もう12年になります。
抜歯即時荷重インプラントを審美的に治しています。
前歯の写真は今朝のモノです。
やったことは、抜歯して、病巣除去して、インプラント植立して、骨造成と仮歯付けるのを並行してやっただけです。
世界標準のインプラント治療では、口蓋の歯茎から歯肉を切り取り、このインプラントの周りに移植すると言う付加的手術を加えます。
が、それだと当然患者さんは、インプラントした所以外の傷口ができることになり、余計に痛むことになります。
私のやり方は異端で、我流と言われてしまうモノでした。
更に言えば、私のやり方は腫れたり痛んだりしない身体に優しい低侵襲な手術でやると言う所も世界最先端でした。
しかし、現在ではこのやり方がデュアルゾーンテクニックと命名されて、世界のトップであるニューヨーク大からのやり方として紹介されています。
ニューヨーク大から新しいやり方として命名され紹介されたのはこの2、3年です。
で、私のこの患者さんは12年。
私は、このやり方をもっと前から実はしてました。
なので、世界を10年先回りしてやっていた、と言うことになります。
更に言えば、私のやり方はティシュレベルTLインプラントを用いていること、が異質です。
他のやり方は殆どボーンレベルBLインプラントを使ってますので。
専門的になりますが、インプラントはTLインプラントの方が機械的強度も高く、心配されるインプラント周囲炎も起こしにくく安心安全と判明しています。
しかし、標準治療はBLインプラントが使われています。
その訳は、TLインプラントの方が難しいからです。
ニューヨーク大のデュアルゾーンテクニックでもTLインプラントは使われてません。
TLインプラントで、審美部位に抜歯即時荷重インプラントで安定的な成果を上げているのはかなり珍しいのです。
しかし、抜歯してインプラント植立して仮歯が初めからあって、長期的経過も良くて治るなら、患者さんには何よりなのではないでしょうか。
シンプルイズベスト、が患者さんの望まれることですよね。
10年以上前には、世界的にも誰もやらないやり方でしてのでかなり怪しい目で見られましたが、流れは変わって来ました。
即時荷重インプラントで21年前からやり始めてて、最近になってネットとかでも即日インプラントとかワンデイインプラントとか宣伝されてますね。
全部私の二番煎じです。
即時荷重インプラントも、2000何当時は気狂い扱いでしたから、同じことが審美抜歯即時荷重インプラント治療でも起きてる、と言うことでしょう。
私は本当に運が良かった、と言うことです。
良き恩師に恵まれて、始めから正解を教えていただけてそれを極めることに時間を使えました。
後から始めた方々が苦労する所とか、抜歯即時荷重インプラントのことは私は知り抜いてるので、業界のためにも正しい知識を広めよう、と思います。
有志の先生は、是非facebook動画とかをご覧下さい。