啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

近づく雨の季節」

2019-05-14 13:54:19 | 里山
 「ミヤコワスレ」  キク科
 草むしりをしていた手元から、突然ピョンとジャンプし、飛び出した茶色のカエル。長い冬眠から目覚めたようだ。彼らは、11月頃から春先まで、およそ4か月程冬眠するらしいが、その場所は、落ち葉や石の下にもいるという。気温が上昇し、暖かくなり眠りから覚めたのだろう。すると、すぐに聴こえてくるのは、あの独特な鳴き声。特に、静まり返った夜などに耳にすると、思わず聴き入ってしまい、哀愁をおぼえる。
 古池や・・・・  やせ蛙負けるな・・・  童謡でも歌われているように、カエルの存在は身近だ。
自身にとり、カエルと言えば雨。まもなくやってくる梅雨。きっと、賑やかな合唱が聴こえてくるのだろう。
 ミヤコワスレ(都忘れ)。鎌倉幕府、承久の乱で、順徳上皇は佐渡に流され、20年余暮らす中で、時に、この花に慰められ、都恋しさを忘れた、とある書物に記されていた。そんな由来を持っている花。紫色の上品な色合いは、どことなく雅な印象を受ける。
コメント
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