The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから初放送予定のフランスドラマ:その(2)

2024-06-29 | 海外ドラマ
前回に続き その(2)ですが・・・・
いや~、それにしても・・・・と開口一番愚痴というか、何というか。
パリオリンピック記念とはいえ、フランスドラマ特集はいいのですが、あまりにもフランスドラマを集中
放送しすぎの様な気もしないでもなく・・・なのですが、そんな山盛り、テンコ盛り、大判振る舞い状態
のなかからほんの一部(個人的に気になるドラマという意味で)続きをピックアップしてみました。

『正直すぎる捜査官ヴェルネと聖域捜査班』

”Everybody Lies”
2 エピソード

★以下はミステリーチャンネルの公式案内から

嘘がつけない正直者で自分の信念に固執したがために警察をクビになった元刑事ヴェルネが、金と権力
で法の網をかいくぐる“聖域”に裁きを下す!政治家や大企業の社長など各界の超大物たちが関わる繊細
な事件に、ヴェルネ率いる聖域捜査班が真実を解き明かしていく。
フランスでは、同日のプライムタイムにおいて競合を抜き、視聴率トップを獲得した(※)大ヒットの
最新クライムミステリー!
(※)Médiamétrie調べ

元警官のヴェルネはパリで書店の仕事を手伝いながら、客に犯罪小説のうんちくを垂れては煙たがられ
ている。彼はあまりにも正直すぎて、自分の信念を曲げられなかったことが原因で、警察をクビになっ
ていた。書店の店主は、かつて彼に逮捕された元犯罪者のマックスだ。一方、司法省と内務省は、金と
権力で法の網をかいくぐる“聖域”に裁きを下すために、特別捜査班を立ち上げる。そのチーフに抜てき
された若手検事のモジョディは、捜査班の一員としてヴェルネに白羽の矢を立てる。ほかのメンバーは
天才ハッカーのマロリー、そして実家が富裕層の気弱なジュリアン。彼らの前に立ちはだかる容疑者は、
各界の超大物たちだ。いずれも長きにわたって、大きな力に守られてきた聖域である。彼らの身勝手な
欲望のために、多くの人々の人生が踏みにじられ犠牲になってきた。捜査班は、聖域とその支援者たち
による激しい妨害と闘いながら、隠ぺいされた不都合な真実に迫っていく。



原案・脚本を務めるオリヴィエ・ノレックはフランスを代表する犯罪小説家の一人。パリに隣接するセーヌ=
サン=ドニ県で長らく警部補を務めていた経歴を持ち、その経験を活かした厚みのある犯罪小説で人気
を博している。

出演:ヴァンサン・エルバズ(ヴェルネ)、マリアマ・ゲイェ(モジョディ)、ジョゼフィーヌ・ドゥ・
モー(マロリー)ほかこの作品もチョット変わったキャラクターをメインにしたドラマの様ですが、”聖域
捜査”というテーマが珍しいかな?と感じますね。
どんな風か分かりませんが、一応見てみようのリスト入りにしてあります。

ミステリーチャンネルのでの放送は、
2024年7月13日(土)16:00~

Trailerはこちら

https://youtu.be/o2I38-PvPfI

『マルロー警部のフランスさすらい事件簿』S2

”Capitaine Marleau”
新エピソード 全9話

このドラマは”日本初放送” ではないのですが、新エピソードが放送されるとの事。

本国フランスでは、2014年にパイロット版2エピソード
2017年シーズン1(7エピソード)を皮切りに、2021年のシーズン4の4エピソード迄放送されたドラマ
です。

前回放送を前に一応予習記事を書きましたので、下記ご参照下さい。

以前も書きましたが、このマルロー警部というのは”女性版刑事コロンボ”とも言われているようで、と
にかく外見が特徴(風変わりな帽子等)、そんな外見からはうかがい知れない研ぎ澄まされた鋭い勘と
卓越した手腕を持つ名刑事。

”女性版コロンボ”と称される謂れは、ファーストネームが明かされない、独特のファッション、風変わ
りな捜査アプローチ等から コロンボとの共通点が多いという点・・・だそうですが、確かに独特で周
りの目を気にしないとか、色々な点で他の刑事ドラマとは毛色が変わっているキャラクターではあると
思います。





