我が家から鎌倉へ迎う主要路はかつての六浦路と呼ばれた。
軍事的、経済的意図の基に開かれたこの幹線道路は鎌倉七口の朝夷奈切通を使う。
我が家からこの切通へ向かう途中にあるのが上総介広常の五輪塔。
上総の方角はこちらの先。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では佐藤浩市が演ずる上総介広常。
後に、謀反の疑いをかけられ梶原景時(中村獅童)に暗殺される。
この日は、史実に想いを馳せながら峠を越えて鎌倉入りしてみた。
鎌倉七口の中でも最も険阻な路を改めて、いざ!
大切通しも整備が終了。この場所は既に鎌倉市。
冬の乾燥&寒さからか、ぬかるみで湿度は多めなのに湿気をあまり感じない。
何度も歩いているけれど、毎回発見のある古道。
朝比奈の滝は別名「三郎の滝」。この三郎とは朝夷奈切通を一夜にして切り開いたという朝比奈三郎義秀。
三郎義秀は13人の一人でもある、あの和田義盛(横田栄司)の三男。
安房国の朝夷郡に住んでいたので朝比奈を名乗って、それで朝夷奈切通と繋がる。
この先にある太刀洗水は、ご存じ梶原景時が上総介広常を討った時の太刀を洗ったとされる泉。
上総介広常の屋敷は先ほどの三郎の滝の近所にあったらしい。
調べながら歩くと改めて千葉県との縁を感じるこのエリアだと実感。いやこれが坂東なのか。
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この日の撮影レンズ
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