こちらの患者さんはとても思い出深い方です。
何しろ何年も前から私のインプラント治療受けたい、とネットの情報を見られてて、やっと来れたと言われたんです。
そして、この方とにかくお仕事の関係で一つ所に居られない、と言う方で、この時3ヶ月は居られるので、やって欲しくて来ました、と。
えーっ、治療期間3ヶ月ですか!まあ、何とかできるかな、でお引き受けして、幸い2日連続で手術入れることができて、全顎的に抜歯即時荷重インプラントと歯周外科とサイナスソケットエレベーション骨造成GBR同時のインプラント植立をさせていただきました。
裏話をすると、大変申し訳ありませんが、で他の患者さんさんにお約束を譲っていただくことなんかもして日程確保しました。
有り難いことに、うちの患者さんはお互い様で助け合い、と言うことをご理解いただける方ばかりで、快くこの方を救って上げて下さい、とご協力いただけました。
そして、やりました。
もうその2日間はこの方の手術しかできませんてました、私には。
手の早い、上手い先生ならもっと短時間でおやりになれるのかと思いますが、抜歯から始まり、病巣除去、インプラント植立即時荷重、骨造成GBR、歯茎再生、仮歯作製装着までをひと時も気を抜かずに、腫れないように痛くならないように手術するので、これが私の精一杯でした。
その他にも、同時に残存歯の歯周外科もしましたし、仮歯も作製装着し、左上のサイナスソケットエレベーションによる骨造成GBRしてインプラント植立もしましたので、もうもう私にはこれ以上無理、と言うレベルで仕事させていただきました。
だから、強烈に記憶に残っていて、更に手術後、滞在期間が1ヶ月短くなった、と言われて、これ間に合うの?ととてつもなく心配でした。
しかし、この方は天に味方されていた方でした。
とても上手く治り、前持って技工士さんとも打ち合わせしてあったので、奇跡的に間に合ったのでした。
左上だけ残して、他は全て手術後2ヶ月と1日でセラミックまで入ったのです。
私も自分で驚きました。
こんな早さで治せるんだ、と感激したのをとても強く覚えています。
特に右上顎の臼歯部、がよくぞ間に合った、と信じられない思いでした。
そして、その年の終わり頃、残された左上にセラミック入れる為に来られて、無事入り全て終わられたのでした。
2014年夏はこの方の為に必死だった、と言える方です。
それが先日又東京なら行けるから、セラミック取れてるのでで本日拝見させていただきました。
久しぶりどころか、治療後診てないんです。
なので、とても不安でした。
何か起きてやしないかな…と。
ところが何ともなってなかったのです。
凄い、と思いました。
やはり、インプラントとセラミックの治し方は本当に良い、と実感しました。
歯垢プラークが着かないんです。
だから、守られてるんです。
他の治療ではあり得ないことです。
金属の治療とか入れ歯は必ず汚れます。
セラミックは汚れません。
だから、今回のこの方も良い状態を保てたのです。
勿論、スタッフは歯肉のこと考えて、ブラッシング指導一生懸命していした。
たった2日間の手術で外科は全て終わり、後はセラミック入れるだけ、で済んだんです。
治療期間も2ヶ月でした。
しかも、私の手術なので腫れたり痛んだりさせないやり方を駆使しました。
だから、2日連続でと言う無謀な計画もできたのです。
やはり、身体に優しい低侵襲外科は早く綺麗に楽に治るんです。
私はこれからも益々この道を追究してまいります!