The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

「The Au Pair」(原題)リリースその他追加情報

2025-03-09 | 海外ドラマ
”The Au Pair”(原題)

チャンネル5 :4 エピソード

昨年第一報としてご紹介したこのドラマですが、その後全く情報が出ないまま どうなったんだろ
うと時々気になっていました。

先日ようやくファーストルック、リリース日等が発表されました。



前回書きました様に、何といってもこのドラマのキモは(個人的に?)出演者でして、
ポアロでお馴染みのデヴィッド・スーシェ、『ヴェラ』を降板したエイデンことケニー・ドウティー
が出演しているという事。
(『ビヨンド・パラダイス』のサリー・ブレトンも出演していますけど・・・)

”Au Pair” (オーペア、オペア)とは何かと言うのは前回書きましたので、省略します。

キャストは(繰り返しになりますが)
ゾーイ・ダルトン:サリー・ブレトン
ジョージ(ゾーイの父):デヴィッド・スーシェ
クリス・ダルトン(ゾーイの夫):ケニー・ドウティー
サンドリーヌ(オーペア):ルドミラ・マコウスキー












ようやく出ました!Trailer

https://youtu.be/V8fVRRtyiRo

このドラマの概要は前回書きましたが、念のため再度 :
ゾーイ・ダルトンはハンサムで成功した夫、愛らしい二人の子供、そして絵のように美しいイギリス
の田舎町にある豪華な家等すべてを持っている様に見える女性。
しかし夫婦関係にも問題が生じ、又糖尿病の父親が隣に引っ越してきたことでプレッシャーが高まっ
て来る。
色々問題を抱えるようになり、彼女はしぶしぶながらオーペアを雇う決断をする。
魅力的な若いフランス人女性サンドリーンが登場すると、家庭に不穏な変化が生じ始め、長い間隠さ
れていた真実が表面化し、次第に制御不能に陥るようになる。

”家族、信頼、隠された真実の複雑さを深く掘り下げる ” ドラマになっているとされています。

冒頭に載せた番宣ポスター、それにイメージ画像などからも明らかに予測出来そうな展開になりそ
うですね。
サスペンスドラマになるのでしょうか?
(ようやくお目見えしたtrailer からもイメージできますもんね)

今回のドラマに関しては、何度も繰り返しますが、ドラマ出演が随分久々のサー・デヴィッド(と
は言え、『ポアロ』の繰り返しの何度目かの再放送でも毎日のように拝見してはいましたが・・・)。
そして、”ヴェラ”のエイデン降板後初の出演となるケニー・ドウティーが目玉です。

チョット話はそれて余談ですが、ケニー・ドウティーの奥様はアシュリー・ジェンセン(”シェトラ
ンド”のルース・スカダー)なんですってね。
通常俳優さんたちのプライベートにはあまり興味がないので全く知りませんでしたが、遅ればせ
ながら、チョット意外な組み合わせ(?)かな・・・・と。

そして、ようやく発表された英国初放送は、
2025年3月10日(月) Chanel 5 とのこと。

現時点で日本放送あるかどうか全く分かりませんが、放送を期待しています。

※ 関連第一報は

★“The Au Pair(原題)”にデヴィッド・スーシェ他出演決定



(source : Chanel 5, WhatToWatch, IMDb & etc.)

『P分署捜査班』ドラマ版:6月日本初放送

2025-03-04 | 海外ドラマ
”I bastardi di Pizzofalcone”(英語版:”The Bastards of Pizzofalcone” )


丁度一年前位になりますか、このドラマが早く日本で放送にならないかしら・・・・?と記事に書い
たのですが、何と!6月に日本初放送になる様です。
ようやくッ!ですが、嬉しいニュースです。

ミステリーチャンネルでの放送タイトルは、
『ピッツォファルコーネ署 おちこぼれ刑事たちの捜査』と長いタイトルになるそうです。

以前書きました内容と重複しますが、
この作品の原作は イタリアの人気作家マウリツィオ・デ・ジョバンニの人気シリーズ『P分署捜査
班』シリーズです。

第一作は『集結』(2013年)で、現時点では第四作目の『鼓動』まで翻訳出版されていて、4作共読了
しました。
(感想を書いたのは一作目の『集結』だけでしたが・・・・)

『P分署捜査班 集結』 ”I bastardi di Pizzofalcone” (2013年)
『P分署捜査班 誘拐』 ”Buio”(2013年)
『P分署捜査版 寒波』 ”Gelo”(2014年) 
『P分署捜査班 鼓動』 ”Cuccioli”(2015年)



そして、
第五作目になる
”Pane” が2025年刊行予定とのことです。 楽しみです。

(“Pane”はイタリア語でそのまま ”パン” なんですね。 日本語のパンの語源?)

で、今回日本初放送となるドラマ版は、取りあえずシーズン1という事の様ですが、
本国ではシーズン4迄製作されています。

S1:6エピソード Jan.2017
S2:6エピソード Oct.2018
S3:6エピソード Sep.2021
S4 : 4エピソード Oct.2023
が放送されている様です。

原作の”P分署”というのは、”ピッツォフォルコーネ署”のことで、イタリアの風光明媚なナポリに
ある架空の分署とされています。
同署内で事件が起きたことから捜査班に属していた4人の刑事が、押収したコカインを横流しし
た咎で逮捕されたのである。前代未聞の醜聞であり、ピッツォファルコーネ署の存続が危ぶまれ
るほどに追い詰められた時に補充要員として集められたのは、いずれも前の職場にはいられなく
なったはみ出し者ばかりだった。
と言うのが始まりで、

そのメンバーは、
ジュゼッペ・ロヤコーノ警部:アレッサンドロ・ガスマン
ローラ・ピラス検事:カロリーナ・クレッシェンティーニ
ルイージ・パルマ長官:マッシミニアーノ・ガロ
オッタビア・カラブレーゼ:トスカ・ダキーノ
ジョルジョ・ピサネッリ副長官:ジャンフェリーチェ・インバラート










それぞれ問題を抱え、はみ出し者と言われたメンバー達が 次第にそれぞれの特徴を生かし一丸
となって事件に立ち向かって行く。
原作では、事件と共にメンバーのプライベートにも触れ、それぞれが抱えている悩みや問題も織り
込んでバランスが取れた内容になっていたと思いますが、ドラマはどの様になっているんでしょう? 

Trailerはこちら(以前と同じものですが・・・・)

https://youtu.be/_k04-xPkxxk

このところイタリア製のドラマが幾つか放送されるようになってきましたが、どの作品もオシャレ
で綺麗なオネエサンがメインになっている作品が多く、どれも特徴ある風景を楽しむには良いかな?
と言う作品ばかりです(個人の感想です)

”P分署”シリーズの原作は、”20世紀の『87分署』”と形容されることもある硬派な警察小説と言われて
いますので、これまでの他イタリア製ドラマとは一味違うのでは?と期待しているのですが・・・。
ただ、”硬派”とは言え、登場するキャラクターが大変人間味があり、それぞれユニークで、ユーモア
もあり・・・で、そこはイタリアらしい形での造詣がなされていたので、そんな点での興味は膨ら
みますね。果たしてどの様な形のドラマになっているでしょう。

放送日その他追加情報が出れば追記します。


★ 過去記事は

※ 『(P分署特捜班)集結』マウリツィオ・デ・ジョバンニ著
※ 『P分署捜査班』ドラマ版:日本放送は?



(source : ミステリーチャンネル、IMDb & etc.)


『 探偵ミス・スカーレット』新シーズン日本初放送に合わせて

2025-02-26 | 海外ドラマ
“Miss Scarlet”


ミステリーチャンネルにて
『探偵ミス・スカーレット』の新シーズン初放送のスケジュールが発表されてます。



これは楽しみで、嬉しい事なのですが 以前何度か書きました様にシーズン数が製作オリジナル
放送分と異なっているので混乱しておりまして、ここで一応すり合わせをしておこうかと思います。
(あくまでも個人的に頭が混乱している為とお考え下さい)

以前も書いたような記憶がありますが、念のためもう一度(ひつこい)ここにオリジナル放送分の
シーズン&エピソードリストを書き出しておきます。

Season 1 : 6 episodes (Mar.2020)
E1 ; “Inheritance”
E2 : “The Woman in Red”
E3 : “Deeds not Words”
E4 : “Memento Mori”
E5 : “Cell 99”
E6 : “The Case of Henry Scarlet”

Season 2 : 6 episodes (Jul.2022)
E1 : “Pandora’s Box”
E2 : “The Black Witch Moth”
E3 : “A Pauper’s Grave”
E4 : “Angel of Inferno”
E5 : “Quarter to Midnight”
E6 : “The Proposal”

Season 3 : 6 episodes (Jan.2023)
E1 : “The Vanishing”
E2 : “Arabella”
E3 : “Hotel St Marc”
E4 : “Bloodline”
E5 : “The Heir”
E6 : “The Jewel of the North”

