歯科インプラント治療は、元々即時荷重で始まったんです。
私、30そこそこの時、ブレードインプラントで即時荷重で手前の小臼歯2本抜髄して支台歯形成して、手術時に印象、しかも寒天-アルジネート連合印象して、翌週とかにブリッジ装着したりしてました。
人工サファイアインプラントでもやりました。
少なくとも、私の手掛けた患者さん達はちゃんとそれで治ってました。
但し、入る大臼歯部の歯の大きさは、手前の小臼歯よりも小さいくらい、のモノでした。
結局、咬合ちゃんと見れて、固定できてれば案外上手く行く、と言うのが私のインプラント治療に対してのイメージでした…
だから、即時荷重インプラントと威張るのって馬鹿馬鹿しい、と思うのが私の本音です。
まあでも、統計的に当時のインプラント治療は、成功率良くて7割程度、しかも10年持てば恩の字、と言われてましたよね。
私、歳の割には、インプラント治療初期の頃から関わってて、古い人間なんです。
即時荷重は本来求められている道に先祖返りしてるだけ、が私の本音だったりします。
つまりは、固定できるか否か?で、総義歯の極意でお師匠さまから授かった至言ですが、動かないように入れたら動かされないようにしろ、なんです。
簡単な言葉で言い表れますが、これが実現しようとすると中々難しい…
そこら辺に真理、真実がある、と思います。
"動かないように入れたら、動かされないようにしろ"
ですね。