鎌倉への付箋

散策中に記憶に留めた様々な鎌倉を紹介する写真ブログです。
皆さんの次回鎌倉訪問の参考にして頂けたら幸いです。

コロナ禍の文化の日【円覚寺】雨上がりの舎利殿でみたもの

2020年11月04日 | 建造物
春秋と年に2度の公開日。もう何度目だろう。
 
 
雨は9時半には止んだ。
 
 
10時に入場。
 
 
今年は杮葺(こけらぶき)屋根を重点的に観察した。
 
 
杮はこけら落としの杮(左)。柿(右)ではない。
 
 
円覚寺の国宝舎利殿の屋根はサワラ材を葺き重ねている。
 
 
絶妙な曲線が美しい。
 
 
それにしても緻密な積層だ。
 
 
屋根から湯気が出ているのが分かるだろうか。
 
 
昨晩からの雨・湿気が上手く排出されている
 
 
数年前に舎利殿の内部に入る機会があったが、
とても状態が良い事に驚いたのを覚えている。
 
 
その時の記憶とともに室内へフォーカスしてみた。
 
 
花灯枠越しに覗く弓欄間越しの緑。
 
 
静謐な気が漂う。
 
 
 
台風で壊れた屋根の一部も綺麗に修復してあった。
 
 
こちらは壊れていない側。見事な修復技術。
 
 
何度来ても飽きることがない国宝。また来年も。
 
 
帰路、横須賀線沿いの白鷺池で見つけたカワセミ。
 
 
次は妙香池で出会いたい。
 
 
 
 
この日の撮影レンズ
 
 
 

建築探訪【鎌倉歴史文化交流館】各所で感じる石材が放つ魅力

2020年08月28日 | 建造物
この日は手掛けている仕事の関係でこの建築の撮影に再訪した。
このブログでの登場は3度目でしょうか。
 
 
鎌倉歴史文化交流館はApple本社の設計などで有名なイギリス建築家ノーマン・フォスターの手によるもの。
 
 
旺文社創業者・赤尾好夫の美術コレクションや資産を保存するための別邸として2004年に建てられました。
 
 
建物が建つ鎌倉のあの場所は安達家の菩提寺でもあった無量寺跡。
その後、正宗の血を引く刀工の屋敷、近代では岩崎弥太郎の別荘跡でもありました。
 
 
現在の交流館エントランスは元はガレージ(あの広さ!)、観覧は不可ですが実は20mのプールもあるらしいです。
 
 
建築探訪としても楽しめる場所なのです。
 
 
光ファイバー埋込の廊下は今回が一番しっかり写せたかも。
 
 
フォスター&パートナーズ WEB
 



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イルカとは・・【小田急 片瀬江ノ島駅】美しい造作の奇想建築だと思う

2020年02月27日 | 建造物
2019年2月より工事を開始した小田急 片瀬江ノ島駅。
 
 
先日、工事用の囲いが取れ、新生片瀬江ノ島駅が姿を現した。
 
 
「竜宮造り」とでもいうのかこれぞ、奇想建築。
 
 
何といっても一番の驚きは棟の両端に設置される装飾瓦がイルカになっていたこと。

 
鯱、鴟尾(しび)がイルカとは・・・。
 

でもいい造作だと思う。
水を呼ぶ火除けとしても合ってるし、江の水のイルカ&江ノ島の龍神との融合も悪くない。
 

本格的なお披露目はもう少し先のようだけど、嬉しくてUPしちゃいました。
道行く人も、満足気な表情してたなあ。
 
 
 

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光悦寺垣の誕生【浄妙寺】前庭改修後の嬉しい発見

2020年02月20日 | 建造物
市内でこの光悦寺垣が見られる場所はそんなに多くない。
 
 
浄妙寺では、前庭の改修で光悦寺垣が誕生していた。
 
 
本家の光悦寺垣は実際見るとその大きさに驚くが、
浄妙寺さんのものは細工に〇形などがあり楽しめる。
 
 
年月を経ていい味が出てくるのが楽しみだ。
 
 
障子戸が閉められた喜泉庵も新鮮。
 
 
境内では咲き始めの白梅が青空に映えていた。
 
 
 


坂倉の美、再び。【鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム】平家池の周りも整っていました

2019年11月17日 | 建造物
神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館。
 

建築家・坂倉準三の設計で日本初の公立近代美術館。
 
 
今の名は鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム。
 
 
鎌倉文華館となってから平家池の周りの整備が整い、
 

更に最近、茶寮 風の杜の脇にこんな入り口まで出来ている。
 
 
水面に映りこむ名建築は蓮の季節を外すとこんなにも美しい。
 
 
本館に隣接するカフェでは2010年に倒伏した大銀杏が展示されている。
 
 
 

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