私は低侵襲外科で治すインプラント、歯周再生外科、下顎の親知らずの抜歯などを2003年から直向きに追求して来ました。
当時は、そんな考え方は全くありませんでした。
当時は腫れる痛むのは当たり前、だでした。
私が腫れない痛くない低侵襲な手術をし始めて、今は流行りのようになってます。
しかし、腫れない痛くない低侵襲手術が全てを解決できて万々歳かと言うと違うんです。
痛くない腫れないようにできると、患者さんが大したことはない、とたかを括り、甘く考える、ハッキリ言うと舐めた行動をされる、問題行動をされる方が出てしまうんです。
幾ら低侵襲で治せてても、手術は手術ですから、患者さんがちゃんと静養しないと残念な結果になることもあるのです。
手術したら終わり、ではなく、手術したらちゃんと静養して治るようにする、のは患者さんの協力がないとできないんです。
これは幾ら腫れない痛くない手術できてても同じ、なのです。
患者さんから見たら、楽だった、何ともないと感じられた、と言うのは、その先生の手術が素晴らしく、腕が良くて勉強も良くされてるからだ、と知って下さい。
そして、私は明言します。
手術をされたら、ちゃんと治るように頑張られるのが患者さんのお役目なんです。
良い先生に任せたからもう終わり、はないんです。
そこからは治るかどうかは患者さんにかなり掛かっている、と知って下さい。
我々は、上手く行くようにあなたを見張り続けることはできません。
あなたを見張るのはあなた自身なんです。
ここはとても大事なことですので、心に銘じて下さい。