Season 4 : 6 episodes (Jan.2024)
E1: “Elysium”
E2: “Six Feet Under”
E3: “Origins”
E4: “The Diamond Feather”
E5: “The Calling”
E6: “The Fugitive”

Season 5 : 6 episodes (Jan.2025)
E1: “The Rival”
E2: “The Guild”
E3: “Thames Reaper”
E4: “The Deal”
E5: “The Enchanted Mirror”
E6: “Dangerous Liaisons”

上記最新シーズンの5は今年の一月に英国初放送になったばかりです。

そして、今回ミステリーチャンネルで初放送とされているのが、
”シーズン3 全6話”
2025年3月9日(日)夜9:10~
(この時間も微妙・・・)

とされています。

以前も書きましたが、ミステリーチャンネルでは シーズン2の6話に加え オリジナルでのシー
ズン3の6話も加え 全12エピソードを ”シーズン2”として放送していました。

したがって、
今回放送予定の ”シーズン3・全6話”とされているのは、英国にてのオリジナル放送分の”シーズン
4の6エピソード”が該当します。

今回初放送とされているエピソード1 ”Elysium”は、上記リスト通り=英国オリジナルのシーズン
4のエピソード1です。
(エピソードタイトルで比較すると混乱しないかも・・・と思います)

何だかごちゃごちゃで混乱してしまったので、ひつこくリストアップしてみました。
が・・・・
かえって混乱したのかも?

いずれにしても、初放送自体は楽しみにしていたし、嬉しいことです。





念のためofficial trailerを

https://youtu.be/UQVGTnPgJc4




今回日本初放送となるシーズン3(オリジナルのシーズン4)の概要は過去記事に書きましたので、
ここでは省略しますが 何と言っても今シーズンで”デューク”ことウィリアム・ウェリントンが去
ることになるのが残念ですね。
その情報が出た時の”大騒ぎ?”は過去記事に書きましたので、これも今回は省略します。

そして、その次のシーズン5(オリジナルの)から新たにアレクサンダー・ブレイク警部が登場す
る事になりました。



最新のシーズン5は今年の1月に英国初放送されたばかりですが、”デューク”ロスの反動は予想より
は少なかった(らしい?)ですね。

で、ついでながら・・・・。
このS5の放送直後に シーズン6の製作も発表されています。
そして、勿論イライザに加え、アレクサンダー・ブレイクも続投。
他のメインキャラクターも続投の様ですが、待望のモーゼスが復帰するとの事で注目されていま
す。
このS6 の追加情報も入り次第追記していきます。

取りあえず、
新シーズン初放送を楽しみにしたいと思います。

★ 関連過去記事は
下段 #探偵ミス・スカーレット でご参照下さい。



(source : ミステリーチャンネル、Masterpiece, PBS & etc.)



『潜入捜査官アンニカ~北欧美術の陰謀~』初放送

2025-02-10 | 海外ドラマ
『Koodinimi: Annika』(英題:”CODENAME: ANNIKA”)

2023年9月
6エピソード

アクションチャンネルで3月に初放送開始になる新ドラマです。

珍しいタイプで目に留まりました。 気になるドラマです。

今回の新ドラマはスウェーデン、フィンランド共同製作によるグローバル・ヒットした犯罪ドラマシ
リーズとの事。

内容概略は、
美術犯罪捜査官エンマは国際的犯罪を暴くため、関与が疑われるオークション会社に美術の専門家“
アンニカ”として潜入する。会社のトップに近づき証拠をつかもうとするが、謎の黒幕“ブランコ”の
存在がエンマを追い詰めていく。そして、潜入を続けるうちに“エンマ”と“アンニカ”の境界線が曖昧
になっていく…。
と言った流れになっているようですが、

美しきヒロインが大規模な美術犯罪に挑む、どんでん返し連発の潜入捜査アクション!ヨーロッパ
各国を魅了したグローバル・ヒットシリーズが日本初上陸!
とされています。

”どんでん返し連発”と言われれば、思わず食いつきますし、主人公のエンマ(美術犯罪捜査官)が(エ
ンマが演じる)美術の専門家であるアンニカとを見事に演じ分けられているそうで、その点も注目点
ですね。

最近北欧のミステリ、ドラマが増えてきて 日本でも観る機会が増えたとは云え、スウェーデン、フィ
ンランドの俳優さんはあまりお馴染みではないのですが、この”エンマ”を演じているのは新進気鋭の
女優サンナ・ネデンゴール だそうです。