フランスのみならず 世界中で人気を博すシリーズの一つになっている作品とのことですが、我が道を
行くマルロー警部は興味深く、個人的にもかなり気に入った作品でした。

監督:ジョゼ・ダヤン
脚本:エルザ・マルポー、マルク=アントワーヌ・ロラン

主人公であるマルロー警部にはコリンヌ・マシェロ

前回放送されたエピソードでも、第一話にはジェラール・ドパルデューが、そして第四話には”名探偵ポア
ロ”のデヴィッド・スーシェがゲスト出演していました。

今回初放送を予定されているのは、
ミステリーチャンネルにて、

★新エピソード・全9話
2024年8月17日、24日(土)16:00~ 一挙放送


★昨年放送した5話分も再放送
2024年8月10日(土)21:20~  一挙放送

Trailerはこちら

https://youtu.be/vZgXBUKcps8

ユニークなマルロー警部のキャラクターが結構好きですし、プライベートが気になるところ。
又、エピソード毎に舞台が異なっている点では、色々な場所の風物も楽しめるところも良いなと感じます。

(何れ機会があれば書こうと思っていますが、フランスの警察組織は一種独特の様で、管轄やら場所やら
他国と違っているのも興味深い点ですねぇ)

※ 関連拙過去記事は

◎ これから初放送予定のフランスドラマ:その(1)
◎ 『キャプテン・マルロー:マルロー警部のさすらい事件簿』10月初放送
◎ 『マルロー警部のさすらい事件簿』放送日等追記


その他山盛りのフレンチミステリの放送が予定されていますので、もし他にも気になる作品があって、そして余裕があれば追加します。


(source : ミステリーチャンネル & etc.)




これから読む予定のミステリ:Jun./3(2024)

2024-06-26 | ブックレヴュー&情報
※ 『白薔薇殺人事件』クリスティン・ぺリン

創元推理文庫 2024年7月12日発売予定

【内容概略】
≪ミステリ作家の卵アニーは、大叔母の住む村に招かれた。資産家の大叔母は、16歳のときに
占い師から告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じ続けていたが、アニーが屋
敷に到着すると、大叔母は図書室の床に倒れて死んでいた。両手には血がついていて、そばに
は白薔薇が。予言が的中したときのために大叔母が約60年をかけて調査した記録を手がかりに、
アニーは犯人探しに挑む。≫

今年1月に翻訳刊行待ち拙記事にてご紹介した 原題”How to Solve Your Own Murder”です。
”犯人当てミステリの大傑作、ここに登場!”
とされています。

待ちかねていた期待大の作品です。

※ 『魂に秩序を』 マット・ラフ


新潮文庫 2024年6月26日発売予定

【内容概略】
≪幼少時に義理の父親から虐待を受けたために多重人格障害を抱えるアンディは、自分の頭の
中に住む別人格アーロンによって人格の交錯する混沌状態を整理してもらい、下界に適応して
いくための人格の渉外役として新たにアンドルーという魂を生まれさせていた。ある日、ヴァー
チャルリアリティ・ソフトの開発に関わっているソフト制作会社で、アンドルーはやはり多重
人格障害を抱える女性ペニーと出会うことになる。自身の他人格だけでなくペニーの別人格に
まで振り回されるアンドルーは、一方で、ある殺人犯の事故死に関わったことから、義父の死
は自分が原因だったのではないかという疑念に囚われる。真相解明のため、ペニーと共に故郷
へと向かうが……。多重人格障害を抱えるカップルを主人公に、ミステリー、ロードノヴェル、
青春成長小説といったさまざまな要素が展開する、物語の万華鏡! ≫

多重人格カップルの友情と淡い恋心と殺人と――。
あらゆるジャンルを取り込んで、新潮文庫史上最厚で贈る、
メタおもしろい、究極の物語小説がついに日本上陸!

何と!1088ページだそうで・・・・。
正直予測のつかない色々な要素を含んだ内容の様なのですが、とても気になる作品なので、何と
か頑張ってみようかと。

※ 『幻月と探偵』伊吹亜門


(角川文庫) 文庫 – 2024/6/13発売

【内容概略】
≪ ここは夢の楽土か、煉獄か――。
1938年、革新官僚・岸信介の秘書が急死した。秘書は元陸軍中将・小柳津義稙の孫娘の婚約
者で、小柳津邸での晩餐会で毒を盛られた疑いがあった。岸に真相究明を依頼された私立探偵・
月寒三四郎は調査に乗り出すが、初対面だった秘書と参加者たちの間に因縁は見つからない。
さらに、義稙宛に古い銃弾と『三つの太陽を覚へてゐるか』と書かれた脅迫状が届いていたこ
とが分かり……。次第に月寒は、満洲の闇に足を踏み入れる。 ≫

異邦の論理、異形の心理。
大戦前夜の満洲、元陸軍中将の屋敷、連続毒殺事件、「三つの太陽」、岸信介の野望――。

個人的にはあまりご縁のない時代の物語、しかもミステリなのですが(”歴史ミステリ”とカテ
ゴライズされる様ですが)、以前ご紹介をした『焔と雪 京都探偵物語』(2023/8/17)←これ
は大正時代の京都を舞台にしたミステリで、とても雰囲気のある内容で、新鮮な感覚で読ませ
ていただきました。


気になっていたところ 昭和初期のミステリという同著者の以前の作品に気づき 遅ればせな
がら読ませてい頂こうと。

この作品は2021年8月30日単行本で発売されていたようです。




(source : 創元社、新潮社、角川 & etc)




『木曜殺人クラブ』追加キャスト情報

2024-06-23 | 映画
”THE THURSDAY MURDER CLUB”


この作品に関しては、前回豪華出演者の第一報をご案内したのですが、先日続報が出まして追
加キャストが発表されました。

最初に発表されたのが、

エリザベス・ベスト:(デイム)ヘレン・ミレン
ロン・リッチー:ピアス・ブロスナン
イブラヒム・アリフ:(サー)ベン・キングズレー

そして、
原作中語り手の様な役割を果たしていたジョイス・メドウクロフトに関しては予想が色々と出て
いましたが、ようやく セリア・イムリーに決定したとの事。


イメージ的には良いかな?って感じますが・・・・(←偉そう)

そして、その他の追加メンバーが発表されたのですが、これが凄い!もう大変!です。



ジョナサン・プライスがエリザベスの夫であるスティーブン
ナオミ・アッキーが警察官のドナ・デ・フレイタス

そして、個人的にツボで感動なのが、
デヴィッド・テナント(役柄未発表)で、予想もしなかった出演に驚きです。
その他、
ダニー・メイズ、ヘンリー・ロイド=ヒューズ(共に役柄未発表)
も加わり、ますます贅沢なキャスティングになってきましたね。

原作者であるリチャード・オスマンは、「これは”ハリー・ポッター”映画以来最高の英国人キャス
トだと思う」と語っているそうですが、本当に凄い顔ぶれで 贅沢な作品になりそうで ますます
楽しみになってきました。

それにしても、まさかのテナントさん!嬉しいですねぇ。



原作中誰を演じるのか、色々と想像しているのですが、アノ人かな? アノ人に違いない・・・とか。
テナントさんに関しても、最近殆ど書く機会がなかったのですが 次々に色々な作品に出演となって
いて凄いご活躍です。

そして、前回書きましたが、
監督、脚本は
クリス・コロンバス(『ホーム・アローン』、『ハリー・ポッター』、『ミセス・ダウト』等を手がけた)

撮影は今年の夏ごろ(6月から9月頃)に英国で開始予定。
リリース時期は多分2025年になりそうですね。

当初の予想よりどんどん豪華になっていくこの作品がますます楽しみになりましたね。

追加情報は順次。

★ 前回の初情報はコチラ

『木曜殺人クラブ』豪華出演者で映画化






(source : Netflix UK & Ireland, Cosmopolitan & etc.)






アガサ・クリスティ『七つの時計』映像化

2024-06-20 | アガサ・クリスティ
”The Seven Dials Mystery”

Agatha Christie

何故かアガサ・クリスティ作品が続きます。
先日BBCによる『ゼロ時間へ』の製作情報を書いたのですが、直後に 今度はNetflixにより『七つ
の時計』の製作情報が発表されました。

『七つの時計』はよくご存じの方も多いかと思いますが、『ゼロ時間へ』と同じく”ノンシリーズ”
で、ポアロもミス・マープルも登場しない作品です。

今回のNetflix版のキャストは、
製作総指揮:スザンヌ・マッキー、クリス・サスマン
脚本:クリス・チナブル(『ドクター・フー』、『ブロードチャーチ』等)
監督:クリス・スウィニー

出演:
レディ・アイリーン・”バンドル”・ブレント:ミア・マッケンナ=ブルース
レディ・ケータハム:ヘレナ・ボナム=カーター
バトル警視:マーティン・フリーマン






と言ったように、現時点では製作陣、メインの出演者のみが発表されていますが、
何といっても、
久々にクリス・チナブルの名前に触れ(懐かしい・・・)、又、先日”久しぶりに…”と書いたばかりの
マーティン・フリーマンが連チャンで名前を連ねているのが個人的にはとても嬉しい点です。
しかも、マーティンがバトル警視というのも良いですねぇ~~!

『七つの時計』は冒頭にも書きましたように、”ノンシリーズ”で、アガサ・クリスティの1929年発表
された長編であり、1925年の『チムニーズ館の秘密』の続編にあたる作品。

概略は、
【チムニーズ館に滞在していた客の一人、ジェリーを驚かせようと、友人たちは彼の部屋に夜中に忍
び込み、枕元に8個の目覚まし時計をセットするといういたずらを仕掛ける。翌朝、時計が一斉に鳴
り響くもジェリーが起きてこないので友人たちが見に行くと、彼は多量の睡眠薬を飲んで死亡してい
た。さらに、枕元に仕掛けたはずの目覚まし時計のうち7つがマントルピースの上に並べられ、残り
の1つは窓から庭に投げ捨てられていた。その後、ジェリーが義妹に宛てた不可解な手紙が見つかり、
彼の友人の一人も謎の死を遂げる。チムニーズ館の所有者であるケイタラム卿の娘バンドルは謎の解
明に乗り出すが…。】

といったストーリーで、若く活発で魅力的なバンドルが探偵役となって活躍する流れになっています。 
今回のドラマではマーティン扮するバトル警視がどの程度活躍の場があるのか気になるところで。

撮影は2024年夏にイギリスのリンカンシャーで開始され、2024年度後半か2025年初頭にNetflixで配
信される予定・・・との事。
クリス・チナブルの脚本がどの様になるのかもとても気になります。

より詳しい情報、trailer等は順次追記していきます。

原作は、
『七つの時計』ハヤカワ文庫ークリスティー文庫 2004年/2/20

アガサ・クリスティ(著)、深町眞理子(翻訳)

いつものフレーズですが、後日再度読み直しをしようと・・・・。



(source : Netflix, Telly Visions, WhatToWatch, 映画.com, 海外ドラマNAVI & etc.)





これから読む予定のミステリ:Jun./2(2024)

2024-06-17 | ブックレヴュー&情報
※ 『モルグ館の客人』 マーティン・エドワーズ

ハヤカワ・ミステリ文庫 2024年7月3日発売予定

【内容概略】
≪完全犯罪を成し遂げた者が集うパーティが開かれる館。新聞記者ジェイコブと名探偵レイチェル
は謎の女にパーティへ招かれるが……。≫

以前”翻訳刊行待ち”の中でご紹介した”レイチェル・サヴァナク”シリーズの2作目”Mortmain Hall”
がようやく翻訳刊行されます。

既にご紹介済の前作『処刑台広場の女』は久々にのめりこんで読んだ作品でしたので、2作目大変楽
しみに待っていた期待作です。

※『夜明けの花園 』 恩田陸

講談社 2024年1月13日発売

【内容概略】
≪ 湿原に浮かぶ檻、と密やかに呼ばれていた全寮制の学園。
ここでは特殊な事情を抱える生徒が、しばしば行方を晦ます。
ヨハンの隠れた素顔、校長の悲しき回想、幼き日の理瀬、黎二と麗子の秘密、
月夜に馳せる聖、そして水野理瀬の現在。
理瀬と理瀬を取り巻く人物たちによる、幻想的な世界へ誘う六編。 ≫

累計100万部突破! 「理瀬」シリーズ初短編集
ゴシック・ミステリの金字塔。

恩田作品は好きで、殆ど読んでいますので「理瀬」シリーズも全部読んだはずだと思っていたのに、
何故かこの短編集は見逃していたようです。

遅ればせながら楽しませて頂こうと思います。

※ 『鑑識写真係リタとうるさい幽霊』ラモーナ・エマーソン

ハヤカワ・ミステリ文庫 2024年6月19日発売予定

【内容概略】
≪写真の腕と霊能力で、巨悪に立ち向かう
幽霊に脅されてはじめた捜査で見えてきたのは、麻薬カルテルの暗躍、警察組織の蓋灰、先住民族
差別――

アルバカーキ警察鑑識写真係のリタは、生まれながらに幽霊が見えた。そのために孤立し、故郷の
ナバホ居留地を去った苦い過去を持つ。
一方、霊能力は仕事に役立つ面も。幽霊は時折、他の鑑識官が気付かない手がかりを示してくれる
のだ。ある日リタが交通事故現場の撮影を始めると、自分は殺されたと主張する被害者の霊アーマ
が現れた。
四六時中つきまとわれ、殺人犯への復讐を強いられたリタは独自に事件を追うことに! ≫

ミステリと言っても ちょっと変わったタイプの作品の様です。
あまり不気味で怖いのは苦手ですが、紹介文を読む限り色々な要素を含んでるようで興味ある作品
です。





(source : ハヤカワ、講談社& etc.)








『パディントン 3』: Trailer & 情報

2024-06-14 | 映画
”PADDINGTON IN PERU” (原題)


すっかり記憶の底に入り込んでいました。

思い返してみたら、最初にこの作品の製作情報を書いたのが3年前、その後の追加情報を2年前,
そして1年前に、と1年に一度の恒例行事のようになっていたんですね。

そして、いよいよポスター解禁と、初Trailerが紹介されました。

振り返ってみると、
最初の『パディントン』が公開されたのが2014年、
2作目の『パディントン2』が公開されたのは2017年のことでした。

今回のキャストは、
原作/製作総指揮:ポール・キング(全2作の監督、脚本)
監督:ドゥーガル・ウィルソン
脚本:マーク・バートン、ジョン・フォスター、ジェームズ・ラモント
出演:
パディントン(声):ベン・ウィショー
ルーシーおばさん(声):イメルダ:スタウントン
ヘンリー・ブラウン:ヒュー・ボネヴィル
ジュディ:マデリン・ハリス
ジョナサン:サミュエル・ジョスリン
ブラウン夫人:エミリー・モーティマー(前2作のサリー・ホーキンズからバトンタッチ)
バード夫人:ジュリー・ウォルターズ







そして今作では、以前も書きましたように、
オリヴィア・コールマンが修道院長、アントニオ・バンデラス、レイチェル・ゼグラー等豪華な
顔ぶれが加わっています。





※ Trailerは

https://youtu.be/lKgitu25ZAg?t=6

第3弾の今作では、パディントンがブラウン一家の皆と共に故郷のペルーを訪れることに。
パスポート用の写真を撮るのに大奮闘のパディントン。

ペルーで”老クマホーム”で隠居生活をしているルーシーおばさんを訪ねると、修道女からおばさん
は山奥に出かけているらしいと知らされます。
おばさんを見つけ出そうと、ブラウン一家と修道女と共に広大なジャングルの奥地への旅へ出る
ことに。
様々な冒険、苦難やハプニング。 ペルーの風景も楽しめそうです。

それにしても、過去2作同様贅沢な配役ですね。
又、ちょっとドタバタやユーモアもこれまで同様期待できそうです。

『パディントン・イン・ペルー(原題)』は
2024年11月8日に英国、2025年1月17日に米国で公開予定との事。
日本公開は何時になるんでしょうね? →分かり次第追記します。



(source : BBC, THE RIVER, Deadline & etc.)


