ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

調査だけでは

2009-12-23 05:42:39 | 不動産鑑定
本日の天気は

考えることと、調査をすることは違います。

われわれの商売ですと、法律、経済、会計基準、税務、会社の沿革や業態、そして勿論、不動産の相場等々、様々な観点につき調査をおこなわなければなりません。

但し、これはあくまでも「こーゆー決まり、判例、仕組や歴史でっせぇ」っちゅーだけのお話であって、一生懸命こーして調べてきた事柄を実際の事案に当て嵌めて、果たしてじゃぁ当の件について、アンタの考え方はどうなん?ってところに辿りつかなきゃ全く無意味です。

けど、意外にココに気付いてないヒトが多いのも事実。

自分自身のことを棚にあげてお話し申し上げると、普段、仕事をしていても、

「あぁ、この人は自分で判断するのが苦手なタイプだな」

と思うことや、逆に

「判断は早いけど、調査や研究に深さがないな」

と思うことがございます。

コトを為すには、最終的にどうしたいんだってことを自身が明確に抱いていなければならず、そのためにはありとあらゆる方法や手段を、面倒くさがらずに模索しなければなりません。

そして、その模索の仕方は複雑なモノではなく、「こうすればこうなる」程度のことを整理しながら積み重ねていく方法でおこない、原則的には数通りではなく、5~6個の手段を想定し得るよう努力するのが望ましいです。

これを、ただ調べただけってやり方で通そうとすると、ちょっとイレギュラーなことが生じたとき、自らの判断でピンチを逃れる確率がぐーんと低くなります。

普段から「こうするとこうなる」と考えるクセをつけておくと、仮に失敗したとしても、次からはその部分を考える際にキョーレツに埋め込まれることになりますし、不意の事態にも比較的柔軟に対応できたりも致します。

調査力だけではヒトを救うことも、社会に貢献することもできません。

無駄な努力をしないよう、わたくしめも日々精進したいと思います。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※


只今FC2ブログランキングに参加中

1押し「ポチ」っとおねがいいたします

↓↓↓↓↓↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする