4月17日、流鏑馬馬場では前日の片づけが進む境内、鶴岡八幡宮・舞殿では庖丁式が奉納されました。
平安時代より伝わる庖丁師により執り行われる儀式。
今回の式題は「花見之鯛」、横浜在住の料理人の団体「横浜萬屋心友会」「四条心流会」による奉納でした。
奏でられる笙の音が静かに流れる舞殿。
後見人が見守る中、介添人のお三方による
「俎板開き」に続き
「俎板清め」
「刀三方の儀」最初の介添人が庖丁刀、真魚箸等を所定の場所へ。
「真魚三方の儀」捌く鯛と添え物の飾りを所定の場所に置きます。
庖丁人が昇殿。
所作の邪魔にならぬための襷掛けも何だか美しく。
庖丁刀と真魚箸を検め、
鯛の頭と尾を結ぶ紐を切り、いよいよ鯛を捌いていきます。
頭を落とし身を捌く。尾を切り落とし、
俯瞰でも
庖丁刀の腹にのせ俎板の上の所定の場所へ。
鯛の切身を奉納する白皿に盛りつけ。
神前にお供え。
食材に直接手を触れず、右手に庖丁、左手にまな箸を持ち食材を切り分け並べる。
言葉にしたらこういう説明で終わるが、あの場所・あの空間で見聞き、感じた想いはもっと深い。
日本人の食に対する真摯な姿。
大切な事をいつも教えてくれる鶴岡八幡宮の境内です。
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この日の撮影レンズ
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