The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

古代ローマが舞台 “Those About to Die”(原題)第一報

2023-05-30 | 海外ドラマ
“Those About to Die”


古代ローマ時代の 映画でもお馴染みになった”グラディエーター”を元に製作されるドラマ、
”Those About to Die”(死にゆく者たち:原題)の第一報は以前観てはいたのですが、出演者
が徐々に追加発表されるにつれ、その豪華な顔ぶれにあらためて注目しなくては・・・にな
りました。

”Those About to Die”は、1958年のダニエル・マニックスによる同名小説を元に製作されるテ
レビシリーズで、ヴェスパシアヌス皇帝時代の古代ローマの複雑で腐敗した見世物として扱
われる剣闘士の世界を舞台に、スポーツ、政治、ビジネスが交差し衝突するローマ社会のさ
まざまな層で、多様な登場人物が織りなす壮大な歴史大河ドラマとして描かれるという。


そのヴェスパシアヌス皇帝に、数々の名作に出演、アカデミー賞主演男優賞も受賞した名優
サー・アンソニー・ホプキンズの主演が決まっていたのですが、その後次々に発表される出
演者が何とも豪華でして、これはあらためてじっくりと注目していかなければ・…の作品です。

監督、並びに製作総指揮はローランド・エメリッヒ



現時点で発表された出演者は、
上記 サー・アンソニー・ホプキンズ(皇帝ヴェスパシアヌス)
モー・ハーシム(クワメ)
デミトリー・レオニダス(スコルポス)
ガブリエラ・ペシオン(アントニア)
その他大勢(スミマセン、現時点では流しますが 後日きちんと整理します)
そして、その後
何と、
ルパート・ペンリー=ジョーンズ(マルサス)、トム・ヒューズ(タイタス・フラヴィアヌス)
イワン・リオン(テナックス) が追加発表されました。

もう、これは大変です(個人的には大注目せねば・・・)

ルパート様に関しては、これまでも何度か触れてきましたが、又ひつこく書きますと
『MI-5』、『SILK』、『Whitechapel』、その他沢山
因みに、”古代ローマ帝国”となると、『ストレイン』の”ザ・ボーン”を思い出します。何とも
勿体ない(?)お姿でしたが・・・・。 今回はどんなお姿でしょう。 楽しみですね。

トム・ヒューズも

『SILK』、『THE GAME』、『VICTORIA』等々で注目のイケメンさんです。
そう言えば・・・”VICTORIA” のS3の日本放送はどうなったんだろう? 
パーマストン卿見られず あれっきり?
因みに、上の初画像で 左に居るのがトム・ヒューズ?かな?

イワン・リオンは

あのGOTでラムジー・ウォルトンでの記憶があるのですが、その後色々出演している様ですね。
(残念ながら見る機会が無く)

既にローマでの撮影は進行中とのことですが、リリース日時は未発表です。

↓ コチラが原作 『Those About to Die』

翻訳は出ていない様ですね。

これから順次情報が追加になるとおもいますので、その都度ご紹介しましょう。


(source : HollywoodSpy, 海外ドラマNAVI & etc.)



これから読む予定のミステリ:2023-May/3

2023-05-27 | ブックレヴュー&情報
書影発表待ちだった2作品です。

※ 『特捜部Q-カールの罪状』ユッシ・エーズラ・オールソン

ハヤカワ・ミステリ 2023年6月6日発売予定

【内容概略】
≪22年前から二年ごとに起こる、事故や自殺に見せかけた事件現場には必ず塩が残されている
ことに特捜部Qは気づいた。一方、カールが過去のステープル釘打機事件の重要参考人になって
いることがわかり――。シリーズ完結目前、特捜部Qが連続殺人事件の謎に挑む。≫

大分久し振りの”特捜部Q”、9作品目ですね。
前作『アサドの祈り』でアサドに関する秘密が明らかにされてきたのですが、今回はカールに
焦点が当てられている様ですね。

以前翻訳刊行待ちでご紹介し、その後発売予定日は発表されていたものの 書影がなかなか出
ませんで、ひたすら書影待ちだったのです。

ようやく出ました! 特に楽しみに待っていた作品です。

シリーズ過去作品、映画版等の情報はコチラをご参照下さい。

※ 『彼が残した最後の言葉』ローラ・デイヴ

ハヤカワ書房 2023年6月6日発売予定

【内容概略】
≪夫が消えた。妻のハンナに残されたのは「彼女を守って」と書かれたメモと、夫の連れ子ベイ
リー。そしてベイリー宛ての大金が入った鞄。のちに夫が働くテック企業に巨額の詐欺の疑いが
かかり、ハンナは失踪の謎に迫る。全米200万部のベストセラーサスペンス。≫

NYTベストセラーリストに65週連続掲載!米国で200万部突破のサスペンス
最後迄息をつかせぬ、正真正銘のページターナーである。

等々の高評価を得ています。

最初に概略を読んで、何となく面白そう!と思ったのですが、何と既に映像化されApple TVで配
信されているそうですね(観られないけど) 

”The Last Thing He Told Me”


原作の初刊が2021年、そしてApple 出の配信スタートが2023年4月。
そして、”史上最も視聴されたリミテッドシリーズ”とされています。

主演はジェニファー・ガーナー、ニコライ・コスター=ワルドー(GOTのジェイミー・ラニスタ―)他


↓ Trailerはコチラです
https://youtu.be/9TIZZhFOY6E

”ジェイミー・ラニスタ―”、現代劇で観てみたいな~と思いつつ、そして、その姿を思い浮かべな
がら原作を読む事にしましょうか。



(source : ハヤカワ、Apple TV、海外ドラマ NAVI & etc.)




ミニシリーズ『トム・ジョーンズ』情報少し

2023-05-24 | 海外ドラマ
”Tom Jones” 2023年

Masterpiece/ITV:4 エピソード

大分前に『トム・ジョーンズ』がドラマ化、製作されるとの情報が出ていたのですが、その後余り追
加情報も出ず、すっかり忘れてしまっていました。
そんな折、先日初放送されたとのことで、改めてドラマ化の情報を見直してみました。

『トム・ジョーンズ』とは、言わずもがなで皆様もご存知の事とは思いますが、
英国のヘンリー・フィールディングにより1749年に発表された作品で、18世紀の英国を舞台にした、
正式な題名は”The History of Tom Jones,a Founding”『捨て子トム・ジョウンズの物語』。
サマセット・モームが『世界の十大小説』の1つに挙げていると言われた作品です。

≪内容概略は≫
ある日、大地主オールワージーの屋敷の寝室で捨て子の赤ん坊が見つかる。大地主は赤ん坊をトム・ジョ
ウンズと名づけ、トムは裕福なオールワージーの養子として、オールワージーの妹ブリジットの息子であ
るブライフィルとともに育てられる。トムは地主の娘ソファイアと相思相愛になるが、ソファイアは両家
の親によりブライフィルと婚約させられていた。陰謀家のブライフィルはトムを中傷してオールワージー
家を追い出してしまう。トムはロンドンへ向かい、ソファイアも後から追ってくる。ところがトムは美男
子すぎて行く先々で女性たちに言いよられ、決闘騒ぎに巻き込まれたり、肉体関係を持ったウォーターズ
夫人が自分の母親だという驚愕の事実(これはあとで誤報とわかる)が明らかになるなど、波乱に満ちた
暮らしをする。最後にトムが本当はブリジットの息子であったことがわかり、トムはソファイアと結ばれる。

なのですが、学生時代に読んだ(筈)ですが、何時ものフレーズで詳細は霧の中。 何せ大昔の事ですし・・・。

又、これまでも何度か映画化もされています。







今回製作された4エピソードからなるドラマに関しては、
先ず、
キャスト:
監督:ジョージ・パリス
脚本:グウィネス・ヒューズ
製作総指揮:クウィネス・ヒューズ、ダミアン・ティマー、ジェームズ・ガンシ―、 他
出演:
トム・ジョーンズ:ソリ―・マクロード(『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』他)
ソフィア:ソフィ―・ワイルド
レディー・ヘラストン:ハンナ・ワディンガム
その他、
ジェームズ・フリート、シャーリー・ヘンダーソン等
又、
ドラマ『ニュー・トリックス』のブライアン役、新しい所では『シャーウッド』他数多くのドラマでお馴染み
のアラン・アームストロングも出演しています。



↓ Trailer はコチラで
https://youtu.be/NYnuyG2FaHs

ドラマの評価はまちまちで、大好評と言う程では無いようですが(微妙)、今回はどの様に映像化されたのか興味
があります。
(ただ一点、ソフィアを黒人に設定した意味が良く分からないのですが・・・・)。

何れにしても日本で放送されるかどうかも現時点では不明ですが、情報待ちです。

原作に関して、日本では『トム・ジョウンズ』というタイトルで岩波文庫から全4巻で1975年刊行されていますが、
現在はなかなか手に入らない様です。

 
↑ 画像拝借しました

DVDは既に発売されていますね。(日本版ではありませんが)


そう言えば・・・
トム・ジョーンズという歌手もいらっしゃいましたわねぇ。
これも大分古いですが、今回フト思い出しました。



82歳になられるそうですが、過去OBE勲章、大英帝国ナイト位を授与されているとの事。
なので、今は ”Sir Tom Jones” です。
お名前は映画版1963年版『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』(アルバート・フィニー主演)にも因んでいるとの
事でした。同名である事は知っていましたが、由来は初めて知りましたよ。
話しが逸れまして ドラマには関係ない事でしたが、チョット余談でした。



(source : ITV, Masterpiece/PBS & etc.)


『死が最後にやってくる』アガサ・クリスティ著

2023-05-21 | アガサ・クリスティ
”Death Comes as the End”

アガサ・クリスティ(著)、加島祥造(翻訳)
ハヤカワ文庫ークリスティー文庫:2004/4/16

内容「BOOK」データベースより
≪傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から、一族のなかには反目や
憎しみが。そしてノフレトが崖の小径から転落死を遂げた。これで再び平和が戻ってくるかに
思われたが―紀元前二千年のナイル河畔で起こった恐るべき惨劇!エジプトの古代都市を舞台に
華麗な世界が展開する異色ミステリ。≫

アガサ・クリスティによる1944年刊の”Death Comes as the End”。
大昔に読んだ事は間違いないものの、今作は全く(強調)覚えていなかったというお粗末な状
況で、今更ですが何気なく手に取り再読。

クリスティ作品でエジプトを舞台にした作品は幾つかあるものの、この作品の舞台はエジプトで
はあるものの、時代設定が紀元前2000年のナイル河畔という珍しい作品です。

結婚8年で若くして夫と死別したレニセンブは幼い娘と共に実家に戻って来た。
墓所守をしている父、二人の兄とその妻、異母弟、祖母、多くの家族がいる実家は8年前と何も
変わっていなかった。 そう感じ幸せに浸っていたレニセンブだが、父が若く美貌の再婚相手
のノフレトを連れて戻って来た為、そんな家族が微妙に変っていくことに気付く。

傲慢で一族の中でトラブルをまき散らすノフレトにより、家族のいがみ合いが巻き起こり始め、
ノフレトを憎み始める。
そんな中、崖下でノフレトの死体が発見され、足を滑らせた転落事故死だろうと思われたが、
その後家族のメンバーやその周囲の人々の不審な死を遂げ始める。

実権を握る父に牛耳られる息子たち、その3兄弟も互いにいがみ合い、それまで一見平和に見え
ていた家族がノフレトの出現、死によってそれまで内に秘められていた家族の本心をさらけ出し
始める。
そんな家族内を冷静に見ている父親の母(レニセンブの祖母であるエサ)、家中をこそこそ歩き
回り、家族の秘密を探り出している召使のへネット、家族とは一歩離れ静かに見守る管理人であ
り書記のホリ等が登場します。

個性豊かなメンバーの思惑が絡み合い、次々と起こる事件、それが実にリアルに描かれ、4000年
前のナイル河沿いの村、人々の暮らし、生活状態を等を含め独特な世界観で綴られます。

ただ、冒頭クリスティ自身が述べている様に、「場所も年代も物語自体にとっては付随的なもの」
そのもので、そのまま現代の舞台劇にもなりそうなキャラクター、物語の進行状態を感じさせら
れます。

探偵役も登場しないながらもスリリングに進行し、ミステリの醍醐味はたっぷり楽しめ、それに
加え クリスティお得意の”ロマンス”もしっかり込められた”人間ドラマ” +古代エジプトの生活、
風俗も楽しめる…と言った盛り沢山の作品と感じます。

特に個人的にエジプト大好きなモノにとってはより嬉しい作品で、風景も思い描きながらミス
テリを楽しめるという”一粒で二度美味しい”(又何時ものひつこいフレーズ)作品です。

『ねじれた家』、『無実はさいなむ』にも通じる、クリスティらしい家族、人間ドラマであり
ますが、ホッとさせられる後味もよろしいですね。

ミステリとしては物足りない等好みが別れる作品でもあるかと思われますが、クリスティ作品
の中では『隠れた名作』とも言われる作品である事は実感させられます。
















これから読む予定のミステリ:2023-May/2

2023-05-18 | ブックレヴュー&情報
※ 『恐るべき太陽』ミシェル・ビュッシ

集英社文庫 2023年5月19日発売予定

【内容概略】
≪南の島に集まった人気作家と作家志望の女性5名が次々に死体で発見され……。
騙りの天才ビュッシが放つ、クリスティへの挑戦作。≫

もう何年も前になりますが、何気なく手に取った『黒い睡蓮』を読んで強烈な印象に
嵌り込み、後になって知った一作目の『彼女のいない飛行機』、そして『時は殺人者』
へと・・・・。




”騙しの名人”とも言われる とても好きな作家さんの新作です。

生憎『黒い睡蓮』の感想のみしか書けませんでしたが、概略は拙記事をご参照下さい。

久々のビュッシ作品、今回もアットおどろく騙しが仕掛けられているのでしょうか?
とても楽しみです。

※ 『アオサギの娘』ヴァージニア・ハートマン

ハヤカワ・ミステリ 2023年5月9日発売

【内容概略】
≪スミソニアン博物館勤務の鳥類画家ロニはフロリダ州テネキーの実家で「ボイドの死について
話したい」というメモをみつける。ロニの父ボイドは25年前に沼地で謎の溺死を遂げていた。
ロニは父の死の真相を追うが、背後には湿地に囲まれた田舎町の大きな闇が……。≫

思い過ごしかも知れませんが、最近 ”沼地” 関連の作品が色々出ている様な気がするのは私だ
けでしょうか?

でもまぁ、初読みの作家作品ですし、一応読んでみたいリストインです。

※ 『すり替えられた誘拐』D.M.ディヴァイン

創元推理文庫 2023年5月31日発売予定

【内容概略】
≪父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラ
の誘拐計画が進行中だという怪しげな話が飛びこんできた。数日後、学生クラブ主催の集会中、
彼女は本当に襲われた。ところが、この誘拐事件は思いもかけぬ展開を迎え、ついには殺人へ
――謎解きミステリの職人ディヴァインのエッセンスが詰まった長編。≫

何故か、多分これまで読んだ事が無い気がするディヴァインの作品なのですが、改めて来歴を
見ると、1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社
の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆
活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士
より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』
を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没。

と書かれています。
これは是非読んでおかなければ・・・・の作品です。




(source : 集英社、ハヤカワ、創元社 & etc.)



『グッド・オーメンズ』シーズン2:ようやく!配信時期発表

2023-05-15 |  ∟グッド・オーメンズ
”Good Omens” S2

6エピソード

以前S2の情報を書いてから随分時間が経ってしまいました。
何の情報も出ない時期が長かった為、一体どうなったんだろう? とヤキモキしておりましたね。
先日ようやくAmazonによる配信時期が発表されました。

2023年7月28日 Amazon Prime

キャストは、
監督/エグゼクティブ・プロデューサー:ダグラス・マッキノン
原作/エグゼクティブ・プロデューサー:ニール・ゲイマン
脚本:ニール・ゲイマン/ジョン・フィネモア




現時点で分かっている出演者は、S1に引き続き、
マイケル・シーン:天使アジラフェル
デヴィッド・テナント:悪魔クロウリー
ジョン・ハム:大天使ガブリエル
ドゥーン・マッキチャン:大天使ミカエル
グロリア・オビアニョ:大天使ウリエル

新たに加わる顔ぶれとして(以前コチラでお知らせしましたが)
マギー・サービス:マギー
ニーナ・ソサーニャ:ニーナ
クエリン・セブルペダ:天使ムリエル
リズ・カー:天使サラクエル
シェリー・コン:ベルゼブブ


又、現時点で役名は不明ですが、
タイ・テナント(デヴィッド・テナントの息子)、ピーター・デイヴィソン(5代目ドクター・フー
であり、デヴィッド・テナントの義父)の参加も発表されています。





(と言っても私自身9代目ドクターからしか観た事が無いので、”5代目ドクター”は観た事が無いの
ですが・・・・)
↓ これがピーター・デイヴィソンの”5代目” ドクター 

↓ 5代目と10代目 テナントさん若かった~!


言わずもがなですが、

テナントさんの奥様のジョージアは10代目ドクターの時にドクターの娘でしたっけね。 
↑ チョット話がそれて、”ドクター・フー”関連になってますね・・・。

で、話しを戻して、
シーズン2はS1同様6エピソード構成になる様で、これも以前書きましたが、原作の内容はシーズン1
で終了している為、シーズン2は新たな脚本で書かれているとの事でした。

そしてAmazonによれば、
シーズン1の内容を発展させて、天使アジラフェルと悪魔クロウリーの奇妙な友情を解き明かすという。
誕生から黙示録の阻止にいたるまで長く地球にいる二人はロンドンのソーホーで人間に紛れながら気楽
な生活を送ろうとしていたが、驚くべき謎を携えた予期せぬメッセンジャーが現れ…というストーリー
になるようだ。

だそうです。

原作者のニール・ゲイマン氏はインタビューで、
”Season 2 is kind of quiet and gentle and romantic as opposed to season 1”
と語っています。

ただ、現時点でもなかなか詳しい情報が出てこないし、Trailerも未だにリリースされていませんね。

なんだかなぁ・・・・。
ですが、兎に角ちゃんと配信されるという事が発表されただけでも良かった、良かった!ですね。

Trailer とより詳細情報は逐次ご案内します。



(source : Amazon Prime, Collider, IGN, 海外ドラマNAVI & etc.)


PS: そう言えば、
”ドクター・フー”に関しても新情報が山ほど出ています。
随分ご無沙汰で、13代目になって以来、もう何年も情報を書いていなかったのですが(色々事情
が・・・・)、今回は逃せない様な情報が色々なので、近いうちに纏めようかと思っています。



『シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿』初放送を前に少し予習

2023-05-12 | 海外ドラマ
”The Brokenwood Mysteries” S1

2014年 :4エピソード

少し先の話ですが、7月にAXNミステリ―で独占日本初放送が予定されている作品がチョット毛
色の変わった作品の様なので、放送にあたり少し概略を調べてみました。

先ず、珍しいのは、ニュージーランドのドラマだそうです。
以前『フェルシ―・リッチ』という やはりニュージーランドのドラマがあったのですが、生憎
観る機会を逸していました。
なので、個人的には 多分”初”ニュージーランドミステリ ドラマになりそうです。

このドラマシリーズは、2014年に放送開始以来、2023年まで9シーズン放送されているとの事で
かなり人気ドラマの様ですね。

概略は、
刑事のマイク・シェパードは 地元の警察官を調査する為オークランドからブロークンウッドへ
派遣されます。 二つの殺人事件を結びつける可能性のある事件の捜査が進行中である為、地元
以外のシェバードが担当する事になります。
型破りなアプローチで事件に向かうシェパードは、正確で効率的な仕事をする地元のクリスティ
ン・シムズ刑事の助けを借りながら捜査を進めます。

”ブロークンウッド”と言うのはニュージーランドの架空の町で、人口約5,000人、海岸から約20㎞
の場所にあり、小麦から地元のワインまで様々な作物が栽培されている農業地帯にあり、周辺地
域には都市生活から逃れた多くの人々が住んでいる。 オークランド迄車で2時間半かかると言
われている。
・・・・という設定になっている様です。



ニュージーランドの俳優さんは全くと言っていいほど知識がないのですが、
一応キャストを:
マイク・シェパード:ニール・レイ
クリスティン・シムズ刑事:ファーン・サザーランド
サム・ブリ―ン巡査:ニック・サンプソン
ジーナ・カディンスキー検死官:クリスティーナ・イオーダ
ダニエル・チャマーズ巡査:ジャロッド・ラウィリ




↓ trailer はコチラ
https://youtu.be/-9F_VapmzSM

なかなか面白そうな内容の様な気がします。

”長閑な田舎町”と言う設定で描かれるミステリは、英国ドラマではミス・マープルをはじめとして
数多くのドラマの舞台になっていました。
このところ、英国に加え、フランス、放送されたばかりの『ガマシュ警部』のカナダ等を含む色々
な国の田舎町(勿論都会も)を舞台にしたミステリを見られるようになりました。

独特の風習や、人種問題も含め、当然美しい風景等も楽しめて、”一粒で2度美味しい”(古いけど
得意フレーズ)のドラマになっています。

今回のドラマも、田舎町独特の雰囲気とそこで起こるミステリ、自然に恵まれたニュージーランド
の美しい風景が楽しめるのではないかと期待しているところです。

個人的にも ニュージーランドは好きで訪れるつもりでいたにもかかわらず、忙しさに紛れ遂に
そのままになっていた場所です。
そんな意味でも楽しみにしているドラマです。

情報が余り多くない為、取りあえずの第一報ですが、追加情報が出次第追記します。






これから読む予定のミステリ:2023-May/1

2023-05-09 | ブックレヴュー&情報
あっという間に5月、あっという間にゴールデンウィークも終り・・・・はぁ~~。
光速で飛び去る日々、でも、読みたい本は次々と。

※『チョプラ警部のおもいがけない相続』ヴァシーム・カーン

ハーバーBOOKS文庫 2023年5月18日発売予定

【内容概略】
≪(元)警部と、身寄りをなくした子象。
異色の探偵コンビが、
大都市ムンバイを奔走する!

少年の水死体――それはインド国内を震撼させる大事件の始まり。
CWA(ヒストリカル・ダガー賞)受賞作家が贈るインドミステリ

ついに警察官人生が終わる退職日の朝、チョプラ警部のもとに想定外の事態が舞い込んだ。
放浪癖のある伯父からあろうことか“子象”を相続したのだ。しかも困惑したまま署に到着した警部を
待っていたのは少年の水死体。検死解剖もせず事故として処理されたその死に違和感を覚えたチョプ
ラは独自で調査を始めるが、それはインド裏社会をも巻きこむ大事件に発展し……。
“元警部と子象”の異色探偵コンビ、最初の事件! ≫

『帝国と亡霊、そして殺人』の作者が現代のインド、ムンバイを舞台にしたミステリ・シリーズ第一作。

最近とみに増えて来たインド系ミステリです。
一作目の『帝国と亡霊 そして殺人』は歴史ミステリ系でしたが、今作は概略を読む限り固いストー
リーではないのかな? 元警部と小象の探偵コンビ? まぁ、インドらしいと言えるのかも・・・・。
一応読みたいリストには入れました。

※『ホステージ 人質』クレア・マッキントッシュ

小学館文庫 2023年5月2日発売

【内容概略】
≪CAのミナは、5歳の娘ソフィアを別居中の夫アダムに預け、航空会社ワールド・エアラインズに
とって歴史的フライトとなるロンドン―シドニー直行便に搭乗した。この大事業に世間の関心が集
まる一方で、空港のまわりでは長時間飛行による環境破壊に抗議する人々がデモを行っている。
物々しい雰囲気のなか、353名の乗客を乗せ無事に離陸したボーイング777だが、間もなく小さな異
変が起こり始め、やがてミナの手元に何者かからの手紙が届く。そこにはこう書かれていた。「従
わなければ、娘は死ぬ」。一方ロンドンの自宅にいるアダムと、ミナの愛するソフィアには魔の手
が忍び寄っていた。乗っ取られた直行便、着陸まで20時間、選択を迫られるミナ――。
ニューヨークタイムズ、ガーディアン等主要メディアとカリン・スローターら人気作家からの賛辞
の嵐。恐怖と緊張、そして最後の1行まで絶対に読み落とせない展開。英国サスペンスの新女王が放
つ、衝撃の航空パニックスリラー!≫

↓ 出版社のページからそのまま引用させて頂きました。
【編集担当からのおすすめ情報】
2015年にデビュー作『その手を離すのは、私(原題「I LET YOU GO」)』で数々の文学賞を受賞し、
その後もベストセラーを連発、またたく間に英国サスペンスの新女王の座に就いたクレア・マッキ
ントッシュ。元警察官ならではのリアルな犯罪捜査の描写と、読む者を驚かせる大胆なプロットは、
常に多くの人を魅了しています。本作『ホステージ 人質』は著者6作目の長編。飛行機という密室
を舞台に、選択を迫られるCAとその家族を描きます。21世紀の世界的課題である地球温暖化をはじ
め、さまざまな社会問題について考えさせられ、読者一人一人の選択を問われるような物語でもあ
ります。そして最後の一行まで一時も息のつけない、極上のスリラーです。

以上、かなり力を入れてのお薦めが出ています。
なかなか魅力的なミステリ(?)、スリラー(?)で、兎に角読んでみなければ・・・・。

※『空軍輸送部隊の殺人』N.R.ドーズ

ハヤカワ・ミステリ文庫 2023年5月9日発売

【内容概略】
≪女性だけの空軍輸送部隊で起こった連続殺人の真相とは!?
1940年、イギリス。農村部の空軍駐屯地に女性飛行士だけで構成された後方支援組織〈補助航空部
隊〉が配属された。
戦線で命をかけんとする彼女たちをまず襲ったのは、敵国の攻撃ではなく刃物を持った殺人者だった。
切り裂きジャック事件を模した連続殺人事件に挑むのは、優秀な飛行士でありながら犯罪心理学の
博士であるリジー。
女性蔑視が色濃く残る空軍内で煙たがられながらも、地元警察の堅物刑事ケンバーと共に事件を
追う! ≫

この作品も初読みの作家さんの作品です。
チョット毛色の変わった作品の様で、気になる作品の1つです。




(source : ハーバーBOOKS, 小学館、ハヤカワ & etc.)



『バルタザール 法医学捜査ファイル』シーズン4

2023-05-06 | 海外ドラマ
”Balthazar” S4

2021年 8エピソード

そう言えば、その後どうなったんだろう??
と思っていた『バルタザール』のシーズン4がようやく放送されるようです(と言っても、U-NEXT
では既に放送済の様ですが)

AXNミステリ―にて、
7月2日(日)16:00~(字幕版)


そして、その前にS2とS3の再放送もある様で、
2023年6月7日(水)~となっています。

シーズン3は色々予想外(と言うか、想定内?)の様相を呈して、クリフハンガーで終っていたのです
が、シーズン4では以前書きました様に、エレーヌ・バック警部が降板となり、その代りに新任の女
性警部カミーユ・コストが登場となります。



バック警部の交代に関しては、巷では残念の声がチラホラ出ていた様ですが、これも以前書きました
様に個人的には良いんじゃない?です。
以前コチラの記事にも書きましたが、バックの女優さんが美人さんではありますが、思い入れ過多の
表情と演技がどうもダメだったので・・・(スミマセン、個人の好みなので)





シーズン4は8エピソード構成で、
概略は、
妻を殺害した犯人が捕まった後、負傷し昏睡状態に陥った法医学者のバルタザール。幸い意識を取り
戻しはしたものの、やりきれない想いを抱え、酒に溺れて海外で遊び回る日々を送っていた。やがて
パリに戻った彼は、新しく赴任した警部と引きあわされる。
(U-NEXT公式から)

メインキャストは、
ラファエル・バルタザール:トメル・シスレー
ジェローム・デルガド:イァング・サモ
ファティム・サギ:フィリパ・フェニックス
エディ・ドルーオ:コーム・ルヴァン
オリヴィア・ヴェシネ:カテリーナ・ムリーノ
カミーユ・コスト:コンスタンス・ラベ


バック警部以外のメインは変わらず継続。
バルタザールとカミーユの新コンビがどうなるのか?吉と出るか凶と出るか・・・ですね。

S4の放送迄2か月近くありますが、取りあえず忘備録として記しておきます。

尚、シーズン5も6エピソードで既にフランスでは1月に放送済とのことですので、これも楽しみです。

それと、
AXNミステリ―チャンネルでは、『バルタザール』の他、フレンチ・ミステリ特集の放送が予定されて
いる様で、6月~7月に特集第一弾、10月に第二弾が予定されているとの事。
これに関しては、後日再度ご紹介しようかと。(余力があれば・・・・ですが)




(source : AXNミステリ―、U-NEXT、& others)





『窓辺の愛書家』エリー・グリフィス著

2023-05-03 | ブックレヴュー&情報
『窓辺の愛書家』

創元推理文庫 2022/8/19
エリー・グリフィス(著)、上条ひろみ(翻訳)
”The Postscript Murders”

【内容概略】
≪ 本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の
執筆に協力していた。死因は心臓発作だが、介護士のナタルカは不審に思い、刑事ハービンダーに
相談しつつ友人二人と真相を探りはじめる。だがペギーの部屋を調べていると、覆面の人物が銃を
手に入ってきて、ある推理小説を奪って消えた。謎の人物は誰で、なぜそんな行動を? 『見知ら
ぬ人』の著者が本や出版をテーマに描く傑作謎解きミステリ。 ≫

本好きの老婦人の死。
謎を暴く鍵は一冊の推理小説に?
伏線の妙、驚嘆の真相。これぞミステリ!
〈週刊文春ミステリーベスト10〉第3位
『見知らぬ人』の著者が贈る謎解き長編