☆ 関連拙過去記事は

★ 遅まきながら『パディントン』観ました
★『パディントン 3』製作決定!
★『パディントン3』製作情報続報(少しだけ)
★“Paddington in Peru”(パディントン3)追加情報




アガサ・クリスティ『ゼロ時間へ』BBC版キャスト

2024-06-12 | アガサ・クリスティ
”TOWARDS ZERO”

BBC 3エピソード

以前コチラで製作発表の情報をほんの少しご紹介したのですが、ようやくキャストが発表されました。

一部製作関連は書いたのですが、念のため、
監督:サム・イェーツ
脚本;レイチェル・ベネット
製作:ジェームズ・プリチャード(アガサ・クリスティ・リミテッド)、レベッカ・ダービン、シーナ・
バック・ウォンシング
その他



出演:
アンジェリカ・ヒューストン:レディ・トレシリアン
オリバー・ジャクソン=コーエン:ネヴィル・ストレンジ
エラ・リリー・ハイランド:オリバーの元妻オードリー
ミミ・キーン:オリバーの現妻ケイ

ジャッキー・クルーネ、グレース・ドハティ、ジャック・ファーシング、カリル・ガルビア等と
オリヴィエ賞受賞者のアンジャナ・ヴァサン

オスカー受賞者であるアンジェリカ・ヒューストン扮するレディ・トレシリアンは強烈なキャラクター
になりそう・・・・。


原作に関しては前回概略をほんの少し書きましたが、念のためもう少し丁寧に(?)、

≪1936年、イギリス。
スキャンダラスな離婚後、イギリスのテニススター、ネヴィル・ストレンジ(オリバー・ジャクソン=
コーエン)と元妻のオードリー(エラ・リリー・ハイランド)は、幼少期を過ごしたガルズ・ポイント
で一緒に夏を過ごすという、考えられない決断をする。そこはネヴィルの叔母、レディ・トレシリアン
(アンジェリカ・ヒューストン)の海沿いの邸宅だった。
かつての幼なじみの恋人同士の未解決の事件と、ネヴィルの新しい妻ケイ (ミミ・キーン) の存在により、
緊張が高まっている。
これに、長年苦労してきた女性の付き添い、謎めいた紳士の従者、恨みを持つ追放された従兄弟、尊敬
すべき家族の弁護士、好奇心旺盛な孤児、そしてフランス人の詐欺師が加わり、まもなく殺人事件が起
こる。問題を抱えた刑事は、嫉妬、欺瞞、機能不全の有害な網を解くために、自分の目的を再発見しな
ければならない。彼は、別の犠牲者が死ぬ前に事件を解決できるだろうか?
激しい三角関係、恐ろしい女家長、そして敵だらけのホームパーティー。
すべてが強制的に…ゼロへ向かう。≫

繰返しになりますが、この作品はいわゆる【ノンシリーズ】で、ポアロもミス・マープルも登場しません。
原作はバトル警視達が事件解決にあたるのですが、このドラマではどの様に描かれるのか現時点ではよく
見えていません。

この作品は現在、ブリストルとその周辺、およびデボン海岸で行われているそうで、今のところリリース
日は発表されていません。

取りあえずの第一報ですので、順次追加情報出次第追記していきます。

前回に重複しますが、念のため原作は、

『ゼロ時間へ』アガサ・クリスティ

ハヤカワークリスティー文庫 2004年5月14日発売





(source : BBC, Variety, WhatToWatch & etc.)









『ヨルガオ殺人事件』Trailer & release date

2024-06-09 |  ∟カササギ殺人事件 /ヨルガオ殺人事件
”Moonflower Murders”

Masterpiece
6 episodes

前回コチラでFirst Look をご紹介してから大分時間が経って、その後どうなっただろう?と気にな
り始めたところでした。

ようやく撮影が完了したとの事で、trailer, リリース日及び追加情報が少し出てきました。

先ずはTrailerから

https://youtu.be/ZWf1mMWpzUU?t=5

既に書きましたので繰返しになりますが、追加もありますので再度キャスティングを、
監督:レベッカ・ガトワード
脚本:アンソニー・ホロヴィッツ
製作総指揮:ジル・グリーン

