啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「草と木と」

2021-04-10 14:02:13 | 庭の花木
「ヤマブキソウとヤマブキ」
 黄色の花色や形が良く似ている植物、ヤマブキソウとヤマブキ。ヤマブキソウは漢字で山吹草。ケシ科の草。草丈30cmほどで花径は5cmもあり、やや大きめの4弁花の多年草。若葉が初々しい黄緑色で、春の野草として食べられる気もするが、残念ながら有毒植物。目が覚めるほどの黄色い花は、やはり春色。

一方、ヤマブキはバラ科。高さ1mほどの夏緑低木。日本全土に成育。風が吹くと揺れやすいことからの命名という。雑木林などで見かけることもあるが、観賞用にと庭でも植えられる。こちらは5弁花。ゆらゆら春風に揺られる細い枝、なかなか趣がある。

当家にもう1本、シロヤマブキ。バラ科の落葉低木。こちらは白の4弁花。花後、1花につやのある黒色の実を4個つける。花と一緒に、いまだ実を付けている枝もある。春でも秋でもたのしめるシロヤマブキ。
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