weblog
10年、と言う時間軸を、歯科界は良く用いる。

でも、それは10年経った時の患者さんの全身状態への配慮がとても重要だと思うし、又10年使ったと言っても、その後骨や歯茎がボロボロではいけない、と思う。

何よりも、私自身がかつて老人ホーム、往診車による高齢者歯科医療を経験して味わった無力感、がその底辺にある。

歯を残すこと、が現在では史上最高の価値、となってる歯科界にモノ申すことになるので、躊躇してしまうことも少なくないのだが、やはり誰がが声を上げていかなければならないと思って私見を述べる。

ハッキリ書かなければならないのは、人は噛んで咀嚼して飲み込んでで歯は絶対に要る、と言うようなものではない、と言うことだ。

自らの職業、長年に渡って携わって来た仕事を否定する訳ではないが、歯は人にとって付加価値、生きることへプラスαを与えてくれるもの、にしか過ぎない。

これはとても重要な視点で、我々は目を向けないことが殆どなのではないだろうか・・・

歯を治すこと、残すこと、が史上最高の価値、と定義されてしまうことで、無理無理引っ張った歯が、最後の最期で割れたり、カリエスで駄目になって、残根状で残ることの後始末の付け方の大変さ、を皆さんは身を持って経験されたことがあるだろうか?

私は、上記の勤務医時代何度も何度もそう言う事例に当たった。

どうしてもっと早い時期、決断すべき時に決断して抜歯して置かなかったのか?と義憤に駆られることが多かった。

高齢者になると、歯科治療受けることすら、とても大変なんです。

時間的にも、体力的にも・・・

往診で、クリニックレベルの治療なんて無理です・・・・

全身状態が落ちて、寝たきりとか、車椅子とか、口の中も壮絶としか言いようがない状態の患者さんのお口の中で、その患者さんを救うためとは言え、抜歯しなければならないことの大変さ、後始末も大変さを経験すればするほど、歯を残し過ぎることの負の面を思い知らされた。

そして、現代。

ビスフォの問題とかも絡んでしまって、容易に抜歯することも大変な時代になって、その歯はその患者さんに生涯添い遂げることができる、と思いますか?もしくは先生の力量で添い遂げさせられますか?と真摯に問い詰めたい。

ハッキリ書きますが、高齢者は甘いモノが好きです。

そして、全身状態の悪化で投薬されてて、唾液も減っています。

当然、天然歯はカリエスに壮絶に侵されます。

根面カリエスなんて生易しいもんじゃなくて、エナメル質すらも容易に破壊されます。

そのスピードは半端じゃありません。

そして、平均データで男性は8年弱、女性なら10年以上介護状態で人生を閉じていきます。

介護状態の人生をどう過ごさせて、看取ってあげられるのか?

歯科業界はそこにどう関わっていくべきなのか?

全高齢者、介護老人を口腔ケアで守れるなんて夢のまた夢です。

何故なら、圧倒的にマンパワーが足りない。

介護業界がマンパワー不足なんですから、口腔ケアにどれだけ人手を割けるのか?

その時に、歯科治療の意味、意義は?

その歯はその患者さんの人生の中で全うさせられると思いますか?と言う視座。

そして、歯科的介入は高齢になればなるほど治り方も遅いし、時間が掛かるし、大変です。

勿論、だからと言って、何でもかんでも抜いてインプラントとか義歯にしろ、と言うのは暴論だ、と私も明言します。

それでも、介護現場、高齢者の看取りと言う問題に対して、歯科業界はどうするのが良いのか?

歯の原因による痛みは、時に壮絶ですから、そこをそうならないように守ってあげるにはどうしたら良いのか?

私自身は、いつも患者さんに70歳までに治療は終わらせて、その後はメインテナンスで守る、介入することは最小限に留められるようにする、と言うのを提案しています。

これもハッキリ書きますが、今はエナメル質よりもオールセラミックの方がプラークの付着からも守られ、お口全体の汚れも少ない、と実感してます。

つまり、歯髄をできる限り残し、ゼラミック冠を被せること、で歯が残せそうだ、と思っているんです。

ゴールドだろうとメタル、金属は駄目です。

イオン帯電するので、プラークが着きます。

エナメル質は、長年の人生でクラックとかが入り、まず駄目です。

新しい歯を守るエナメル質としてオールセラミックはとても有効だ、と個人的責任で明言します。

簡単なブラッシングで落とせる環境を整えること、が何よりも重要な時代だ、と思います。

そう言う意味で、インプラント治療が適切に為され、機能的にも審美的にも優れたセラミックが被されれば、とても良い状態が続く、と確信しています。

でも、これってまだ人類が未経験なこと、なんですよね。

ノーエビデンス。

そう、ノーエビデンス、なんです。

さあそこに対して、若き有志の先生方、どう答えを創っていきますか?

エビデンスを築いていきますか?

それ次第で、歯科業界へのステータスは相当に変わるだろう、と私は予感してます。

私は、個人的事情で、そこに対してトライアンドエラーを繰り返しながら行けるかどうか、もう分かりません。

今30代、40代なら、迷わず行ってますね・・・

残念ながら、私は今年還暦です。

申し訳ないが、そこまでのパワーとかが自信がありません。

なので、無責任かも知れませんが、問題提起はして、できるだけのことはして参りますが、途上で倒れるかも知れませんので、次代に託すしかないんです。

私のように、総義歯免許皆伝授かって、介護現場にも行ってて、インプラントもしてて、再生療法とか、全てノーエビデンスで取り組み続けて来た人物は余りいない、と思っています。

ノーエビデンスなら、自分で創るしかないんです。

目覚めた時代の有志の活躍を期待しています。

そして最期に、できたら寺子屋に来て下さい。

生々しい、ノーエビデンスで立ち向かった記憶、記録を語らせていただきます。

絶対にお役に立ちます。

私の30年を凝縮した話をします。

私の30年を受け取って欲しい、それが寺子屋をし続けている理由です。

他では絶対に聴けない話満載です。


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