啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ユリ」

2017-07-17 14:17:21 | 庭の花木
 「ユリ」  ユリ科
 「茶室は、きれいに清めてあります。茶器も茶杓も・・お道具は全部清めてあります。では、なぜ、ちりうちをするのですか?そう考えたことありませんか?」と。(ちりうちは、帛紗さばきの一つの動作。つまり、茶器や茶杓をふくために、帯につけた帛紗を折り、左右の端を持ち水平にし、緩めて軽く引き”ぽん”となる、あの動作のこと)。「ちりうちは、帛紗にチリがついているからするのではないのです。人間の心には、雑念があるでしょう?自身の心と向き合うために、ちりうちをするのです。ポンと強くならせるものではないのです。”気”を入れてやれば、こんな音がするのですよ」と先生。実際、その音は、耳に心地が良い。お稽古で、一つひとつの動作を流してしまいがちだが、その意味を意識するのとしないのでは、心の入れ方がまったく違う。昨日は終日、茶の勉強会。収穫の多い、学びの一日だった。
 早朝、カーテンを開けると、目に飛び込んできた真っ白い花、ユリ。咲いたんだぁ~。ただ単純に、美しいと思う。豪華でその花からは、香りまで伝わってくる。早速、庭に飛び出し、カメラにおさめた。う~ん、甘い香り。魅惑的な香りに酔いしれていると、オレンジ色のコオニユリも、片隅で咲いている。顔を寄せても、甘い香りはしない。何度も挑戦しているうちに、花粉が花の頭にくっついて、まるでピエロのよう。ユリの花粉には、くれぐれもご注意を。
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