半透明記録

明日のフリマに備えて、頑張ってゴブラン織のキャスケットとバッグを製作していたのに、あとはバッグの仕上げだけというところで、ミシンがストライキです。なんてこった！
持ち主と同様、このミシンはあまり急に激しく働かせようとすると、すぐにへばってしまうのでした。まあ、仕方がないですね。私もへばってきてますし。

今度のフリマは、何事も一度やっただけでは分からないだろうと思い再挑戦のつもりで申し込んだのですが、私はやっぱり向いてないような気がします。まず交渉が苦手。それから、ものを作るのは楽しいけれど、誰に買ってもらえるか分からないものを作って売ろうというのは、何というか妙な感じです。やはり自分のものを作るのが一番楽しいです。友達から頼まれて作るのも楽しいです。でも、不特定多数が相手になると、どうも手に負えないようです。さらに、作っていると愛着がわいてきて、売らないで自分で使いたくなります。う～む、手作り品を売るのは向いてない。少なくとも、フリマのような場で売るのは向いてない。そもそも売れなかったり、どこまでも値切られたりすることを考えると、多分、求められてもいないのでしょう。そういう自覚ができただけでも収穫でした。

こうして結論に達すると、作りかけのキャスケットとバッグは当然のことながらとても私好みなので、やはり自分で使うことにしました。売れるかどうか分からないという呪いから解放されたせいか、ますます愛着がわいてきます。これに合うような上着も作ってみようかな。ふふふ、楽しいぞ。そのかわりに、体に合わず着られないでいるあの上着を売ってしまおうか。あ、明日出してみよう。万事解決。