すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

ショコタンのヌンチャク

2008-11-22 00:20:39 | 関ジャニ∞
「アナザースカイ」という番組を見ていたら、ゲストにショコタンが出ていました。
人生の大切なもの、と言ってスーツケースから出てきたのは、例の、「むちゃ∞ブリ」のヌンチャクでした。
何だか懐かしくなって来ました。
今から、撮り残しておいた「むちゃ∞ブリ」のDVDでも見ようかな。
すばる君の、お茶目なロケ、見返そうかな。



やっとやっとの、飾りつけ

2008-11-21 20:26:17 | 日記
弟の喫茶店が、自宅近く(歩いても1分とかかりませんが)にあるのですが、
ようやく、その店のディスプレーを、クリスマスバージョンに変えました。


入り口を入ってすぐの、風除室みたいになってる
小さな狭いスペースです。

ツリーにかかっているのは、
ピンクの透明なドロップ型のオーナメントと、
白いボールです。
雪の代わりに、羽つきのモールをかけてみました。

横のプランタースタンドにかかっているのは、
コースターに描いた、クリスマスモチーフのトールペイントたちです。
細かくて、みえませんけど。
こんなカンジですね。
これはくまがいなおみさんのデザインです。


この画像には写ってませんが、



お気に入りのクリスマスリースは、です。

まだ娘が、とても小さい頃に、
フリーマーケットで見つけた小さなお人形を3体一緒に、
綿を巻いたリース台に座らせて、作ってみました。
これ、全部の材料をリサイクルで作ったので、制作費は、
お人形にかかった30円(1体10円だったんです)だけです。

コドモがまだ小さくて、
手作りする時間なんて、今よりなかった気がするのに、

なんだか、せっせと、細かい作業をちまちま、やってました。

保育園のクリスマス会に向けて、
同じ型で色違いのドレスを3着、作ったり・・・
手仕事の上手な友達に教えてもらいながら、
雛まつり会に着せる着物を、縫ってみたり。
はたまた、役員をやらせてもらったときには、
バザーにむけて、いろんな小物を作ったりもしました。
カントリードールや、ペイント小物、
クリスマスツリーのオーナメントから、
お正月の飾り物まで。
やらなかったのは、木工くらいでしょうか。
あれは、場所と道具がいりますから。
ああ、でも、最近使ってませんが、電動の糸のこを買ったのも、
あの頃ですね。