出演:
スーザン・ライランド:レスリー・マンヴィル
アティカス・ピュント:ティム・マクマラン
アンドレアス:アレクサンドロス・ロゴテティス
アラン・コンウェイ:コンリース・ヒル
ジェームズ:マシュー・ベアード
ロック/チャブ:ダニエル・メイズ
ケイト:クレア・ラッシュブルック
(↑ この辺りまでは前作『カササギ殺人事件』から継続)

今作新しいキャストは、
パリス/ベルリン:マーク・ゲイティス
リサ/メリッサ:ロザリー・クレイグ
マデリン:ピッパ・ベネット・ワーナー
ローレンス/ランス:エイドリアン・ローリンズ


前作に続き、原作者であるアンソニー・ホロヴィッツが脚本を担当しているので、安心して観られ
ると確信しています。

詳細ははっきりしていませんが、前作と同様、アラン・コンウェイの小説とクレタ島でアンドレアス
とホテルを経営しているスーザンの現在の状態が入れ子状態で描かれているのは間違いないと思われ
ます。

そして、前回同様、スーザンが心の中のアティカス・ピュントと共に探偵役となり、謎を解明する事
になる・・・という形をとっているのですね。









入れ子状態で描かれているため、(これも前回同様)ピュントの世界とスーザンの世界の登場者をダ
ブって同じ役者さんが演じている形式も引き継がれているようです。

今回はスーザンが移住したクレタ島の美しい風景とアラン・コンウェイの小説の舞台である1954年の
英国デヴォンシャーの景色が対照的に描かれているので、この点も興味深いところですね。



リリース日は、
2024年9月15日(PBS USA)アメリカ

日本でも何とか早く放送して欲しいと首を長くして待ちましょう(多分来年?)
(日本放送日が決まったら、原作再読しなくちゃ・・・)

その間、もっと詳しい続報が出れば追記いたします。

今回もホロヴィッツさんのカメオ出演あるかしら???・・・も気になるところで。



アラン・コンウェイの作品 ”Atticus Pund Takes the Case”  『愚行の代償』

トップ画像(ブルー&黒)は前作『カササギ殺人事件』の(赤&黒)の色違い(?)



これはそれぞれ原作のカバーの色にインスパイアされているのでしょう。

 


☆ 原作の概要(おおまかな)は以前書きましたのでご参照下さい

『ヨルガオ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ著


(source : BBC, Masterpiece & etc.)




これから読む予定のミステリ:Jun./1(2024)

2024-06-07 | ブックレヴュー&情報
※ 『毒入りチョコレート事件』【新版】アントニー・バークリー

創元推理文庫 2009年11月10日発売

【内容概略】
≪ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面々は、迷宮入り寸前の難事件に挑むこと
になった。被害者は、新製品という触れ込みのチョコレートを試食した夫妻。チョコレートには毒
物が仕込まれており、夫は一命を取り留めたが、夫人は死亡する。だが、そのチョコレートは夫妻
ではなく他人へ送られたものだった。会員たちは独自に調査を重ね、自慢の頭脳を駆使した推理を、
一晩ずつ披露する――。誰がこの推理合戦に勝利するのか。本格ミステリ史上に燦然と輝く、傑作
長編。≫

少し古い作品ですが、以前ご紹介した『レイトンコートの謎』、『最上階の殺人』を読了して、本
格ミステリでありながら ロジャー・シェリンガムのユルイ名探偵振りと、ほのかにユーモラスな
会話等に惹きつけられていました。



そんな訳で、今更ですがこのシリーズも もう一度読み直していこうと思います。

※ 『すべては〈十七〉に始まった』 J.J.ファージョン

創元海外ミステリ 2024年6月30日発売予定

【内容概略】
≪霧のロンドンで〈十七〉という数字に付きまとわれたベンは寝床を求めて十七番地の空き家へ侵入
した。彼を待ち受ける世にも恐ろしい一夜とは……。 ≫

ヒッチコック映画「第十七番」の原作小説、待望の初邦訳! ――結末を知って読めば、おそらく一度
目に見落としていた見事なまでの伏線に気づけ、感心することしきりだろう。(「訳者あとがき」より)