脚本を手掛けたミア・ユロネンは、フィンランド舞台脚本・映画脚本家協会により2023年の年間最優秀
脚本家に選ばれたとの事。

個人的には北欧のミステリ小説、ドラマが割と好みですが、気候風土、地理的条件にもよるのかもし
れませんが 暗い、重いという印象を受ける方もいらっしゃるようです。
ただ、どの作品もプロットとしても丁寧だし、人間ドラマとしてもクオリティが高く、個人的にはか
なり気に入っている作品も多いです。

このドラマも紹介記事からは好みのドラマの感じを受けますが、放送を楽しみにしたいと思う作品
の一つになりました。

アクションチャンネルでの放送予定は、
2025年3月22日(土)16:00~ (全6話一挙放送) 字幕版

Trailerはこちら(オリジナルはスウェーデン語?かな? 全く分かりませんが、ようやく英語字幕版
を見つけました!)

https://youtu.be/qy797Hcq4EU?t=15




(source : アクションチャンネル、SkyShowtime, IMDb, Hollywood Reporter & etc.)





BBCドラマ『Miss Austen』(原題)

2025-02-07 | 海外ドラマ
”Miss Austen”

BBC 2025年 2月
4 episodes

一昨年末に放送予定作品としてこのドラマをご紹介し、又先日2次作品ミステリ本のご紹介をした
時に少し触れたのですが、BBC製作のドラマ”Miss Austen”が初放送開始されました。

そこで、ドラマに関してもう少し詳しい情報を追加でご紹介しようと思います。

このドラマの原作はジル・ホーンビーによるベストセラー小説『Miss Austen』(原題)です。

残念ながら日本では翻訳出版はされていないですね。

原作の概略は、
ジェーンの姉カサンドラが、ジェーンから送られてきた手紙の殆どを燃やして破棄したことで知ら
れ、オースティンの研究者や愛好家を困惑させてきたが、その理由を探るストーリーだという事。

ドラマの公式あらすじは、
「物語の始まりは1830年、ジェーンが死んでしばらく経ってからのこと。父の死によって家を失い
そうになっている若き友人、イザベラの元へカサンドラが駆けつけるところから幕を開ける」とい
う。
「表向きは友人を助けるために駆けつけたカサンドラだが、本当の動機は間違った人の手に渡れば
ジェーンの評判を傷つける可能性のある私信の隠し場所を見つけること。それを見つけた彼女は、
青春時代にタイムスリップしたような驚きを覚える。フラッシュバックでは若かりし頃のカサンド
ラとジェーンが登場し、執心や家族の確執、そしてジェーンの忘れられない物語の基礎を築くとと
もに、二人の人生を形作ることになった希望の挫折を見せていく」という内容のようだ。

とされています。











キャストは、
脚本:アンドレア・ギブ
監督:アイスリング・ウォルシュ
出演:
カサンドラ・オースティン:キーリー・ホーズ
メアリー・オースティン:ジェシカ・ハインズ
ジェーン・オースティン:パッツィ・フェラン
ジョージ・オースティン:ケビン・マクナリー
イサベラ・ファウル:ローズ・レスリー
ヘンリー・ホブディ:マックス・アイアンズ
リダーデイル:アルフレッド・イーノック
トム・ファウル:カラム・リンチ


脚本家アンドレア・ギブは、本作を「フェミニスト作品」と位置付ける。当時、女性は結婚しなけれ
ば財産権もなく、夫や兄弟、父親に依存せざるを得なかった社会で、作家として生きようとしたジェー
ンと、それを支えたカサンドラの姿を描く。ドラマにおける姉妹のアプローチも、創作への強い衝動
に突き動かされ、物語を書かずにはいられないジェーンと、「私も一緒にやろう、あなたのためにここ
にいる」と支えるカサンドラ。ギブは、2人を「究極のフェミニスト」と評した。制作陣も女性が多く
参加し、現代にも通じる男女の不平等の問題を提起している。

そして、
今年2025年は、ジェーン・オースティン生誕250周年を記念して様々な催しが予定されています。
1775年12月16日。イギリス、イングランドのハンプシャー州生まれ。その日は、「冷え込みの厳しい
雪の舞う日だった」と、近くの村に住んでいた生物学者のギルバート・ホワイトが日記に記している。

ジェーン・オースティンの作品は色々とドラマ化、映像化されていますが、前回も書きましたように
その火付け役となった作品は BBC版ドラマ『高慢と偏見』でした。



その後、色々なヴァージョンでの関連作品(関連小説を含み)は数多く製作されています。

噂によれば、Netflixが『高慢と偏見』のニューバージョンを製作する予定になっているとか。
問題は、ダーシー様を演じるのが誰か?ってことで・・・(個人的な興味? 心配?)
何れにしても気になりますね。
この点も追加情報あれば その都度追記していきましょう。

Trailerは

https://youtu.be/KH5axuNJvig

日本での放送は未定ですが、何か情報入り次第追記します。

(source : BBC, Hollywood Reporter, 海外ドラマNAVI & etc.)

