啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「赤城 黒檜山~駒ヶ岳」

2021-10-10 19:18:28 | 登山
 群馬を代表する赤城山。「裾野は長し赤城山」と"上毛かるた"に歌われているが、「赤城山」という山はない。いくつかの山の総称だが、なかでも黒檜山は赤城の最高峰で1828m。大同登山口からいきなり岩場。しかも急登。登っても登っても岩の連続。登頂できるかしら・・杖をつきながら足場を決め、一歩一歩また一歩と歩を進める。すると、猫岩あたりから、大沼を一望でき展望が開ける。アップした写真は、大沼と地蔵岳が雄姿を見せる。風が抜けて気持ちがいい。同行者4人。皆この風景に感動!登り続けて2時間30分。ようやく登頂!この頃になると、山頂は風が強く、さらに霧も濃い。ナナカマドの葉は風に吹き飛ばされ、赤い実だけが揺れている。展望スポットでは何もみえない。う~ん残念。
 次に目指すは駒ヶ岳1689m。黒檜山から赤城大神神社をとおり、駒ヶ岳への尾根はダケカンバなどの林が続くがガイドブックには、のびやかな尾根と書いてあったが・・・?きつい木の階段、岩場、とても歩きにくい。ようやく到着したと思ったら、まさかの雨。時折、鹿の寂しそうな鳴き声。聞いている私までせつなくなる。雨具を付けているので、サウナに入っているかのように全身汗びっしょり。しかし、こんな状態でも、山の冷気が身体を冷やしてくれ心は軽やか。
 日本百名山の1つの赤城山は、すでに紅葉が始まっており、美しい山並み。本日の赤城は午前中は晴天、午後は濃い霧そして雨。雨の赤城もまた味わいがある。当方にとり、ややきつい山だったけれど、達成感があり感動もある。そして、登った人にだけ与えられる自然の祝福がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする