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抜歯即時荷重インプラント、審美部位での本当の治療経過報告

2020年05月22日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
写真は、審美部位への抜歯即時荷重インプラント治療手術後3週間と4日後の状態です。
 
今回は、この患者さんの症例で、審美部位への抜歯即時荷重インプラント治療を詳しく解説します。


武漢コロナウィルス騒動で、歯科が感染する危険性が高い仕事とマスコミで報道され、全国で受診抑制が起きてしまいました。
 
しかし、そんな時でも、病気は待ってくれません。
 
この患者さんは、ご紹介で遠方から飛行機や新幹線でわざわざお越し下さってくれました。
 
初診のレントゲン写真は、このような状態です。
 
 


歯質が薄くなってしまってて、歯根破折して、グラグラしてました。
 
CTはこのような状態です。
 
 
歯槽骨が溶けてしまって失われているのが分かります。
 
その時の写真は下の写真です。
 

直接iPhoneで撮れてないので、カメラのモニター画面ですみません。
 
それでも、歯肉にニキビの吹き出物のようなモノが2つもできているのが分かります。
 
かなり悪い状況です。
 
これを様子見で待っていたら、歯槽骨が相当に失われて、患者さんは受ける被害は大変なことになります。
 
精査させていただいて、歯茎の状態、骨の状態、患者さんの治療に対してのご理解、ご協力をいただけるのか、をお話しして、ギリギリ今の状態なら私の経験上抜歯即時荷重インプラント治療で治せる、と判断してお引き受けしました。
 
幸いと言っては何なのですが、武漢コロナウィルス騒動の影響で、当院も患者さんのキャンセル、治療先延ばしが起きていましたので、この患者さんの手術は直ぐにできることになりました。
 
手術は、初診から10日後に入りました。
 
非常に難しい状況ですので、超慎重に抜歯をし、病巣の除去を徹底的にしました。
 
そして、確認のCTを撮影しました。
 
CTを撮影することで、本当の骨の状態が歯茎を切り開かないでも正確に把握できます。
 
但し、ここでご注意いただきたいのは、私の使っているCTは3DXCTと言う世界最高のモノですので、他社のCTがどうなのかは存じ上げません。
 
少なくとも3DXCTは、世界最高の低被曝と美しい画像を両立しているマシンです。
 
 
綺麗な画像を見せたければ、放射線量を上げれば簡単です。
 
しかし、それでは被曝線量が高くなってしまいます。
 
低線量で綺麗な画像を作るのは、矛盾する問題を解決しなければならないんです。
 
それを日大の特任教授新井先生が、世界初めて開発して、特許も取られて世に産み出した世紀の名機が3DXCTなんです。
 
3DXCTなら、通常の歯科で使っているデンタルレントゲン写真のようにCTレントゲン写真が撮れる。
 
そう言う世界唯一の歯科用CTの歴史に名を残すのが3DXCTです。
 
これなら、被曝量を心配しないでCT撮影できる、と言う名機です。

ちなみに、耳鼻咽喉科でもアクイトムと言う名前でCTとして使われていて、私自身の経験ですが、耳鼻咽喉科では防護服もありませんでした。
 
勿論、私の医院では、防護服は必ず着ていただいてます。
 
 
 
そして、3DXCTで骨の状態を確認し、精密に丁寧にインプラント植立をし、インプラント周囲には骨造成処置を行いました。
 
その手術直後のパノラマレントゲン写真が以下です。

 
デンタルレントゲン写真が、以下です。

 
そして、3DXCTが以下の画像です。



唇側に全く骨がなかったのが、骨造成されているのが写っています。

ボリュームレンダリング画像、立体的に構築した画像では、インプラントのネジの状態が写っていますが、実際は薄い骨や骨造成したモノは、インプラントと言う金属が強く出てしまって画像上は飛んでしまって写ってこないだけで、しっかりとインプラント周囲には骨があるようにちゃんとなっています。

ハレーションと専門用語では言うんですが、それが起きてしまっている、と言うことなんです。

手術直後は、以下の写真です。
 


手術直後なので、血が固まり始めています。

患者さんの自己血から造成したCGF、簡単に言うとかさぶたの役割をするモノが、仮歯と歯茎の隙間に挿入されています。
 
仮歯が短くしてあるのは、噛み合わせた時にぶつかってしまうことを避ける為です。
 
隣りの歯と全く同じようにしてしまうと、埋めたばかりのインプラントに強く力が加わってインプラントが骨とくっ付いてくれなくなる危険性があるので意図的にこうして、トラブルが起きないようにしているんです。
 
手術翌日が以下の写真です。

 
全く腫れてませんし、痛がられてもいませんでした。
 
その時の、手術翌日の写真が以下です。



既にCGF、人工的に作ったかさぶたが傷口にできているのが分かります。
 
とても綺麗な傷口です。

 
手術後2週間でこんなに綺麗に治ってくれています。
 
吹き出物のような病変も、実に綺麗に治っています。


 
そして、今日手術3週間と4日後。
 
ペリオテスト値、インプラントの骨との安定度もバッチリでしたので、仮歯を整えてセラミック冠の型取りをする準備に入ります。



手術後3週間と4日後の仮歯に、直接光重合レジンと言う綺麗なプラスチックの素材を少し大きめに盛ります。



隣りの歯を良く見ながら、調和できるような形が作れるように盛り上げて、綺麗に整えて削って行きます。



大まかに整えたら、仮歯を外して、仮歯全体の形を整えて、出し入れしながら、歯肉との調和も図ります。
 
ここの作業が審美的インプラント治療では、とても大事です。



着脱を繰り返し、歯の形、歯肉との調和、噛み合わせの調整を丁寧にして行きます。



だいたいこれで良いかな、と言う状態になったら、患者さんにも鏡を見ていただいて、患者さんの希望、望みを伺います。
 
今回も、わあ綺麗ですね、と大変喜ばれました。
 
でも、これで仮仕上げなんです、本格的に磨き上げて綺麗にしますね、と説明して仕上げます。
 
今日の仕上げ状態は、以下の写真です。



仮歯の出したり入れたりを繰り返したので、少し血が滲んでいます。

 
ここまで手術後3週間と4日で仕上がりました。
 
後は、セラミック冠の型取り、装着です。
 
 
あと親知らずが気になられる、とのことなので、インプラントの骨、歯肉の治癒、調和待ちの時間に抜かせていただける、とのことです。
 
 
 
 
審美部位への抜歯即時荷重インプラント治療。
 
 
武漢コロナウィルス騒動の中で、緊急性があってさせていただきましたが、無事非常に上手く行き、ホッとしました。
 
たった3週間と4日で、安心できる状態、綺麗な歯がある状態にまで治りました。
 
 
 
ちなみに、今回は理想的な治り方、スピードで治りましたが、個人個人の状況、体質により差があることはご理解下さい。
 
 
当院のインプラント治療のモットーは、直ぐに歯が入る、腫れない、痛くない、怖くない、1回限りの手術で終わらせる、早く綺麗に治り長期的予後も良い、と言うモノです。
 
患者さんが望む理想のインプラント治療を最も叶えている医院である、と自負しています。
 
 
真剣に、インプラント治療に悩んでいる方、考えている方は、03‐3775‐0044までお電話の上、担当者とご相談ください。
 
 
初診の検査料、CT、カウンセリングでお約束1.5時間で15000円(税込)です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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