なんだか、懐かしいこと、思い出してしまいました。






STORY.10 Holly Night 後編 ①

2008-11-21 14:15:07 | 小説
長くてすみません。

後編も①と②に分かれております。

よろしければ、続きで、どうぞ。
あてもなく走り続けていた車は、
見覚えのある駅の、パーキングに停まった。

「少し、歩こうや」

車を降りた彼は、先に立って、さっさと歩き出した。

雑踏を縫うように進む彼の後姿を見失わないように、
私は、少し小走りになる。

泣き腫らした顔を隠すには、
都合がいいほどの冬の闇。

風は冷たく、枯葉を舞い上げる。

彼がどこに向かっているのか、は、
すぐに察しがついた。



「ここが、始まりの場所だよな」



     あの日、

捨てられていた子猫を、見捨てられずにいた彼を、
見つけてしまった場所。

あの時、連れて帰った猫は、
もうすっかり、オトナの猫になった。
狭い部屋の中で、大きな顔をして暮らしてる。

何かにおびえて、
必死に鳴声を上げ続けていた頃の面影は、
今は、ない。

だから。

彼も、あの日のままの彼じゃない。
少年だった彼を、少しオトナにするくらいには、
月日は流れてる。


「あいつ、元気にしてんの?」

「猫? そうね、元気よ。元気すぎるくらいね」

あとでわかったことだけど。

アレルギー体質の彼は、
本当なら猫に触るのもNGらしい。

だから拾うに拾えなかったんだと、
付き合い始めて、しばらくたってから聞かされた。


もう、
随分昔のことのような気がする。


「あの夜、おまえに会って、あの猫、助けてもらって、
 ほんまに感謝してるんやで」

彼は、自分の足元を見つめたまま、つぶやくように言った。

「あの猫、見つけたとき、
 なんでこんなん、みつけてもうたんやろって。

 自分じゃ、よう、拾われへんのに、助けてやれへんのに、
 必死に鳴声あげてるあいつ、無視することも出来んかって。

 あいつ見てるうち、なんや、自分と重なってきて。

 こんなとこで、精一杯、声、あげてたって、
 誰にも気づいてもらわれへん。

 雑種の、やせっぽっちの猫なんかに、手、差し伸べてくれるような、
 やさしい奴なんか、そうそう、いてるもんとちゃう     って」

不意に顔を上げた彼は、
少し離れて立っていた私の手を、引き寄せた。

「この手・・・
 この手が助けたんは、あの猫だけやと、思ってるんか」

彼は、そのまま、私の目をまっすぐに見つめた。

「オレが、どんだけこの手に救われてきたか、気づいてないんか」

とっさには、私は、言葉が見つからない。
彼に見つめられて、私は、下を向くしかなかった。

無言のまま俯いてしまった私を、
彼は、どう理解したのだろうか。

「おまえに出会ってから、オレ、少しずつやけど、変わったんやで」

矢継ぎ早に、
彼は、いろんなことを話し出した。

「あの頃、お前に出会った頃、オレ、この仕事に迷ってたんや。

 何しても、どんだけやっても、ひとっつもいいことなんか、あらへん。

 この仕事に向いてる向いてない、とかより、
 オレがここにいるってこと、
 この仕事してるってこと、
 どんだけの人間が判ってくれてるんやっていう・・・
 なんやろ、
 あせり・・・?みたいなんがあって。

 迷ってた・・・正直。
 だから、あの猫、他人事じゃないように思えて。

 なのに、オレ、あいつ、拾ってやれへんやんか。

 ああ、やっぱり、オレも、こんなふうなんやなあって。

 誰にも助けてもらわれへんと、自力で生きる力もないまま、
 その辺で、野たれ死ぬ運命なんやって。

 そんなとこへ、おまえの手・・・や。

 一筋の光ってやつやな。

 諦めたらアカン、諦めんかったら、誰かが、どっかで、なんかしら助けてくれる。

 もっと、声、あげて、自分に出来ること、したらええんちゃうか     って・・・

 そう、思い直したら、気ィがラクになって。

 オカンにも、言われたわ。なんでも続けてたら、見えてくるもんがあるって。

 見つかるまで続けたるって、思えたんは、やっぱり、
 あの時、おまえの手が、あの猫、救ってくれたことやった。

 おまえに救われたんは、猫だけとちゃうかったんや。

 ホントの捨て猫は・・・オレ・・・やってん」



彼は、つかんだ私の手を引いて、公園に向かって歩き出した。




後編②に続く

猫といちゃいちゃ

2008-11-20 22:31:57 | 妄想のカケラ・ショートショート(日記入)
寒い・・・
ハンパなく寒い、です。
我が家の母屋は、戦前の家屋ですので、
ちょっと気温が下がるだけでも、大変です。
家の中なのに、吐く息が白くなったりしますからね。
日本の真ん中、愛知県の、それも真ん中の、山間部でもない平野で、ですよ?
母屋で、ヒーターつけたって、換気はいらないもん

そんなわけで、

暖を取るのに、もっぱら、猫が活躍してます。

いや、正確には、
猫が、人間さまで暖をとってるんですけど。

今日も、猫を抱きつつ、猫に抱かれつつ、
妄想スイッチがONになりました。


ニャ?
      あ?

ニャニャ?
      これ、おかしくね?

ニャニャーン!
      毛深い、毛深い!

ニャーッ!
      どないなっとんねん!

「何、朝から騒いでんの? お腹すいたの?」

ニャ~
      ちゃうちゃう、オレ、オレ。

「そうね、ご飯欲しいんだったら、ちょうだい、しないとね。ちょうだい、は?」

ニャ~オ?
      え、おい、猫のちょうだいって?

「違うでしょ? いつもみたいに、ごはんって言わないと」

にゃにゃー?
      いやいや、猫は、しゃべらへんやろ?

「どうしたの? ごはんって、言ってごらん? 言えるでしょ?」

ニャオ? ニャニャ?
      言うか? 最近の猫は、言えんのか?

「うーん、言わないと、ご飯抜きよ」

ニャ? にゃにゃン、ニャーオ
      え? そんだけで、ご飯ぬき? 案外Sやってんな。

「ご飯じゃないの? じゃあ、寒いの? 抱っこ?」

ニャニャニャ、ニャッ・・・
      抱っこって、お前、そんな・・・

「しょうがないなあ、ひざに来る?」

ニャッ、ニャッ、ニャ、ニャ~オ
      ひざ枕かい、それ、ええなあ

「はい、おいで」

ニャ、ニャン、ニャ~ン
      おほッ、あったかいやん、気持ちええ

「あったかいね~?」

ニャ~~ン、ニャニャ~ン
      ほんまやな~、猫やったら、こんなんしてもらえるんや。

ニャ? ニャン・・・
      お? なんや・・・

「もう可愛いんだから! はなチュウしよ?」

ニャ、グッ、ニャ~~~ウ
     おいッ、グッ、苦し~~い

ニャンニャ~ン!!
     力、強いって!! はなチュウ、息できんがな

「あ~あ、もう。彼も猫やったら、よかったのに」

ニャ~、ニャン。ニャニャ、ニャオ~ン?
     いや、オレ、ですけど。てか、オレが猫やったら、どうする気なん?

「そしたら、ずゥ~っと、ベッドでいちゃいちゃ、ぬくぬく出来るのに」

ニャ、ニャッ、ニャッ、ンニャ~ン
     うほッ、あかん、そんなん照れるわ、どうしよ~

「しゃあない、あんたでも、ええわ。ベッドであったまろ? 朝寝しよ」

ニャ~ニャ~ニャ~
     おう、まかせとけ。あっためたる





うふん
なに考えてんだろ。

でも、ウチのコ、「ごはん」って言うのよ。
ま。正確には、「グアン」ですけど、でも、「ごはん」に聞こえるの。

猫バカだわ~






STORY.10 Holly Night 前編 ②

2008-11-20 12:05:43 | 小説
前編①からの続き、です。


「何したん」

一瞬の間



のあとからになります。

よろしければ、続きでどうぞ。
「・・・・・・キス?」

咄嗟に、私の手が、彼の頬を叩いた。
その速さに、自分でも、ビックリ。

「痛ゥ・・・なにすんねん!!」

みるみるキツくなる彼の瞳。
私の頬を、不意に伝わるもの。

彼に嫌われるのが怖くて、
いつも、言い出せなかったひとこと。

「私は、あなたの、なに?」

「何って・・・彼女やん。恋人、やろ?」

さらっと、言ったけど。

「だったら、なんで浮気するの?」

「浮気ィ? ちょこっとキスしただけやん、
 向こうは、挨拶がわりみたいなもんやん。それに・・・」

「挨拶がわりに、誰とでも、キスするんだ」

「ちょっ、誰とでも、ちゃうやん。好きじゃなきゃ、せんしやな」

墓穴掘ってるじゃん。

「あ、待て、違うって。そういう意味じゃなくて、やな。あの、その・・・」

もう、ぐだぐだ。

言い訳するんなら、もうちょっと、上手にしたら、どう?
嘘つけない性格って、こういうとき、辛いよね。

まだ彼は、なにか言いたそうだった。

けど。

「もう、シンドイ」

私の言葉が、それをさえぎった。

大好き、なのに。
こんなにも、愛してるのに。

愛されてる実感がないから、

彼の全てがほしいと思えば思うほど、
私自身が醜くなっていく。


泣くつもりなんてなかったのに。

泣きたいわけじゃないのに。

泣いたら、すべてがおしまい、なのに。

涙が溢れ出して。
止めようとしても止まらない。

唇を噛み締めて、
湧き上がる声を圧し殺すのが、精一杯。


「ちょっと、落ち着けって。場所、替えよ」


ここへ来て、
ようやく事が思ったより深刻だと気づいたのか、

「向こうに車、停めてきたから。な?」

彼が私の手を引いて、
半ば強引に、車に向かって歩き出す。

落ち着かなきゃいけないのは、彼も同じだと思ったけれど。

場所を替えたいのは、確かだった。


気づけば。


人ごみの中、いきなり険悪ムードになって、
挙句の果て、泣き出した私に、
それとなく、周りの視線が突き刺さってくる。


忘れるとこだった。


知らないヒトには、ただの、「ちょっとカッコいいお兄ちゃん」にすぎないけれど、
彼は、人の注目を集めやすい仕事をしてるってこと。

彼自身は、普段、気にもしていないことだけど、
街中で、あまりに目立つ騒ぎは厳禁なこと。

そしてなにより。

泣いたら最後、彼の心が離れてしまうってこと。

「女の涙」は彼にとって、
理解不能なものらしいから。

だから、今までがまんしたのに・・・。







彼の運転する車は、渋滞する街中を抜け、
閑静な闇の中を走り続けた。

彼も私も、無言のまま。

彼のセレクトした音楽だけが、
静かに、ささやくように響いていた。

いつもの彼の好きな音楽とは別の、
やわらかな音色の、オルゴール音。

どこへ行くのか、
どこへ行きたいのか。

知っていたのは、きっと       





後編へ続く。