春秋と年に2度の公開日。もう何度目だろう。

雨は9時半には止んだ。

10時に入場。

今年は杮葺(こけらぶき)屋根を重点的に観察した。

杮はこけら落としの杮(左)。柿(右)ではない。

円覚寺の国宝舎利殿の屋根はサワラ材を葺き重ねている。

絶妙な曲線が美しい。

それにしても緻密な積層だ。

屋根から湯気が出ているのが分かるだろうか。

昨晩からの雨・湿気が上手く排出されている

数年前に舎利殿の内部に入る機会があったが、
とても状態が良い事に驚いたのを覚えている。
その時の記憶とともに室内へフォーカスしてみた。

花灯枠越しに覗く弓欄間越しの緑。

静謐な気が漂う。


台風で壊れた屋根の一部も綺麗に修復してあった。

こちらは壊れていない側。見事な修復技術。

何度来ても飽きることがない国宝。また来年も。

帰路、横須賀線沿いの白鷺池で見つけたカワセミ。

次は妙香池で出会いたい。
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この日の撮影レンズ