「ダンギク」 クマツヅラ科
四季のうち、どの季節が好きかと問われたら、間違いなく「秋」と答える。それも、たそがれ時の秋だ。山の端に日がかげり、夕方から夜へと刻々と移ろいゆく、ほんの短い時間の、自然が織りなす美しい情景。とっておきの時間だ。虫の鳴き声も、あちらこちらから聞こえ、「もののあわれ」とか「寂しさ」とか、どこか哀愁を感じさせる秋の夕暮れ。王朝の昔から、その美しさは多く歌に詠まれ、それは映像のように、心にうつしてみせる。少しの間の、たそがれの時間は、思い出がよみがえり、心に灯をともす魔法の時間だ。
ダンギクは漢字で「段菊」と記すが、花はキクとは違うのでキク科ではない。小花が密集するのでキクのようだ、と昔は思われたのではないかということが、書物に記されていた。茎に沿って、下から順々に次から次へと段をなして咲く。青紫の小花・・すがすがしい花色。

当家からの眺め。写真では素敵な夕暮れをお伝え出来ないので残念です。
四季のうち、どの季節が好きかと問われたら、間違いなく「秋」と答える。それも、たそがれ時の秋だ。山の端に日がかげり、夕方から夜へと刻々と移ろいゆく、ほんの短い時間の、自然が織りなす美しい情景。とっておきの時間だ。虫の鳴き声も、あちらこちらから聞こえ、「もののあわれ」とか「寂しさ」とか、どこか哀愁を感じさせる秋の夕暮れ。王朝の昔から、その美しさは多く歌に詠まれ、それは映像のように、心にうつしてみせる。少しの間の、たそがれの時間は、思い出がよみがえり、心に灯をともす魔法の時間だ。
ダンギクは漢字で「段菊」と記すが、花はキクとは違うのでキク科ではない。小花が密集するのでキクのようだ、と昔は思われたのではないかということが、書物に記されていた。茎に沿って、下から順々に次から次へと段をなして咲く。青紫の小花・・すがすがしい花色。

当家からの眺め。写真では素敵な夕暮れをお伝え出来ないので残念です。