The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

今週読んだ本(2020年8月)

2020-08-06 | ブックレヴュー&情報
いきなり猛暑が続き、又連日の嫌なニュースばかりのせいか頭の整理も出来ず、又ネタも尽きて
いる今日この頃です。
なので、ちょっと手抜きをしまして、今週読んだ本のご紹介だけでお茶を濁します。

✩ 『カッティング・エッジ』ジェフリー・ディーバ―著


文藝春秋(2019/10/10)
ジェフリー・ディーバ―(著)、池田真紀子(翻訳)

内容(「BOOK」データベースより)
イタリアを舞台にした前作『ブラック・スクリーム』から一転、ニューヨークに跳梁する殺人者との対
決を描く本書は、『ボーン・コレクター』『ウォッチメイカー』の路線を引き継ぐ原点回帰の作品とな
りました。ダイヤへの妄執と婚約したカップルへの殺意を宣言する殺人者プロミサー。後半に入るや、
次々に意外な真相が明らかになり、大胆な犯罪計画が姿を現わす―まさに“ドンデン返しの魔術師”
ディーヴァーの面目躍如の傑作です。

リンカーン・ライムシリーズ14作目です。
昨年出版されてすぐに図書館に入庫したものの、予約数が物凄かった上 その後コロナの影響で一時
図書館閉館があったりで 10ヶ月も待ちました。
久し振りにニューヨークが舞台で、お馴染みの顔ぶれが揃い、お約束の”ドンデン返し”もあり・・・
期待通りでした。 最後のドンデン返しには”あの人”も登場!でビックリ。

余裕があれば感想を書こうと思っていたのですが・・・(無理かも)

✩ 『解錠師』スティーブ・ハミルトン(著)

ハヤカワ・ポケット・ミステリ(2011/12/8)
スティーブ・ハミルトン(著)、越前敏弥(翻訳)

内容(「BOOK」データベースより)
八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くこと、
そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。孤独な彼は錠前を友に成長する。やがて高校生となった
ある日、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり、芸術的腕前を持つ解錠師に…非情な犯罪の
世界に生きる少年の光と影を描き、MWA賞最優秀長篇賞、CWA賞スティール・ダガー賞など世界の
ミステリ賞を獲得した話題作。このミステリーがすごい!2013年版海外編。2012年週刊文春ミステ
リーベスト10海外部門第1位。

大分前から読むかどうか迷っていた作品です。
ハヤカワ・ポケット・ミステリ版での購読ですが、後に文庫版も出ている様です。
クライムミステリを予想していたのですが、ミステリ+青春物語の感じ。
読後感は爽やかでしたが・・・。

✩ 『女王は孤独を言い訳にしない 超能力には向かない職業(2)』斉木香津(著)

二葉文庫(2020/6/10)

内容
人の意識に入り込み、記憶や感情が“読める”刑事・麦子。しかしその力は制御不能で肝心な部分
は自分の足で確かめるしかない。そんな麦子は、あるマンションから「――どうしてヨッチャンは
マリコサンを殺してしまったんだろう」という声を脳内で聞く。そこではかつて活躍したデザイナー
やモデルたちが寄り合って住んでいた。聞き込みをしている矢先、実際に死体が発見されて――

1作目があったのを知らず、いきなり2作目から読んでしまった。
キャラクターの特徴が面白く、軽く読める作品。
続編もあれば読んでみたい作品です。

✩  『螺旋の底』深木章子(著)

ミステリー・リーグ(2013/3/1)

内容(「BOOK」データベースより)
交通事故で自分だけ生き残った当主は若いセラピストと再婚した。封印された墓所を地下に
持つ石造りの館で新しい生活を始める二人。だが都会での生活を捨ててやってきた女には、
ある計略があった。村では次々と少年たちが姿を消し、殺戮と埋葬の歴史が繰り返されるな
か、冥府から慟哭の真相が浮かび上がる!

最近深木さんの作品に凝っています。
この作品は夫と妻の視点で交互に書かれていてますが、途中からあれ?と感じさせられ、惑わ
されます。
何となくミッシェル・ビュッシの『黒い睡蓮』を思い浮かべました。


今回採り上げた作品はいずれの作品も感想を書くつもりでしたが、多分無理そうなので 取り
あえず手抜きのご紹介のみ・・・・という事にしておきます。