※ 関連過去記事は下記ご参照ください

★ 2024年初放送が予定される英国ドラマ : (1)
★ これから読む予定のミステリ:Jan./02(2025)



新シーズン待ちの海外ドラマ:2025年(1)

2025-02-04 | 海外ドラマ
※ 『マーロー殺人クラブの事件簿』シーズン2

”MARLOW MURDER CLUB”: S2
6 episodes

ロバート・ソログッドの原作ミステリ小説に元ずくドラマのシーズン2情報です。

S2は6エピソード構成。



概略は、
広々とした邸宅の鍵のかかった書斎で起きた、一見あり得ない殺人事件から、町とは何の
関係もない男性が静かな袋小路の真ん中で殺害されるという謎の事件、そして名門マーロ
ウ セーリング クラブで突然起こった残忍な事故 (すぐにもっと不吉なことが発覚) まで。
探偵トリオには休みがありません。地元の貴族から地元の造船所の労働者、繁華街のパブ
やカフェから新しく設置された考古学の発掘現場まで、ジュディス、ベックス、スージー
は、DCI タニカ マリクの公式捜査を支援しながら、マーロウのあらゆる隅々まで調査します。

と言った大まかな流れになる様です。

キャストはS1に引き続き、
サマンサ・ポンド:ジュディス・ポッツ(引退した考古学者)
ジョー・マーティン:スージー・ハリス(犬の散歩係)
カーら・ホーガン:ベックス・スターリング(牧師の妻)
ナタリー・デュー:DCIタニカ・マリク
ゲストとして、
トム・ストウトン、キャロライン・ラングリーシュ その他大勢



シーズン1の時にも書きましたが、ソログッド氏の同名原作小説は一作目のみ日本で翻訳出版
されていますが、二作目は翻訳待ちとなっています。

ドラマ版では、メインの登場人物の人種も年齢も変えられていました。
この点は変える必要があったのか?と疑問に感じるところですが、シーズン2を観てから又感
想を書こうかと・・・・。
(個人的には原作の設定の方が好きですが)

シーズン2のリリース日は未定(2025年)ですが、続報出次第追記します。

※ 『退職教授ハリーの名推理』 シーズン4

”Harry Wild” : Season 4
8 episodes

2022年にシーズン1が初公開されたこのドラマは、アイルランドが舞台。
引退した文学教授ハリエット”ハリー”・ワイルドは、警察官である息子チャーリーの家でとある
事件の捜査資料を見てしまう。
すると自身の文学の知識からあることに気づいたハリーは、事件の捜査に首を突っ込まずには
いられなくなってしまう・・・。さまざまな知能犯を相手に、ハリーの強みである“文学の知識”
を駆使して捜査していく。

シニアといえどもセクシーで奔放、アクティブで孫の様な若い男子を助手にスリルを味わうため
に捜査するハリーは、時にお騒がせ、周囲を巻き込みながら行動する。





S4のキャストは、
ハリエット・”ハリー”・ワイルド:ジェーン・シーモア
ファーガス・リード(ハリーの助手):ローハン・ネッド
チャーリー・ワイルド(ハリーの息子・警察官):ケビン・ライアン
ローラ・ワイルド(チャーリーの娘でファーガスの恋人):ローズ・オニール

(因みに、チャーリーの奥さんがS4から交代になっている模様)

シーズン4のリリース日は2025年8月の予定(Acorn)と発表されています。

尚、ミステリーチャンネルではシーズン1とシーズン2の放送が予定されてる様です。

S1: 8 エピソード
2025年2月26日(水)16:00~


S2:12エピソード
2025年3月12日(水) 16:00~

★(因みに、オリジナルでは S2が6エピソード構成、S3 が6エピソード構成になっていますが、ミ
ステリーチャンネルでは この12エピソードを ”シーズン2” として放送する様です。(理由は分
かりませんが・・・)

今回は取り上げた2作品共図らずもシニア女性が活躍するドラマになりました。
以前何度か書きましたが、最近の海外ミステリ小説、ミステリドラマともシニア女性達が大活躍す
る内容が多く見られます。(何故か”シニア男性”が活躍する作品はあまりない様で・・・何故?「)

みんな元気! 少しはパワーを分けて頂けるかな?と淡い期待を持ちながらミステリを読み、ドラ
マを観るだけで・・・・他力本願。


(source : PBS, What to Watch, Acorn & etc.)



