The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『ブロードチャーチ ~ 殺意の町~』 : 1/2

2016-08-29 | 海外ドラマ
―「ブロードチャーチ ~殺意の~町~」 S1(8エピソード)登場人物紹介 ―

以前何度かご案内した作品ですが、シリーズ1(全8エピソード)を観終りました。
事前の評価の通り、面白かったですね~。 引き込まれました。

2013年に放送開始で驚異的な視聴率を叩きだしし、2014年のBAFTAで作品賞、主演女
優賞、助演男優賞を獲得した作品です。

長閑な港町ブロードチャーチで起きた11歳の少年の殺害事件に係る住民それぞれが
何かしらの関わりを持っていますので、 概要を書く前にキャストをご紹介して
おきましょう。


 

アレック・ハーディー警部補(デヴィッド・テナント)
ブロードチャーチに赴任して直ぐに11歳の少年の殺害事件が起き 事件の指揮を取る事
になる。
何やら心に傷を負っているらしく、人付き合いが悪く、 不愛想、 同僚達にも溶け込む
様子も無く心を閉ざしているが 捜査には冷徹とも言える姿勢で取り組む。 無精ひげ、
ホテル住まい、何となくやさぐれた雰囲気。
 デヴィッド・テナントは一流のシェークスピア俳優である事は勿論なのですが、個人
的には何と言っても ”Dr. Who” 10代目ドクターですから・・・ )

エリー・ミラー巡査部長(オリヴィア・コールマン)
休暇から帰った後昇進する筈であった地位をハーディーに奪われた為 初対面の時から
相容れない感じ。
夫のジョー、息子のトムとフレッドの4人家族。
ハーディーとはぶつかり合いながらも 被害者とは家族ぐるみで親しかった為 非常に
複雑な思いを抱きながら被害者の少年の捜査にあたる。
 どこかで見た事がある人だと思ったら、以前書きました ”Dr. Who”『11番目の時間』
にチョット出演していたんですね)



↑ 
ラティマ―家
左から
クロエ・ラティマ―(シャーロット・ボーモント)
ラティマ―家の長女。 被害者ダニーの姉

ベス・ラティマ―(ジョディ―・ウィテカー)
ダニーの母親

マーク・ラティマー(アンドリュー・バカン)
ダニーの父親。 配管工

リズ・ローパー(スーザン・ブラウン)
ベスの母親、クロエとダニーの祖母

ダニー・ラティマ―(オスカー・マクナマラ)
ラティマ―家の長男で今回の事件の被害者。 11歳



ミラー家
左から
トム・ミラー(アダム・ウィルソン)
エリーの息子で長男。 ダニーの友人

ジョー・ミラー(マシュー・グラベリ)
エリーの夫で警察で働く妻の為に主夫をしている

フレッド・ミラーとエリー
エリーの次男。 赤ちゃん


左から
マギー・ラドクリフ(キャロリン・ピクルス)
地元紙ブロードチャーチ・エコーの編集長

オリバー(オリー)・スティーブンス(ジョナサン・ベイリー)
ブロードチャーチ・エコーの記者。 エリーの甥

カレン・ホワイト(ヴィッキー・マクルーア)
大手新聞社ヘラルドの記者。 野心家でありハーディーを警戒している様す。


左から
ナイジ・カーター(ジョー・シムズ)
マークの同僚であり、ラティマ―家の家族とも仲が良い

スーザン・ライト(ポーリン・アーク)

海辺のトレーラーに愛犬と共に住む謎の女性

 
左から 
ポール・コーツ(アーサ・ダーヴィル)
ブロード・チャーチの代理牧師
 彼も ”Dr. Who” ニュー ジェネレーションでコンパニオンエイミーのボーイフレンド 
ローリーでお馴染みです)

ベッカ・フィッシャー(シモーヌ・マッコーリー)
ハーディーが滞在するホテルのオーナー

 
左から
スティーブ・コネリー(ウィル・メラー)
電話会社の配線工。 死者の声を聞くことが出来ると言う

ジャック・マーシャル(デヴィッド・ブラッドリー)
ブロードチャーチの雑貨店の店主。 ダニーを新聞配達員として雇っていた。




制作総指揮と脚本 ; クリス・チブナル
 彼も”Dr. Who”の脚本家の1人であり、『秘密情報部トーチウッド』にも参加していたようです)

監督 : ジェームズ・ストロング

 この方も”Dr. Who” 監督経験者)

この様に、TV舞台の経験豊かな実力派俳優が揃っていると同時に 多くのキャストが”Dr. Who”に係った
経験を持つという事で、どうりで熱狂的な人気を得る作品を制作するツボを心得ているのだと納得させられます。

最後に、このドラマの重要なシーン 印象的な場所です

ロケ地はドーセットのウェスト・ベイ



以上が主な登場人物ですが、次に内容概略を書いてみようと思います。




→ 『ブロードチャーチ ~ 殺意の町~』 : 2/2




グラナダ版 『まだらの紐』 : 3/3 

2016-08-25 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版シャーロック・ホームズ : 「まだらの紐」 ”The Speckled Band ”  その(3)




・・・・続きです。



夜になりロイロット邸の狩猟小屋に戻って来た2人は ここなら見張りに最適だと暫らく偵察を
する事になります。
(※ 正典では近所の宿屋から見張る事になっていますが この狩猟小屋の方がより不気味
な雰囲気を出しています。)

ここでもホームズは 「医者が道を誤ると最悪の犯罪者となる」と云います。
 「瀕死の探偵」の時カルバートン・スミスに対しても同じ様な事を言っていますね。)



そして、
”I really have some scruples taking you tonight” 「危険な事件だから君を同行させるか
どうか悩んだ」と言うホームズに、”If I can be of assistance” 「役に立てるなら本望だ」と
と答えるワトソンに、”That's very kind of you” 「それは本当に有難い」・・・
 おー、何だ何だこのやり取りは。 ホームズの表情が何とも言えないんです。 それ
に対するワトソンの答え、そして あのホームズが素直に「ありがとう」なんて言っちゃうん
ですから。
そして、以前にも書きましたが このシーンが「忌まわしき花嫁」にも踏襲されているんですね。
尤も2人の会話の内容は全然違ってましたけどね(笑)

既に動かぬ証拠を見つけたのだろうと尋ねるワトソンに対し、未だ推理の段階だがと断りながら、

換気口が作られ紐が垂れ下がっている。 ベッドが動かない様に固定されていた(ホームズ床を
チェックしてましたね)。それはベッドと換気口の位置を変えない為だ。 等検証した結果を知ら
せると 「やっと分って来た。今回は未然に防げそうだ」とワトソン。

そんな時ロイロットが帰宅し、ヘレンはホームズの指示通りに部屋に下がります。

やっとヘレンの部屋からランプの合図がありホームズがワトソンに知らせます。


「合図だ!」 ( この時ワトソン寝てたし・・・)

二人はヒョウやヒヒがうろつき回る庭を横切り元ジュリアの寝室であった部屋に忍び込みました。
ホームズは、「決して眠るな。君の命に係るぞ」とワトソンに耳打ちし、マッチとロウソクを用意
した上でランプを消します。

(※ この時ホームズの手が微かに震えるんです)

突然気配を感じはっとした表情になり灯りを付けたホームズは持ってきていた棒を振り回し叫びます。
”You see it, Watson, you see it ? ” 「見たかワトソン、あれを見たか!」



その直後隣室から恐ろしい叫び声が聞こえる。
「全て終わった。 恐らく最良の結末だろう。」、「ピストルを持ってきてくれ」と云いながら
ホームズはワトソンと共に隣のロイロットの寝室に向かいます。
部屋に入ると ロイロットは首にヘビが巻きつかれ既に事切れていました。
「これがまだらの紐の正体だ。 インドで最も恐れられている猛毒のヘビで噛まられたら数秒で死ぬ」
と言うホームズ。
そして、先が輪になった紐で慎重にヘビを捉えると 金庫の中に入れました。
「無法な行いをするものは同じ報いを受ける。 落とし穴を掘れば それは自らの墓穴になる」
↑ 教訓 by ホームズ。

無事事件を解決し ロンドンに帰る汽車の中。


ホームズは事件解決の経緯を語ります。
ヘビだと気づいたのはインドの動物の話を聞いた時。 あのヘビは即効性の猛毒を持ちその毒は
化学分析では見つけられない。
牛乳を餌に口笛で戻る様に仕込んだのだろう。 又ロイロットの部屋には換気口に手を延ばす為に
椅子に乘った跡があった。
そして入って来たヘビをホームズが換気口に追い込んだため 興奮したヘビが次に見た人物に噛み
ついた。
等々説明するホームズに、ワトソンは、
「つまり君は間接的に彼を殺したことになる」
「良心の呵責はそれほど感じていないよ」とホームズ。
 見方によれば相変わらず冷徹とも思えるホームズですが、自業自得だと言う まぁホームズ
らしいとも言える言葉でした)


↑ このホームズは珍しく髭が・・・徹夜したからね。(うーん芸が細かい)

で、先ずは目出度く事件解決となりました。

この後のエンディングクレジットが印象深いのです。



換気口から紐を伝って降りて来るヘビ。 この辺りが赤と言うかオレンジ色のトーンで不気味さを
醸し出しています。
そして、そのヘビを棒で換気口に追いやるホームズ。
あの有名なシーンです。






~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


先に書きました、例の列車のシーンに関して・・・




これは正典”The Adventure of the Silver Blaze" 「銀星号事件」或は「白銀号事件」のパジェット版
挿絵そっくりのシーンがあり、何度も拙ブログにも載せた事があるのですがすっかり勘違いをしており
まして、グラナダ版でも「銀製号事件」のシーンだとばかり思い込んでいました。
今回観直して、「まだらの紐」のシーンであった事、例の挿絵と同じシーンは本編には無かった事にやっと
気付きました。(もしかして他のヴァージョンにはあるのかも知れませんが、今回観直したヴァージョン
には含まれていませんでした。 或は deleated scene なのかも・・・とも思われるのですが、確かな
事は不明です) 

確認の為に グラナダ版「銀製号事件」(or 「白銀号事件」 )の汽車のシーンと比較しました。





(ワトソンが2代目のエドワード・ワードウィックです。)






以上で終わります。
お付き合い頂き有難うございました。




← グラナダ版 『まだらの紐』 : 2/3

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index







グラナダ版 『まだらの紐』 : 2/3

2016-08-21 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版シャーロック・ホームズ : 「まだらの紐」 ”The Speckled Band ”  その(2)
(1984年)

・・・・続きです。



ロイロットが帰った後 ハドソンさんが運んできた朝食を待ってましたとばかりに食べ始める
ワトソン。 (いそいそ・・・)
ホームズは「インド時代のロイロットが気になるから記録を調べて来よう」、ワトソンには
インド時代の友人に聞き込みをする様に指示します。
「1時にウォータールー駅の時計の下で会おう。 それまでに朝食を済ませておけ。(とホームズ
もワトソンの食事に没頭ぶりをチョットからかっています)。 忘れずにピストルを持ってきて
くれ」 ( ここで”イーリーNo.2と言っています。
”An Eley's No.2 is an excellent augument with gentlemen who can twist steel pokers into
knots”
(鉄の火掻き棒を簡単に捻じ曲げる様な男が相手なんだから イーリー2号ピストルの方
が話をつけやすい)←光文社文庫 日暮雅通訳) ( この”イーリー2号”に関してはかなり多
くの論争が上がっていて ほんの少し確認したところ ”イーリー社”と言うのは実在しているの
ですが 銃身は作っておらず 弾丸、カセット等を製造しているようです。
この場合ホームズが言っている”イーリー2号”はリボルバーの種類としてなのか 強力な弾丸と
言う意味合いなのかは未だ結論が出ていない様です。何れにしてもの凶暴なロイロットに対抗する
ほどの強力なヤツって事なんでしょう)

さて、彼の有名な汽車の中のシーンです。( この点は最後に再度記すつもりです)


ホームズは亡き母の遺言を確認したところ 死亡当時の年収は約1100ポンド。だが農産物の値下
がりで現在は750ポンドに。
娘が結婚すれば三文の一を分与、二人が結婚してしまえばロイロットは貧乏人に転落してしまう。
動機は十分ある。
又ワトソンが友人に確認したところ、インド時代に彼の家で盗難事件が起こり逆上したロイロット
は犯人を殴り殺してしまった。 死刑は免れたものの 長い刑期を終えロンドンに戻った時は陰気
な変わり者になってしまった。 との事だった。
「ワトソン、この世はとても恐ろしい。頭の良い男が犯罪に手を染めればそれこそ最悪だ」とホームズ
は云います。

ストーク・モランに着いた2人はヘレンの案内で屋敷を見て回ります。


窓を調べていたホームズが振り返ると地面に這いつくばるワトソン。




SH 「何をしている、ワトソン」
JW 「君の捜査方法を見習って足跡を探している」
SH 「何を見つけた?」
JW  「・・・君の足跡だ。 僕と彼女のもだ」← ショボンのワトソン・・・
 この時のホームズの一瞬の笑顔が良いんですよ~~!
そしてワトソの一生懸命振りが可愛いんです!
不気味なトーンが漂うシーンの中で この場面はホッコリさせられる(癒し!)ので大好きなのです。
そして、この場面は前々回にご紹介した「ホームズとワトソンの100年」にも含まれております。)

鎧戸を締めてしまえば誰も外からは入れない事を確認したホームズはヘレンが使っている部屋を調べる事に
します。
ベッドの脇には呼び鈴があり、家政婦の部屋に通じるようになっている筈だと云いますが試してみると鳴らない。
何時付けたのだと聞くホームズに、2年ほど前だが実際に姉は必要としていなかったとヘレンは云います。


ベッドの傍の床を調べるホームズ。
又妙な事には外気を取り入れるべき換気口が隣室に通じている事にも注目したホームズ。



その後ロイロットの部屋を調べに行きます。
頑丈な金庫の様な鉄の箱と牛乳の残っている小皿を見つけたホームズは「猫が居るのですか?」、ヘレンは
「 猫は飼っていません」。
ワトソンが「ヒョウもネコの仲間だ」と言うが ヒョウ用の皿にしては小さすぎる。
そして、犬を繋ぐ様な紐も見つけるが先が輪になっていて 「輪にする必要はない」と断じるホームズ。





屋敷の中を調べ終ったホームズは、ヘレンに指示を出します。
義父が帰って来たら頭痛の振りをして部屋に戻る様に。 そして彼が寝室に行ったら鎧戸を開ける様に。
ホームズ達への合図として窓際にランプを置き元の自分の部屋に移る様に・・・
そして自分達は近くにある狩猟小屋から見守るからと言ってその場を立ち去ろうとします。
「もう解明されたのでしょうか?」と訪ねるヘレンに対し、「指示通りにしていれば貴女の恐怖を取り払って
見せます。」と確信をもってヘレンを安心させるホームズ。

 この時点でホームズは大体の推理が出来上がり、後は現場を押さえるだけ という状況の様ですね)。




てな訳で


・・・・・to be continued です。



← グラナダ版 『まだらの紐』 : 1/3 
→ グラナダ版 『まだらの紐』 : 3/3 


『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index







グラナダ版 『まだらの紐』 : 1/3 

2016-08-16 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版シャーロック・ホームズ : 「まだらの紐」 ”The Speckled Band ”


「The Adventure of Sherlock Holmes」
1984年 

グラナダ版としては6作品目でジェレミーが若いです!
そして、ホームズの表情、動きにキレがあります。
同時に 後に定番となる”オールバック”のヘアスタイルではなく ”7/3分け”、これもなか
なか 結構でございます(嬉)

ワトソンは初代のデヴィッド・バークです。


これまでグラナダ版に関しては、BBC版に引用されたエピソードに添って書いていたので
すが、この作品はストーリー自体は引用されていませんでした。
ただし、S2E1 ”A Scandal of Belgravia” (ベルグレーヴィアの醜聞)中のセリフとして
”The Specled Blonde” (まだらのブロンド)←こういう言葉のお遊びでさり気なく正典に触
れているんですね。 以前も書きましたが ”The Greek Interpreter” (ギリシャ語通訳)なら
ぬ ”The Geek Interpreter” (オタクの通訳)等 (笑)
”The Specled Blonde ” の事件に関してはドラマの中では言及されていませんでしたが、
ジョンのブログに書かれています。

The Personal Blog of Dr. John H. Watson(ジョン・ワトソンのブログ)

http://www.johnwatsonblog.co.uk/
( このブログは大分前に話題になってたのでご存知の方も多いと思いますが、
なかなか面白いのでお時間がある時にゆっくりご覧頂きたいと思います。)

今回久々に正典読み返し グラナダ版も観直したところやはりアチコチ忘れていた点抜け
落ちていた点に気が付きました(何度読んでも、何度観てもその都度忘れる、涙)。
遅きに失しましたが 正典の中でも人気の高いこの作品について 再度正典及び「忌まわしき
花嫁」等BBC版との関連性など併せて書いてみました。(なので時々話が逸れますすし
”The Abominable Bride”(忌まわしき花嫁)の感想と検証で書いた事の繰り返しになります
事をあらかじめお断りしておきます・・・)

冒頭のシーンはストーク・モランでのロイロット博士と鍛冶職人のソーンのもめ事から始まります。
(このシーンからロイロット博士の変人振り、傍若無人振りが伺えます。)

その後、ベーカー街のシーン。

ミルクを配達する馬車(ミルク色!)らしき姿、長閑な朝の風景。

さて、ここからが正典と同じホームズがワトソンを起すシーン。
「ワトソン君、起きてくれないか」とワトソンのベッドの傍でタバコを吸いながら佇むホームズ。
(ホームズは他のエピソードでも何度かワトソンを起しますね)

ホームズはきちんと身づくろいし 既に朝食も済ませた様子なのに「未だ7時15分だぞ」、
「火事か?」と寝ぼけ眼でぼやくワトソンです。(正典では ホームズは普段は朝寝坊なのに・・・
とありますがね)
「違う、違う、ハドソンさんが呼んでいる。 依頼人だ」

非常に怯えた様子の若い女性が待っています。
(このシーンは珍しく正典の描写通りではないのですが、正典では『黒ずくめの服装で厚いベール
を付けた・・』・とあります。 この描写を読んでアッと気づきました。あの「忌まわしき花嫁」
のメアリーの服装がこの場面を踏襲していたんですね。すっかり忘れていて今回符号しました)


↑ 左が正典パジェット版挿絵、右が「忌まわしき花嫁」のメアリー

震えている女性に対して、ホームズは火の傍にどうぞ とかコーヒーをどうぞ とか甲斐甲斐しく
お世話をします。(結構細やかな気遣いを見せるホームズ)
「もう大丈夫です。解決して差し上げます」←話を聞く前に依頼を受けている。 珍しい!
寒さのために震えているのではなく 恐ろしさの為だと言う女性を観察し 何時もの通り彼女
の行動を推察するホームズです。



友人のファリントッシュ夫人からホームズを紹介されたと言う彼女の名前はヘレン・ストーナーと
言い、義父の名はロイロット博士だと云います。
ロイロットは優秀な医者でありインドで診療所を開いていた時に未亡人であったヘレンの母と結婚
したのですが、母は英国に帰国後事故で亡くなった。
母には年収1000ポンドの財産があったが 死後は義父が管理をしている。
その義父は英国に帰国後人が変わった様になり周辺の人たちとはもめ事ばかり起し邸内にはジプシー
(放浪者)達を住まわせ、インドの動物たち(ヒヒやヒョウ等)を放し飼いにしている 等々変わり者
らしい。
ヘレンには5歳年上のジュリアという姉が居たが(正典では双子) 苦労が多く30歳で既に白髪まじり
になってしまっていたが そんな姉が2年前不審な死を遂げたのだと云います。

結婚を控えていたジュリアはある晩ヘレンの部屋を訪れ 夜中に口笛と奇妙な物音がすると怯えて
いました。
その後ジュリアの叫び声を聞き 慌てて部屋に駆けつけたヘレンが見たものは 部屋からよろめき
出て来て倒れたジュリア。 最後の言葉は「まだらの紐が・・・」と言って事切れました。
外傷も無く毒も検出ず、警察も入念に調査したが死因は不明だった。

ワトソンも色々と推測してみるもののはっきりした答えは出なかった。



ホームズは、「この件はもっと深い訳がありそうだ」 ”These are very deep waters” 
 このセリフは”The Abominable Bride”にも引用されています)

その後自身も結婚が決まった時に突然寝室の改装が始まり、ロイロット博士からジュリアが使って
いた寝室を使うように指示されたヘレンは その晩自身も口笛の音を聞き 不審に思い 身の危険
を感じた為朝一番にホームズを訪ねたのだと語ります。


(その説明を聞くジェレミーの表情の変化が素晴らしいのです。 眉の動き、唇の動き1つ1つの
微妙な表情の変化がホームズがこの事件にのめり込んでいく状況を一体感を持って感じさせられるのです。)

その話を聞いたホームズは、今夜義父に知られずにその部屋を見られるかと訊ね
午後早めにストーク・モランを訪ねる事を約束し それを聞いたヘレンは帰宅しました。


ワトソンは朝食を食べ始め、ホームズは難しい顔をして考えています。

↑ こんな表情のホームズ珍しいです!

そんな時、いきなりロイロットが訪ねてきます。

赤ら顔でいかにもの悪人ずら(笑)← インド帰りで日焼けしているって事なんだけど・・・

「どっちがホームズだ?」 ”Which one of you is Holmes?” ( このセリフも”The Sign of
Three” その他の作品に引用されています)

「娘が来た事は分かっている。 何を話した?」といきり立つロイロットに話をはぐらかすホームズ
ですが、そんな彼に対し 「お前の事は知っている。 出しゃばりホームズ。 お節介な警察の手先
ホームズ!」と悪口雑言で怒るロイロット。
「わしの家に干渉するな」と火かき棒を手に取り、曲げて見せ脅して帰る。
ホームズは、「面白い人だ。 私だって負けないぞ」と・・・

↑ うぐッ!                   ↑ ホームズも負けずにうぐッ!と火かき棒を元に戻す





・・・・・to be continuedです




→ グラナダ版 『まだらの紐』 : 2/3

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index




今日(8月8日)は世界猫の日!

2016-08-08 | 猫その他雑記


知らなかったわ~!
今日8月8日は「世界猫の日」 ”World Cat Day" だったんです!
何故か朝から猫だらけ??と不思議に思っていたところでした

日本で猫の日と言えば、2月22日(ニャン、ニャン、ニャンの語呂合わせ)と知っていたの
ですが、これは日本だけの事。
ネコの日は国により異なり、アメリカは10月29日、ロシアは3月1日とのことですね。


8月8日を「世界猫の日」と決めたのは 2002年国際動物福祉基金(IFAW)によるものらしい
ですね。
この日に因んだイベントが世界中で行われたり、メディアで猫特集が行われたり、各家庭
では猫の為のお祝いをしたりするらしいが、何故8月8日が選ばれたのかも明らかになって
いないし、具体的に何を祝うのかはよく分かっていないらしい。

まぁ、何でも良いや、世界中で猫キチが盛り上がろうって事で・・・
本日はネット上で猫ネタで溢れかえりそうです。
Twitterではハッシュタグ ”#WorldCatDay” で猫画像で溢れそうです(嬉)

18年共に暮らした愛息子猫を亡くして以来再び自分で飼う気力も無い為、現在は姪猫
(造語)で我慢しています。


↑ 余り写真写りが良くない(涙)


↑ これは珍しく良く撮れたので プロフィール用に使っています。


娘、息子自慢の親ばか猫自慢の皆様、大いに盛り上げって情報アップなさいませ!







北欧ミステリーも熱いのです

2016-08-06 | 海外ドラマ

北欧ドラマに触れるについて この際曖昧になっている地理を把握するために中学生に戻りました。


前回もふれたのですが、、最近北欧系ミステリーが多くなったことに気付きます。
一種独特の雰囲気を持ち、欧米系のドラマとはどことなく異なる雰囲気を持つドラマが多
く内容も大変興味深く面白い作品が多いです。
基本的には英国ドラマ一辺倒なのですが、このところ北欧系にも興味を引かれています。


大分前から時々翻訳本は読んではいたのですが、一番印象に残り夢中になったのはやはり
『ミレニアム』だったと思います。
※『ミレニアム』(Millennium)
スウェーデンの作家スティーグ・ラーセンの手になる推理小説で、「ドラゴン・タトゥーの女」、
「火と戯れる女」、「眠れる女と教卓の騎士」からなる三部作です。
この作品は文庫本になる前、多分7,8年位前だったかと思いますが 何気なく手に取り読み
始めました。
スティーグ・ラーセンは残念ながらこの作品執筆中に亡くなってしまった為、途中からは
パートナーであった女性ともう1人の作家により書き続けられたものです。
何より主人公であるリスベットの強烈な個性、人間の抱える心の闇、出版会のスキャンダ
ル、警察組織の隠蔽工作等々ダークな部分もありながら これまでのミステリーとは一味
違う面白さを感じました。

この作品は映像化されテレビでも放送されていました。 又米国リメイク版ではダニエル・
クレイグ主演も制作されましたが これは観ておりません。

 
↑左がオリジナル版、右がハリウッドリメイク版

他の作品も同様なのですが、原作を先に読んでいた作品が映像化された場合 殆どの作品
には失望する事が多く(私見)、これは読んだ時に自分がイメージを作ってしまうせいもある
かも知れません。
又映像化された作品はキャラクターの変更、酷い場合はストーリーの変更もあり そんな意味
でもなかなか難しいものです。
勿論、原作を膨らませて依り良い作品になる場合もあるんですけど・・・・

この『ミレニアム』は原作の印象が強かった為、個人的な感想は原作が好きですね。

ところで、北欧系は人の名前、場所等馴染が無いせいか ピンと来ない事があり 名前を
覚えるのがチョット苦労・・・(汗)

※『キリング』 (The Killing) 
これも何気なくTVドラマを観始めた作品ですが、デンマーク生まれのドラマです。
後に知ったのですが、TV放送されていたのはアメリカのリメイク版『The Killing~闇に眠る少女』
でその後デンマークオリジナル版『The Killing』も放送されていたようです。
『The Killing』はデンマーク史上最高視聴率を記録、イギリスBBC Fourでも高視聴率を獲得
BAFTAでも最高優秀国際シリーズ賞を受賞した作品です。(この作品にはSERLOCK S3で憎っくき
マグヌッセンを演じたラース・ミケルセンも出演しています。 因みにラース・ミケルセンの弟が
マッツ・ミケルセンです)
アメリカリメイク版もエミー賞6部門でノミネートされました。

「誰が17歳の少女を殺したのか ?」というコピーにある様に、殺人事件捜査を扱うサスペンス
ドラマですが、次から次に現れる容疑者、それぞれの背景に隠された人間ドラマ、心の奥底に
潜む闇等々先の読めない展開で癖になるドラマです。
又、この作品の特徴は、1日を1話として扱っているので止められなくなる、アメリカの「ヴァニティー・
フェア誌」は”まるで麻薬の様だ”と絶賛していたと言う様に中毒性がありますね。
退職を目の前にしたバツイチ、子供持ちの女性刑事が相棒と共に捜査に立ち向かいます。

 
↑ 左がオリジナル版、右がリメイク版

アメリカ版は舞台をシアトルに設定してあり寒さと雨で オリジナル版のデンマークの寒々とした
空気感を踏襲しているようです。
寒々とした空気感、ヒロインの刑事のキャラクター等からオリジナル版を押す方が多い様です。
『ツインピークス』 + 『24』 を足した様な描き方で目が離せなくなります。


※『刑事ヴァランダー』(Wallander)
 
何度もひつこく繰り返していますが・・・・
スウェーデンの推理作家ヘニング・マンケルの「クルト・ヴァランダー」原作をBBCが制作、
ケネス・ブラナーが自ら製作総指揮、主演を務める刑事ドラマシリーズです。
ヴァランダー自身の家庭内の問題(離婚、親子関係)等を織り込み スウェーデンが現代社会の中で
抱える問題を含め人間味あふれるヴァランダー正義感溢れ事件に立ち向かう姿が実に見事に描かれています。
現地ロケを敢行している為 北欧らしい静かな佇まいも相まってながら重厚なドラマになっています。
かなり暗い面もありながら ケネス・ブラナーの素晴らしい表情、演技で引きずり込まれます。
AXNミステリーはS3まで、huluでもS2迄配信になっています。
クルクルブロンドヘアーのトム・ヒドルストンがキュートでしたが、S2迄でしたね。(残念!)

※『The Bridge』
北欧を舞台にしたドラマ「THE BRIDGEブリッジ」スウェーデンとデンマークを結ぶ国境の橋「オーレスン橋」
に放置されたひとつの死体を発端に、合同捜査を開始する刑事たちの活躍を描くミステリードラマ。
北欧の情景、家庭や社会事情も見られます。
この作品のヒットにより、
アメリカとメキシコの国境を舞台に置き換えた アメリカ版 ”The Bridge”「ブリッジ~国境に潜む闇」
 
↑左がオリジナル版、右がアメリカリメイク版 

英仏海峡トンネルを舞台にした 英仏合作リメイク ”The Tunnel” 「トンネル ~国境に落ちた血」


と次々にリメイクされ、大筋は原作に基づきながら それぞれの国情も併せ描きながら制作されています。
この作品に関しては、やはりオリジナル版が一番との評判ですね。

※『トラップ 凍える死体』 (Trapped)

前回も触れたドラマです。
何と言ってもアイスランド製のドラマなんて初めてです。
制作はアイスランドだけでは無く、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、
フィンランド等の国々のテレビ局が共同制作した作品との事です。
アイスランドという事で、兎に角寒そうです。(暑い時期に観るのは良いかも知れません)
アイスランドの北東の港町(この港町は7年前に少女が不可解な死を遂げたと言う忌まわしい過去も
あります。)に冬の嵐の中デンマークからのフェリーが接岸します。
時を同じくして港には身元不明の男性の惨殺死体が漂流しているのが発見されるのです。
フェリーの乗客、住民誰しもが犯人である可能性があるなか、地元警察の刑事が全員をターゲットに
して調査を開始します。
このドラマは未だ全部観終わっていないので、機会があれば後日改めて感想を書いてみようと思います。

※『スウェーデン国家警察特捜班』

このドラマはスウェーデンのミステリー界の重鎮であるアルネ・ダールの原作に基づいた傑作ミステリー
ドラマです。
この作品では主になる刑事に焦点を合わせる他作品と異なり 特別に集められた刑事がチームを
作り事件に立ち向かう作品で、チームを構成する刑事達が普通のオジサン、オバサン(暴言)でそれぞれ
私生活に問題を抱えた一人ひとりが人間臭いキャラクターとして描かれていて、ストーリー展開が魅力な
作品です。
一見地味ですが、拾い物(?)のドラマでなかなか面白い作品でした。

※『エリカ&パトリックの事件簿』

スウェーデンのアガサ・クリスティーと称せされるカミラ・レックバリの原作に元ずくドラマです。
女流作家であるエリカと彼女の幼馴染の刑事パトリックの2人が協力して事件解明に立ち向かうのですが、
やはりこの作品もスウェーデンの社会背景、地域社会との結びつき、複雑に入り組んだ人間関係、心理
描写などを克明に描き出している話題作です。
因みに、私は随分前に原作を読んだのですが、又もや詳細は霧の彼方です。

それにしても「リメイク作品」が多い事に気付きます。
以前は その昔ヒットした作品をリメイクするという形が多かったのですが、最近は何か大評判になり
大ヒットした作品があれば即リメイクされる傾向があります。
”二匹目のドジョウ”を狙うのでしょうが オリジナル作品の印象が強ければ強い程リメイク作品で同じ
ようなヒット或はそれを超える評判を得るのは難しい様な気がします。


以上思いついた作品を羅列しましたが、兎に角北欧ミステリーに関しては人気急上昇中で作品映像化も
増えています。
北欧系作品は暗い、重いと言った印象も確かに否めないのですが、これは気候風土からイメージされる点、
映像化された作品の画面のトーン等の影響もありますが、他国の作品に比べて社会風刺、人間関係を濃密に
描いている、決して明るく楽し面ばかりではないのですが、全て心に深く入り込む作品ばかりで こんな
点が注目される原因になっているのかも知れません。
アメリカドラマの様に熱々ではないのですが 静かで冷たい熱さ(理解不能?)を感じます。

雑な情報ではありますが、出来れば欧米系とは一味違った作品を一度ご覧になって頂ければお気に召すかも
知れません。











これから放送の英国ドラマ色々 (3) : 主に8月分

2016-08-02 | 海外ドラマ
今回も引き続き AXNミステリーチャンネルでの放送予定から気になるドラマご紹介です。
一連の「英国男優のすべて」の一環ですね。

※ 『Hamlet』 ケネス・ブラナー版 : 8月27日 18:00 ~

1996年制作英国映画

この作品は全く予期していなかった大作放送で、感動です。
是非観なくては・・・・

Sir Kenneth Branagh (CBE) サー・ケネス・ブラナー監督・主演で映画化された。
設定は19世紀に変えられているが それ以外は殆ど原作通りで制作されており
上映時間が4時間を超える大作となっている。
ー という紹介があります。

出演者が豪華版で、
ハムレットのケネス・ブラナーを始め、
オフィーリア ; ケイト・ウィンスレット
ボローニアス : リチャード・ブライアーズ
その他、
ジュリー・クリスティー
デレク・ジャコビ
デイム・ジュディ・デンチ
ブライアン・ブレット
ジョン・ミルズ
リチャード・アッテンボロー
ロビン・ウィリアムズ
ジャック・レモン
等々
凄い顔ぶれです。

昨年拙記事で「歴代ハムレット」画像を載せたのですが、その時には抜け落ちて居り
ました。 申し訳ありませんでした、サー・ケネス!
↓ これを入れなくちゃダメでしょ。


ご参考までにその時の記事です

http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/e/58d2c08a1afbdbb23af0d1069a5e175a

今更ですが、サー・ケネス・ブラナーについて少しだけ情報 :

本名 : Sir Kenneth Charles Branagh
1960年生まれ(現在56歳)
RADA(王立演劇学校)を主席で卒業した後、RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)に
参加し数多くの舞台に立ちましたが、その後自身でRTC(ルネサンス・シアター・カンパニー)
を設立し多くのシェークスピア戯曲を上演。

ケネス・ブラナーは、既に「刑事ヴァランダー」”Wallander” でも良く知られています。

このドラマは スウェーデンの推理作家ヘニング・マンケルの「クルト・ヴァランダー」が
原作のシリーズで 現在AXNミステリーでS3を放送中ですが、このドラマも凄く気に入って
います。
英国の刑事ドラマはどれもそうですが、事件、殺人事件を起こさざるを得なかった犯人の
心情、動機、又それを捜査する側の刑事達の人間としての悩み、葛藤、複雑な家庭環境
等が丁寧に描かれていて、又この作品はスウェーデンの情緒あふれる景色も相まって
奥深い人間ドラマとなっていると感じます。
ヴァランダーを演じるケネス・ブラナーの演技(特に表情)は流石と思わせられる重厚さと
奥行きを感じさせられます。

一方重厚な演技で唸らせるのとは正反対に、

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 ”Harry Potter and the Chamber of Secret”(2002年)に出演