と、紹介されています様に、なかなか惹きつけられる内容です。

ヒッチコック監督による”NUMBER SEVENTEEN” は1932製作の作品だそうですが、流石に観た事はあ
りません。

因みに、タイトルにある”十七”は、何故算用数字の”17”ではなく、漢数字の”十七”なのか?
ストーリーに関係あるのでしょうか? 気になるところです。

※ 『六色の蛹』 桜田智也

東京創元社 2024年5月31日発売

【内容概略】
≪昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。行く先々で事件
に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。
ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話
から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。
ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日本推理作家協
会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蝉(せみ)かえる』に続く、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作!≫

以前気になっていた作品なのですが、虫が苦手なものとしては”昆虫”イッパイだと怖い(?)なぁと何
となく遠見をしていた作品です。

先日チラッと気づくと、この作品は
『サーチライトと誘蛾灯 』 2020/4/21
『蝉かえる 』 2023/2/13


に続く著者3作目だそうで、これまで日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞されているそうです。
受賞云々はともかく、

”ブラウン神父、亜愛一郎に続く、
令和の〝とぼけた切れ者″名探偵、登場!
昆虫オタクの青年が、奇妙な謎を鮮やかに解き明かす!”

キャラクターに惹かれましたので、遅まきながら読ませていただきたい作品です (”昆虫”は目をつぶって)


(source : 創元社 & etc.)




ミヒャエル・エンデ『モモ』映画化

2024-06-04 | 映画
”MOMO”


先月でしたか、『モモ』の映画化に関しての第一報が出て、出演者としてマーティン・フリーマンの
名前が出ていました。



マーティン久しぶりだなぁ・・・いや、色々出ていることは知っているのですが こうして取り上げ
るのは随分久々なのです。

そんな訳で 少ないのですがとりあえずの現時点での情報を残しておこうと思います。

今更私如きが言うまでもありませんが、『モモ』はドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデによる
ベストセラー ファンタジー作品の一つでもあり、『ネバーエンディング・ストーリー』(果てしない
物語)と共に世界的に有名な作品で、50カ国語以上に翻訳され、全世界で1300万部以上売り上げている
とのこと。



多くの方がご存じの作品だと思うし、私自身も大昔に読んだ記憶があります。
日本では、

『モモ』 岩波少年文庫新書:2005/6/16

ミヒャエル・エンデ(著、イラスト)、大島かおり(翻訳)

念のため概略を
≪廃墟となった円形劇場に住みついた、粗末な身なりをした少女モモ。街の人々は相談をし、モモの
面倒を見ることになります。
モモに話を聞いてもらうと硬くなった心が柔らかくなり悩みが消えていく……。不思議な力を持つモ
モは、街の人にとってかけがえのない存在になっていくのでした。
ところがある日、街に「灰色の男たち」が現れます。
「時間を貯蓄銀行に貯めると命が倍になる」と言う彼らのせいで、町の人々から「時間」が奪われて
しまい――。
 
「時間」がテーマのお話。
本書の副題は「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」。
小さな女の子であるモモが、灰色の男たちに奪われた時間を取り戻そうと奮闘します。≫

そんな『モモ』は1986年に初めて映画化されたとのことで、その後も再度製作されていたと思います
(観た事はないのですが・・・)

今回製作発表された作品は、
脚本、監督:クリスティアン・ディッター
製作:クリスティアン・ベッカー他



モモには、アレクサ・クッドール(『ロックウッド除霊探偵局』、『デビルズ・アワー』、『Gentleman in Moscow』等)
その他メインキャストに、
アラロイン・オシュンレミ、キム・ボドゥニア、クレス・バング、ローラ・ハドック、ダーヴィット・ジュッター,
ジェニファー・アマカ・ベッテション
そして、マーティン・フリーマン

とされており、配役は現時点では不明。
(何となくインターナショナルなキャスティングですねぇ)

既にクロアチアとスロベニアで撮影は開始されているそうです。

これから順次情報が出てくると思います。
マーティンどんな役柄なんでしょう???
気になりますねぇ。

Meantime,

随分久しぶりに原作を読んでみようかな・・・・。


(source : Deadline, 海外ドラマNAVI & etc.)