すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

まだ続く夢の・・・中の・・・少年たち ②ストーリー編

2009-10-21 13:54:51 | コンサート・ライブ・舞台
今日は、秋晴れのとっても良いお天気です。

いい気分になって、我が家のワンコのお散歩が、いつもの倍以上になってしまいました。

いつもはやっつけ仕事のように、そそくさと終わらせる散歩が、
今日はなんと小一時間も、農道を、てくてくしてました。

耳には、すばるの声。

青い青い空に、想いを飛ばして、
すばるに届くといいな。

「ここから、もうひとふんばり、だよ。
 たくさんの人が、君の、元気な姿を待ってるからね。
 伝えてあげてね、君の愛を」

彼らを陰で支えてくださっているスタッフさんのブログを読む機会にも恵まれました。

いろんな方たちの力があって、
あの舞台を観ることが出来たんだと思うと、

ここで、私的な感想を書いていていいのかな?とも、
思ったりしますが、

でも、書いておかなくちゃね。

ひとつの舞台を、何千何万という人が観るわけだから、
それだけの視点が存在する、ということで、
私の感想も、その中のひとつにすぎなくて、
感想に正解も間違いもないはずだから。

言い訳しちゃった

今日は、とりあえず、ストーリーに目を向けた感想を、続きから。

ぐだぐだ・・・ですが、
お付き合いくださる方は、どうぞ。


「DREAM BOYS」自体のあらすじ、というか流れは、
当然のことながら、
基本的に何も変わりはありませんでした。

ただ、いくつかの点でアレンジというか主体が違っていて、
今回の要は、二人の母、でした。

私はすばるのファンだから、
どうしたって、物語の中心にスバルを据えて観てしまうところがあって。

でも、その私の目から見ても、
浮き上がって見えたのは、「母の愛情の愚かさ」でした。

自分に正直で、まっすぐに思うように生きようとして、
自らの人生を選んだはずの、二人の女性。
自分の人生を手に入れるために、犠牲にせざるをえなかったものを、
捨てきることが出来なかった、二人の母。

それゆえ、あさはかで、愚かな思いに固執していってしまう。

たとえば、
事件の渦中にいるカズヤを仮面の世界に隠した母。
それは、ただ、カズヤのためだったのに、
カズヤは、現実から逃れるはずの仮面の世界で、
現実に苛まれていく。

たとえば、
病気のナオキの手術費用を得るために、
そのナオキが心許すカズヤを、次第に追い詰めていくことになる。

どこにいても、何をしてても、
たとえ欲しかったものを、すべて手にいれたとしても、
それらをすべて、捨て去ることになったとしても、
「子供」のためだったら、鬼にでも夜叉にでもなれる、「母」という人間。
「子供」しか見えなくなる「母」という生き物。

振り返れば、
自分にも、母であるがゆえに、愚かになる部分はあって。
この二人を嗤うことも、非難することも出来ないなあ、と、そう思いながら。
物語の終盤で、子供らと分かりあえるまでの、
凛とした強さの陰に埋もれてる寂しさ。

それが二人の母から伝わって来て、少し、せつなかったです。

それとともに。

私の目がとらえて離さないのは、スバルです。

彼が舞台にいる間は、
舞台から伝わる空気が、ピリピリしてる。

彼が夢を手に入れることで失うことになったもの。

それを受け入れるために、彼が見つけた新たな、夢。

それを実現させるために、自らを追い込んでいく哀しい夜叉に変わる。

ただ、その夢を見出したあとの彼は、
なにかが吹っ切れたような潔い表情があって、誰にも話さない話せない決意が漲っている。

ナオキに、「ボクシングなんか大嫌いだ!!」と叫ばれても、
それこそが、ナオキを救う手段だから。
彼は、ただ黙ってナオキを見つめている。
ナオキを救うことが、自らを生かすことに繋がるから。

この時の、感情を殺した表情でナオキを見つめる瞳のスバルが、印象的です。

オープニングの解散シーン以降、
チャンプのスバルは、終始、その表情に笑みを浮かべません。

ずっと、険しい表情の彼が、唯一、優しい表情になるのは、
病院のシーンで、ナオキを、「こっちおいで」と呼ぶ時と、
「お前に言われたら、オシマイやな」と、ナオキの頭に手を置く時だけです。

笑いはしません。
笑顔でもありません。

でも、この時の、とてつもなく優しい表情が、私は大好きです。

この表情に、スバルの、すべての生きざまが表れてる気さえ、します。

たたみかけるようなラストまでのストーリー展開は、
先を急ぎすぎてる気がしてしまいました。

もう少し、こう、なんとか・・・と感じたのは、素人だからかな。

誰をストーリーの真中に置くかで、きっと、この物語は、いろんな顔を魅せているんでしょうね。

だからこそ、
舞台の主役はカズヤでも、
物語の主役は、私には、スバルだと思える。

ユウヤを中心に置けば、物語の主役はユウヤにもなる。

前にも書いたと思うけれど、
スバル中心、ユウヤ中心で、サイドストーリーが欲しいです。

私の理解力が劣ってるからかもしれないけれど、
ユウヤに関して、もう少し、突っ込んだエピソードがあったらなあって思わないでもない。

一言で片づけられてしまった、
そもそもの始まりに、どんないきさつがあったのか、を。

ちゃんと読みとったら、分かることなのかな。
私の理解力がないだけだったら、
まったくもって、見当外れの感想を残してますが。

うううう。
ごめんなさい。
自分の馬鹿さ加減に、気づいたかも。

ストーリー編はここまでにします。

次の記事では、お歌編を書いておきたいです。