啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「錦秋の山路」

2022-10-21 19:00:57 | その他
 国道406号をひたすら草津方面へ車を走らせる。須賀尾峠(群馬の東吾妻と長野原町の境にある峠)をくねくね下ってゆくと、長い尾をゆすりながら、突然道を横切った可愛いリスとの出会い。こんなところいるのかしらと思ったが、可愛いしぐさに胸キュン!
 さらに国道292号を進んでゆくと、♪ 草津よいとこ一度はおいで~・・「草津節」のメロディーライン。思わず一緒に口ずさんでしまう。
 どれほど走ったか、見覚えのある懐かしい湯釜の駐車場をとおり、山道を登ってゆくと、硫黄の強いにおいが漂ってくる。すると、目の前に広がってきた、北アルプスの雄々しい姿の山並み。「雲海とともに神々しく輝いているではないか!「うわぁ~凄い‼」としか言いようがない。
 そして渋峠。日本国道最高地点 標高2172m。眼下に広がる湿原は芳ケ平湿原。以前、ここを散策した日を懐かしむ。数年前、草津白根山が噴火したことがあり、峠から見た湿原に、人影は見られない。
 いよいよ奥志賀高原ルート。錦秋の山路。五感で愉しむ感動の連続。目に映るのは、彩も鮮やかな樹々の葉の紅葉、美しい真っ白なシラカバの幹、真っ青な空、川のせせらぎ・・雄大な自然が生み出す恵。風が抜けて気持ち良い優雅な、そして贅沢な時の流れ。時々、葉っぱがゆらゆら舞い踊る。じっと見ていると、こんな一瞬一瞬も、かけがえのない時だと、歳を重ねて気が付く。
 さらに、スーパー林道を野沢温泉方面へ、65㎞の紅葉ロングドライブ。カラマツは、少し黄色がかり、これから一層山路に彩を添えることだろう。

渋峠  日本国道最高地点
 
コメント
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