・・・・・to be continued です




“探偵サム・スペード” : ドラマ化作品

2025-01-29 | 海外ドラマ
“Monsieur Spade”(原題)

Season 1 : 6エピソード

事前の情報は全く把握していなかったのですが、偶然見つけました。

ダシール・ハメット原作 ”私立探偵サム・スペード”のハードボイルド作品を元にしたミニシリーズ
ドラマが製作され、2025年1月にリリース開始となった様です。







サム・スペードはレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウと並んで ハードボイルド系の
代表的探偵役とされています。
サム・スペードとしての第一作目である「マルタの鷹」は勿論知っていましたし、多分読んだ(かな?
全く霧の中だけど・・・)様な気もしますが、ハードボイルド系は余り多く読んでいませんので曖昧
です。
どちらかと言うと フィリップ・マーロウ作品の方を多く読んだ記憶があります。

これまで何度か映像化されている様で、中でも1941年のジョン・ヒューストン監督による ハンフ
リー・ボガートがサム・スペードを演じた作品は良く知られています。



ボギーのイメージにはぴったり!の感じですもんね。

そんななか何故、このドラマを取り上げたか・・・と言いますと。

勿論ドラマとしても興味があるのですが、何といってもマシュー・ビアードが出演しているってこと
でして。 いきなり前のめりになりました(←現金なヤツです)。



って事で、改めてこのドラマの概要を。
1963年、伝説の探偵サム・スペードは南フランスで引退生活を楽しんでいた。サンフランシスコで私
立探偵をしていた頃とは対照的に、ボズールでのスペードの生活は平穏で静かだった。しかし、彼の
かつての敵の帰還の噂がすべてを変えることになる。地元の修道院で6人の愛すべき修道女が惨殺され
たのだ。町が悲しみに暮れる中、秘密が明らかになり、新たな手がかりが見つかる。スペードは、殺
人事件が何らかの形で、偉大な力を持っていると信じられている謎の子供と関係していることを知る。

今回のドラマのキャストは、
サム・スペード:クライヴ・オーウェン
テレサ:カーラ・ボッサム
警察署長パトリス・ミショー:デニス・メノシェ
マルグリット・デヴロー:ルイーズ・ブルゴワン
ジョージ・フィッツシモンズ:マシュー・ビアード
ガブリエル:キアラ・マストロヤンニ


という事で、フランスが舞台になっているから  ”Monsieur Spade” とフランス語のタイトルにした
んでしょうか?

サム・スペードのクライヴ・オーウェンさんのアメリカンアクセントがチョット・・・・の声もありです
が、時代背景とフランスの風景がどの様に描かれているのかは興味深いところです。

まぁ、原作とボギーのイメージがかなり強いので 評価は分かれるかもしれません。
観ていないから何とも言えませんが・・・・。

取りあえず Official trailer を

https://youtu.be/WoRPIEtbcBM

日本で放送あるかどうかわかりませんが、何か続報があれば追記します。

ところで、
今回のメイン(個人的な)である、マシュー・ビアード君に関してですが、
もう何度も何度も繰り返して泣き言を書いてきましたが、”Vienna Blood”は既にシーズン4迄放送済
になっています。 にもかかわらず・・・・
何故か日本ではシーズン1のみ放送されたきり(怒)



あれほど質のいいドラマを何故ちゃんと、全部放送しないのか誠に不思議であり、理解不能、不満
たらたらであります。

シーズン1だけは現時点でも観られますのにねぇ(グチグチ)
何とか続いての放送、どこかで観られるよう切に願うのみです。

仕方ないからS4のtrailerを

https://youtu.be/92XDY6uTWl8 


(source : IMDb, PBS, Telly Visions, 映画.Com & etc.)