又、

 
『マイティー・ソ―』”Thor” (2011年) : マーベルコミックの実写版の監督
『シンデレラ』 ”Cinderella” (2015年) : 実写版の監督
等経験豊かなシェークスピア俳優ではありながら エンターテインメント作品も手掛ける奥行きが広く
度量の大きさを見せる素晴らしさも感じます。


※ 『オリバー・ツイスト』 ”Oliver Twist” : 8月6日 18:00~

2007年BBC制作
言わずもがなですが、チャールズ・ディッケンズ原作のドラマです。
出演者は、
ウィリアム・ミラー
ティモシー・スポール
トム・ハーディー
エドワード・フォックス
ソフィ―・オコネド


ディッケンズの作品は遥か昔読んだのですが 殆ど忘却の彼方です。
流石に「クリスマス・キャロル」や「オリバー・ツイスト」、「デヴィッド・カパーフィールド」等は
は覚えているのですが、それでも詳細は霧の中(汗)
BBC制作の「ディッケンジアン」も時々観てはいたのですが、やはりディッケンズ作品をきちんと押さえて
おかないと面白さが十分理解出来ない様な気がしましたね。
で、改めてこの機会に「オリバー・ツイスト」もきちんと観直しましょう。

トム・ハーディーは最近観ていなかったので久し振りです。(制作はかなり古いですが・・)
一方、ソフィ―・オコネドは最近ずっと観ていた「ホロウ・クラウン」での演技が強く印象に
残っています。
ローレンス・フォックスの伯父エドワード・フォックスも出演しています。

※ 『ブロードチャーチ』 ”Broadchurch”~殺意の街 8月6日 21:30~

2013年本国放送開始 
このドラマは前回(一話お試し放送)の時にもご紹介したのですが、いよいよ本放送始まります。
英国で空前のヒットとなったドラマで、10代目ドクターのデヴィッド・テナント主演
是非観たかったドラマで楽しみです。
後日内容ご紹介出来れば・・・と思っています。

その他にも再放送として :
※ 『ルイス警部』 ”Inspector Lewis” : S9終わってしまって寂しい限りなので、又々
観直してルイスとハサウェイの掛け合いを楽しみましょう。

※ 『刑事フォイル』 ”Foyle's War” : 何度も再放送なっていますが、それでも時間が
許せばひつこく観直しています。

※ 『新世界 ; 公開の果てに』 ”To the End of the Earth” 8月2日 20:00 ~
前回はOD での 放送をご案内しましたが、今度は通常放送になります。
その他色々

新しく始まる作品としては :

※ 『Dr. Who』 ”ニュー・ジェネレーション” S2
※ 『魔術師 マーリン』 → これも大分前に一度放送になっていますが・・・
その他色々

それから、番外編(?)で 英国ドラマではないのですが、とても興味がありながら何故かタイミングが
合わず殆ど見逃していた :

※ 『トラップ ; 凍える死体』


これは2015年12月に制作放送されたアイスランドの本格ミステリーで世界中が注目した超話題作という事
でしたが、大変興味あります。
幸い7月31日18:00から再放送ありました。 しか~し、事情があり又ゆっくり観られませんでしたので、
再度機会をみて見直しましょう。

そう言えば最近北欧ミステリーが多いですね(小説、ドラマを含め)。
なので、この点は追って書いてみようと思います。


一部前回と重複していますし、ここに書いた以外にも沢山素晴らしいドラマ放送予定になっているのですが、
今回もあくまでも個人的な好みを優先しましたのでお含みおき下さいませ。


詳細は公式サイトからご確認下さいませ。

http://mystery.co.jp/home


又、既に他局での放送はあったのもの AXNミステリー及びhuluでの放送(配信)待ちの作品としては、

『ダウントン・アビー』 ”Downton Abbey “ S5
『ドクター・フー』 ”Dr. Who” S9
『刑事ヴァランダー』 ”Wallander” S4
『ゲーム・オブ・スローンズ』 ”Game of Thrones” S6 (英国ドラマではありませんが・・・制作はHBO)。

等があります。 何時観られるんでしょう・・・・


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

所で、
以前ご案内した『深夜の来訪者』が7月30日(土)が放送されました。
その直後から大勢の方が拙ブログ関連記事をご訪問下さり驚きました。
関心を持たれた方の反応の速さに驚くと共に はるばるたどり着いてご訪問頂いた方々
に感謝申し上げます。


☆彡 昨晩(8月1日)又もや シャーロック『忌まわしき花嫁』 ”The Abominable Bride” 字幕版
を放送していましたね(嬉) その前は吹き替え版だったからパス。 
もう何度目かしら? 今迄もDVDを散々繰り返し観て、劇場版も堪能したし、又何時でも好きな時にDVD
観れば良いんだ・・・と思いながらせっかくやって下さるならモッタイナイ(?)から、と結局又観て
しまうんですよね、ホントひつこい!(ガッツキ)
そう言えば、前回字幕版放送を観た時に気が付いたんですが、日本語字幕が劇場版と違っていますよね。
劇場版字幕で何点か気になる部分があったのですが、TV放送版では変更になっていたと思います。
(改善されたかな?)