作者であるエリー・グリフィス女史はイギリスのベテラン作家で、前作『見知らぬ人』では2020年
のアメリカ探偵作家クラブで最優秀長編賞を受賞しており、その続編にあたる作品が本書『窓辺の
愛書家』です。
こちらも、英国推理作家協会で最優秀長編賞の最終候補作として選ばれました。
ただ、続編とは言え、物語の繋がりはありませんが、前作にも登場したハービンダ―・カー刑事と
数人の登場人物は共通しているものの、物語としての連続性はありません。

高齢者向きの集合住宅に一人暮らしていた老婦人ペギーが急死した事から始まりますが、このペ
ギーがミステリ大好き、又何人かの著名なミステリ―作家達の執筆に協力していたらしい事、「殺
人コンサルタント」を名乗り、毎日窓から眺めた状況をメモに残していたという。
未だ元気であったペギーが突然亡くなったことから、介護をしていたウクライナ出身のナタルカ
が不審に思い警察のハービンダ―刑事に相談する。

このハービンダ―刑事は前作にも登場していましたが、インド出身、30代半ばになるのに両親と
同居、同性愛者・・と色々と思いを抱えています。

主な登場人物は、素人探偵として前述のナタルカ(モデルの様な美人、数学が得意、英国で大学、
居住権を得る為に一度結婚の経験あり)、カフェを営んでいる元修道士という珍しい経歴を持つ
ベネディクト(ミステリおたく)、ペギーと同じマンションに住んでいるBBCで元コメンテイター
をしていたという老紳士エドウェイン(実はゲイ)と、それぞれかなりユニークなキャラクター。
特に親しい仲間では無かったがペギーを囲んでベネディクトのカフェで知り合った3人組。 

ペギーの死に疑問を持った3人組が 時にハービンダ―刑事の協力を得ながら、その真相を探る
謎解きになるのですが、ペギーが特別にミステリ―に造詣が深く、何人ものミステリ―作家の執
筆に協力していたらしいところから、作中には実際の推理小説、又出版社、出版業界、ミステリ―
ドラマに関してのネタが多く登場します。
作中エドウィンの愛読書が”ジーヴス”だそうで、何となく納得。良いですねぇ。

ドラマに関しては、「主任警部モース」、「バーナビー警部」、「ヴェラ」、「ジェシカおばさん」、
「ブラウン神父」等のタイトルがアチコチに登場するので、そんな点も魅力で嬉しいところです。

前作はかなりシリアスな内容でしたが、今作は趣が異なり、スピーディー、ユーモアもあり、主人
公3人組+ハービンダ―刑事のそれぞれの視点から交代に章が代わり、3人の勢いに任せた行き当た
りばったりの行動にハラハラしつつも、不器用な捜査に引き込まれます。
時にユーモアも交えた会話を楽しみながらも、それぞれ重荷を抱え、悩みながらも精一杯生きてい
る様子が描かれています。

犯人捜しの為3人だけで無謀にも南部サセックスからスコットランドのアバディーン迄の車での長旅
等英国の風景も楽しみながら ハラハラしながらも素人探偵の行動に目を離せなくなります。

ハービンダ―刑事の相棒ニールも憎めない良い味を出しているし、ハービンダ―自身の家族と 愛犬
スタスキー(”スタスキーとハッチ”?←凄く懐かしい名前なんですが)の様子も描かれ、ハービンダ―
という人物のキャラクターも徐々に深まって来ます。

読み始めるまでそれ程の期待感はなかったのですが、今作は登場人物の魅力、スピーディーな内容、
ユーモアもありながらそれぞれの人生もしっかり描かれている、その上前述の英国ドラマ好き、ミス
テリ好きには嬉しい内容等々で予想以上に楽しめ、個人的には前作より読みやすくとても気に入った
作品になりました。
ジェンダー、人種問題、世界情勢等も含まれていて、色々考えさせられる内容になっていると言う
感じもありました。

加えて、翻訳も自然でスムーズである事も読みやすい要因になっていたと感じます。

この作品は以前『これから読むミステリ:その(6)』の記事中でご紹介した事があります。
前作も勿論読みましたが、手が回らず感想を書けていませんでした。
何と言っても、今回の作品の方が個人的には好きでしたので、大雑把ではありますがご紹介して置き
ます。

そうだ、久し振りに”ジーヴス”読んでみようかな。 と・・・・。