『 英国諜報員シルヴィアのイタリア事件簿』(シーズン2)

2025-01-24 | 海外ドラマ
“SIGNORA VOLPE”

Season 2 : 3 episodes
以前シーズン1の概略を書いたときにも触れましたシーズン2が予想より遅れた様で(?)昨年夏
リリースとなっていた様です。

そして、日本でもミステリーチャンネルで3月初放送予定となったとの事。



シーズン1の時に書いた事と重複しますが、
概略としては、
元MI-6の凄腕スパイであったシルヴィアが、姪の結婚式の為訪れたイタリアで事件に遭遇し、スパ
イ活動で培った推理力、行動力を駆使して独自に調査を開始する。
そんな状況の中ですっかりイタリアに魅了されたシルヴィアは イタリアで新たな人生をスタート
することを決心する。
と言った感じのスタートでした。





何といってもイタリアの美しい風景を舞台にした”英国ドラマ”と言うのが大変魅力的な2度美味し
いドラマになっていました。(セリフ英語だし・・・)

撮影はイタリアのラツィオ州とウンブリア州でなされ、魅力的な田園風景が物語に命を吹き込ん
でいます。 

そのうえ、シルヴィアを演じるのがエミリア・フォックス(昔からのお気に入りです)ですから・・・・。



エミリアさんのクールでスタイリッシュな美しさとファッションも素敵です。

キャストは、
シルヴィア・フォックス:エミリア・フォックス
イサベル:タラ・フィッツジェラルド
カラビニエリ・カピターノ:ジョヴァンニ・シルフィラ

ゲストとして、
ニコラス・ファレル等

シーズン2も3エピソード構成で、

1. "A Debt of Honour"
2. "A Deadly Net"
3. "Death of a Ghost"
(原題)となっています。

Official trailelr は

https://youtu.be/IQluhDlWvQ0

尚、ミステリーチャンネルででの放送日は発表され次第追記します(つもりです)

※ シーズン1情報(過去記事)は、

10月日本初放送の海外ドラマ:その(2)

ところで、
エミリアさん関連を書くと、毎回つぃつい愚痴ってしまうのですが、今回も恒例の(ご迷惑でしょう
が)・・・・

以前も同じことを書きましたが、エミリア・フォックスと言えば・・・色々な作品に出演しているの
ですが、何といっても今や “Silent Witness” ですよね。



日本では『法医学捜査班』として一時放送されていたのですが、その後全く、どこでも放送されず歯
噛みをしていますが(全く不可解)、本国では大人気ドラマで、1996年初放送以来依然継続放送中で、
今年シーズン28放送予定と言う大人気ドラマです。

エミリアさんは、2004年のシーズン8から継続出演中(凄い事です)です。
何度も、何度も泣きごとを言いますが、何故日本で放送されないのか??? 本当に残念です。

チラッとOfficial trailerをついでに・・・

https://youtu.be/E6-gzOruXp4



(source : ITV, Acorn, WhatToWatch, Telly Visions & etc.)


“BERGERAC”(原題)リブード版ドラマ

2025-01-14 | 海外ドラマ
”BERGERAC”

6 episodes

2025年放送予定のドラマを確認していたところ、”Bergerac”のリブート版が放送予定となってい
ました。

”リブート版”とありますが、オリジナルの”Bergerac”も知らなかった(多分観た事がない?)ので、
少々確認してみました。

オリジナルの”Bergerac”は1981年から1991年までUKTVで放送されていたクライムドラマとの事で、
主演は”あの” ジョン・ネトルズさんでした!


↑ 若い!です

ジョン・ネトルズと言えば・・・・
何といっても「バーナビー警部」”Midsomer Murders” で良く知られた方で、1997年~2011年ま
で放送された作品でした(その後、「もう一人のバーナビー」として継続)。
日本でも何度も、何度も繰り返し再放送されていますので、嫌という程(嫌じゃないけど)何度も
観ていた作品でした。
つまり、”Bergerac”の後、バーナビー警部へ・・・・と続いたという事ですね。


↑ ネトルズさん近影

で、本題の”Bergerac” リブート版ですが、

キャスト(なかなか魅力的な顔ぶれで)
ジム・バージェラック:ダミアン・モロニ―
チャーリー・ハンガーフォード:ソーイ・ワナメイカー
アーサー・ウェイクフィールド:フィリップ・グレニスター
マーガレット・ヒートン:ピッパ・クロジェ




ドラマの概略は、
妻を亡くしたばかりで悲しみとアルコール依存症に悩むベルジュラック。義母のチャーリーは彼が
娘のキムを第一に考えていないことを心配している。
裕福な実業家アーサー・ウェイクフィールドの義理の娘が殺害されたことを機に、ジムは個人的な
苦悩を乗り越えてかつての様な優秀な捜査官にならなければならない。
過去に問題を起こした受刑者が再び姿を現し、ジムは鋭い捜査本能と過去の成功を駆使し、複雑な
家族関係や警察の厳しい監視を乗り越え事件を解決しなければならなくなる。
・・・と言った感じの流れになる様です。



