自己紹介が遅れましたが、させていただきます。
私は1987年日大松戸卒業の歯科医です。
87〜89の3年間、総義歯の名人、泰斗と言われるお師匠様の弟子になり修行しました。
お師匠様は弟子40人以上育てたそうですが、免許皆伝授けられたのは私で3人目と言われました。
名人に免許皆伝授けられた者なので、義歯治療で患者さんを救いたいとの思いがあり、高輪会と言う法人の往診診療部で週一で働く機会を得ました。
しかし、そこで直面した現実は、私の予測を遥かに超えるモノでした。
入居者、介護者の治療は、歯科医院に通える方とは全く難易度が違う。
とても難しくて、大変で、噛み付かれる、殴られる、引っ掻かれる、暴れられるは日常茶飯事でした。
そうして、神奈川の新幹線が見えるある施設で、職員の方とお話しする機会があった時に、私はお力になれなくてすみません、4割の方も救えずにと悔し涙を流してしまいました。
そうしたら、そこの現場責任者の方が、先生、私たちは先生に来ていただいて、本当に心から感謝してるんです。
先生、プロ野球の選手でも3割バッターは一流の証ですよね。
先生は、一流です。
先生が来られて、3割以上の方が、義歯を入れられるようになり、お食事できるようになっています。
10割の仕事が6割程度の仕事に軽くなって、本当に感謝してるんです。
実は、先生には黙ってましたが、以前にも総義歯の神様の一番弟子と言われる方が来られてたことがあったんです。
でも、その時には失礼ですが殆どの方を救えなかったことがあったんです。
それで、先生のような若い方が来られて、これはどうなの?なんて思っていたんです。
それが、先生は前の方の10倍以上の成果を出されておられる。
先生はお若いのに凄い方です。
先生は一流です。
挫けないで頑張って下さい。
先生のような若い優秀な方が、我々の仕事に関わってくれるようになって欲しいです、と励まされました。
そうして、励ましていただき、私が力になれるなら、で色んな施設、多分20箇所くらいに伺い、頑張って仕事をしました。
私はその法人で4年弱働き、更に介護の現場を知りたくて、なぎさ和楽園葛西にある施設に泊まり込みの体験ボランティアを2回させていただきました。
施設の方からは、歯科医の方が2回もされるのは初めてです、と驚かれました。
深夜の見回り、清拭、身の回りのお世話、入浴介助等々全てさせていただきました。
勿論、男性入居者の方だけですが。
包茎の方の皮剥きもして糞便除去までしてます。
施設の方はそこまでしないでも、と言われましたがさせていただきました。
そう言う体験をして、介護の仕事の大変さ、勤めてる皆さんの志しの尊さは肌で学んだつもりです。
なので、私は普通の単なる歯医者風情ではありません。
かなりのことを25年も前ですが、生の現場にいて、知っている者です。
申し訳ないのですが、現在は一開業医として働いてるので、現場からは遠ざかってしまいました。
しかし、高輪会との関わりを3年前に復活させて、往診部の勉強会をお手伝いし、診療レベルを上げる、現場の医療人の教育を一切報酬いただかずボランティアでさせていただいています。
facebookでもライブ動画配信をして、介護往診に携わる歯科医療人たちへ情報発信、教育を一生懸命しています。
全てボランティアです。
それは、私自身の高輪会往診部のトップであられる横山先生への友情であり、介護現場への思いでもあるからです。
このような活動をしている同業者は、ほぼ居ません。
しかし、介護現場で歯科医療が皆さんのお役に立つこと、が私の願いであり、思いでもあるのです。
実際に見たこと、経験したこと、これは何とかしなければ、と言う熱い思いは歯科界の中でもかなり持っている珍しい歯医者だと自己紹介します。
多分、失礼ですが、介護現場では歯医者なんてと言うのが普通なんだろう、と推測します。
私が働き始めた時もそうでしたから。
でも、私が頑張って仕事をしたら、寝たきりの方が座れるようになり、車椅子に乗れるようになり、手押し車で歩けるようになり、やがて杖つきながら自立で歩けるようになる、と言うような事例を何人もの方で出して来ました。
だから、神奈川の例の施設の責任者の方が、若造である私を評価して下されたのです。
名人と言って来たベテランの年齢の行った歯医者がダメだったのに、若い私が出した成果に驚かれ、評価して下されたんです。
当時の私は30代そこそこでしたので。
なぎさ和楽園は、割りと長く関わらせていただき、私が開業した後、そこの担当の内科医の80軽く超えてる女医の先生が、総義歯の治療に来られました。
その時にも、あの場では言えなかったけど、先生ほどの腕の立つ人は見たことないですよ、とお褒めいただきました。
そして、先生戻って来て下さいね、必ず、とお願いされました。
先生のような実力ある、真面目な先生が居ないんです。
だから、必ず戻って来て下さい、と言われました。
それもあって間接的ですが、高輪会の勉強会の講師をボランティアでお引き受けして頑張っています。
私の思いは、直向きに現場を良くしたい、介護者も職員も皆んな幸せに感じるようにしたい、です。
もし、ご興味を持っていただき、お仕事をとお考えの方は高輪会にご依頼下さい。
私が、総義歯界の天才と認め、私も敵わないととても高い評価をしている横山先生が責任者です。
横山先生こそ、介護往診診療の大ベテランで、その道一筋30年になろうとしてる方です。
私より4歳年下ですが、真面目に介護往診歯科医療に携わり、並ぶ者のない成果を上げられています。
朴訥な方なので、代わりに多弁な私が講師を引き受けてしている、と言う事情です。
大変長くなりましたが、真摯に介護往診診療に関わろう、現場を良くしよう、と願っている者ですので、宜しくお願いします。
最後に申し訳ありませんが、私自身がお仕事をお受けしてはおりません。
開業医なので、私の腕を頼りに来られてる患者さんをお救いすることに一生懸命で、身体がとても無理です。
私はとても特殊な仕事をしているので、私でないとできないお仕事に邁進しております。
せめてもの関わりと言うことで、高輪会の勉強会講師を月一ですがさせていただいてます。
生意気ですが、講習会開いて歯医者相手にしてやれば何十万〜百万円以上の知識を全くのボランティアで教えてます。
facebookでもライブ動画配信もボランティアでしてます。
全ては志しで、です。
そのような人物ですので、ご理解いただけますよう、宜しくお願いします。