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ラムネ

2015年04月03日 | もやもや日記




ラムネが好きな息子。2歳になった頃に初めて食べさせてやったら、とても美味しかったらしい。すごく好きなのにごくまれにしか与えないせいか、出先で暴れそうな気配を感じた時などに「ラムネ、食べる?」と聞くと急にハッとしておとなしくなるので、一粒ずつもったいぶって分けてやるのである。「もっと、もっと!」と要求してくるのを制して、ひとつずつひとつずつ手渡してやる。4、5粒ほどで「これで終わりだよ」と私が言うと、息子は最後の一粒を食べずにずっと握りしめ、時折食べる振りをしながらもなかなか口に入れない。そのままそのうちに眠くなって持っていたラムネをどこかへ落としてなくしたりするのであった。

そんな息子を馬鹿だなあと思うと同時に、なにやらわき上がってくる感情もあったりする。こういう思いもラムネのようにいずれすぐに溶けて消えてしまうに違いないけれど、ひんやりした甘みが喉を通っていくような感覚は、くたくたになっている私をいつも少し元気づけてくれる。

父と母に似て、大事な物を最後の最後まで取っておく息子。RPGなら回復薬をラスボス戦において全滅寸前でもきっと使わないだろう息子よ。今日は何を大事に握りしめているのかと思ったらドングリだった。それを最後には齧ってしまい、不味かったのか半分になったのを私によこしたが、残り半分はしぶとく噛み続けようとして吐き出さない。私の食事は時々吐き出すくせになぜドングリにはそれほどの執着をみせるのか。そんなに飢えているのか息子よ! その直前にはラムネだって食ったじゃないか! 

苦いのも渋いのも、甘いのも酸いのも、大切な思い出となって溶け込んで、どこかにずっと大事にしまわれてゆきますように。





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さよならサンダーバード、こんにちは北陸新幹線

2015年04月01日 | もやもや日記




さて、奈良へ戻ってきて10日ほど経過しております。春の陽気のせいなのか、単に疲れているのか分かりませんが、毎日眠くてたまらない! 夜9時を過ぎると気絶するかのごとく寝てしまいます。もちろん朝まで起きませんよ。寝ても寝ても寝足りない日々であります。

それはさておき、3月に富山へ帰省した際、往路は特急サンダーバード(京都→富山)、帰りは開通したばかりの北陸新幹線(黒部宇奈月温泉→金沢)を利用してみました。滞在中には富山地方鉄道に乗ったり、新しくなった富山駅を見学したり、北陸新幹線がトンネルから出てくるのを上から眺めたりしました。すべては鉄オタな息子のためですが、あいにく彼は乗るよりも見るだけの方が好きらしい。まあ、乗っている間はおとなしくしてくれていたからいいか。

以下、迷惑も顧みず鉄道関係の画像を貼りまくります。


黒部宇奈月温泉駅。まわりはなにもない。


黒部宇奈月温泉駅至近距離の「ちてつ」の駅。


トロッコ電車などが飾ってあるほかは、とくに何もなし。
でも黒部はいいところですよ!! 黒部育ちの私が言うのだから間違いない。何もないが、それがいい。


新しくなった富山駅。




駅舎の中に市電が乗り入れてくる!





そこそこ混み合う構内。


あいの風とやま鉄道の改札付近はまだ改装が終わらず。


富山へ帰ったのはちょうど北陸新幹線が開通する直前で、滞在中にめでたく悲願の新幹線が北陸の地を走り抜けたのでありました。地元はそこそこ盛り上がっていた模様。ただ、新幹線の開通に伴ってJRの特急サンダーバードは区間を金沢までとし、金沢から先は三セクの「あいの風とやま鉄道」と名称変更して鈍行しか走らなくなってしまいました。なんてこった! 金沢から富山方面へ行くには新幹線しか選択肢がないってことか! ああ~~~、関西から富山方面へは恐ろしくアクセスが悪くなりますね。今回奈良から富山へ帰るのに乗ったサンダーバードが、富山行きサンダーバードの乗り納めとなりました。息子と乗るサンダーバードは必ず遅延するというジンクスがあったりして思い出深い列車だっただけに残念だわ。
でも、まあ、いずれは関西まで新幹線が延びるのかしら。そしたら(いつになるか知らんが)便利になるのかな。

ともあれ、新幹線はオープン直後ということもあり、近距離乗車のお客さんもたくさんいて混雑していましたよ。


黒部宇奈月温泉駅に到着の「はくたか」に乗車。


車内は新しいだけに綺麗。シートは赤く、全体的にだいぶモダンな印象。


混み合う金沢駅ホーム。


ついに新幹線が開通したのでありました! 本当に北陸は「はじまる」のか!?


息子にはこういうおもちゃを。



転がっても走る卵形北陸新幹線と、「富山かがやき天然水」のペットボトル。喜んでました^^









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