ベルジュラックと言えば”ジャージー”と”車”・・・だそうで、
その車はこのドラマのiconic item となっているとかなのですが、オリジナルのドラマの時も使用さ
れていた ”1949 トライアンフ ロードスター” だそうですが、その同じ車が今回のリブート版でも
使用されているとの事です。


↑ オリジナル版

↑ リブート版

新しくリリースされるリブート版はオリジナルに敬意を表しながらも、現代的なひねりを加えられ
た新しい作品になっているそうですが、私のようにオリジナルを知らない者にとっては全く新しい
ドラマとして楽しめそうな気がします。

ジャージーが舞台というのも珍しいし、風景も楽しみです。

Trailerは

https://youtu.be/VFzaLanwsqc?t=5

英国でのリリースは2025年2月と言われていますが、日本で観られるかどうか・・・
今後時々フォローしていこうと思います。


(source : BBC, Televisual & etc.)




新ドラマ『カリートス 地中海の犯罪辞典』日本初放送

2025-01-05 | 海外ドラマ
”Kostas”

2024年: 4エピソード

2025年2月に日本初放送となるドラマですが、チョット変わった雰囲気の様な感じで、個人的には
興味を持ったドラマです。

原作はペトロス・マルカリスの代表作との事ですが・・・・。
浅学の為、このマルカリスさんの作品は初めて聞きました。 ギリシャ・ミステリー文学界の重鎮
にして映画脚本家でもあるとの事。(ギリシャミステリは読んだ記憶がなくて・・・)

そんな原作を基にしてイタリアの公共放送局製作で、アテネを舞台にしたクライム・ミステリとの
事ですが、原作舞台はギリシャ、製作及び出演者はイタリア・・・と、この作品も混乱しそうでは
あります。

警視のコスタス・カリートスは、アテネの警察の殺人課で敏腕課長。昔かたぎの性格で、いつも部
下たちを厳しく指導する一方で、家に帰れば妻から小言を言われ、娘に手を焼いている人間臭さを
見せる。カリートスのもう一つの特徴は、捜査のきっかけとして辞書を引いて単語を調べるという
点。しかしこの習癖にはカリートス自身の過去が関係しているようで…?

という風に番組案内には書かれています。

又、
原作者のペトロス・マルカリスは、ギリシャ映画の巨匠テオ・アンゲロプロス監督の諸作で脚本を
担当した人物としても有名。コスタス・カリートスというユニークなキャラクターの創造、殺人事
件のミステリー性はもちろんだが、移民問題や経済事情、過去の内戦の遺産などギリシャ特有の社
会背景を作品に織り交ぜた作りが特徴と言われている。イタリアの国民的ミステリードラマ「モン
タルバーノ~シチリアの人情刑事~」の制作会社が本作を手掛け、原作の持つ“深み“を地中海の絶
景と合わせて見事に映像化してみせている。
・・・・・との事。

一応キャストを;
監督:ミレーナ・ココッツァ ほか
脚本:サルバトーレ・デ・モーラ ほか
出演:
コスタス・カリートス:ステファノ・フレージ
アドリアーナ・カリートス:フランチェスカ・イナウディ
カテリーナ・カリートス:ブル・ヨシミ
ペトロス:マルコ・パルヴェッティ










イタリアの国民的人気ミステリドラマ「モンタルバーノ」の製作会社が手がけ、原作の持つ“深み“を
地中海の絶景と合わせて見事に映像化してみせている。

って事は、ギリシャが舞台で当然登場人物はギリシャ人なんだけど、実際にはイタリア人俳優が演じ
ていて、従ってセリフはイタリア語(?)って事ですか?
最近このパターンのドラマが多くて、実際はどの国のドラマで出演者はどの国の俳優さんなのが途中
で混乱する事が何度もありますね。

インターナショナル(?)で内容が良くて、面白ければ小うるさい事は言わないし、何でも良い(い
い加減?)ですけどね
色々不安要素や、期待要素がありながら、何しろ舞台が”ギリシャ”って点には大変に惹かれます。

日本初放送は、
ミステリーチャンネルにて、

2025年2月23日(日) pm 4:00~(全4話一挙放送)との事。

現時点ではTrailerその他詳細が出て居ないので、発表され次第追記します。




(source : ミステリーチャンネル、IMDb & etc.)