The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Jul./1(2024)

2024-07-08 | ブックレヴュー&情報
※ 『続 シャーロック・ホームズ対伊藤博文』 松岡圭祐

角川文庫 2024年6月13日発売

【内容概略】
≪シャーロック・ホームズは探偵業を引退し、ロンドンを離れて一人で養蜂を行っていた。久々に
会ったワトソン博士と話をしていると、伊藤博文が満州で独立運動家の何者かに暗殺されたという
報せが届く。
ロンドンに戻って伊藤博文”惜別の会”の招待状を受け取ったホームズのもとに怪しい女が現れ、「伊
藤博文を殺した真犯人の存在」をほのめかす文章が彫られた仏像を渡して姿を消していった――。≫

少し出遅れましたが、最近の作品中では個人的には”一推し”作品です。

言わずもがなですが、2017年刊行の『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』の続編です。

シャーロック・ホームズ関連パスティーシュは兎に角手に取り読んでみるのですが、そんなパスティー
シュ作品の中では個人的にイチニを争う作品と感じた 特別に好きな作品でした。
当時グダグダ感想を書きましたのでご参照下さい。

↓ もう7年も前の事なんですねぇ・・・・
★ 『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』 : 松岡圭祐著


私が読んだのは講談社版だったと思うのですが、その後角川文庫の改定版が出ていたようですね。


今回の”続”も≪全米ベストセラー待望の続編!≫とあります。

絶対に外せない作品です!

※ 『壁から死体? 〈秘密の階段建築社〉の事件簿』ジジ・パンディアン

創元推理文庫 2024年7月26日発売予定

【内容概略】
≪“ひらけごま”と唱えると現れる秘密の読書室や、秘密の花園に通じるドアが隠された柱時計。
だれもが一度は夢見た仕掛けに特化した工務店〈秘密の階段建築社〉。ラスヴェガスから帰郷した元イリュー
ジョニストのテンペスト・ラージは、父が経営する家業を手伝うことになっが、その初日、仕事先の古い屋
敷の壁を崩してみると、何とそこから……。楽しい不思議が満載のシリーズ第1弾。≫

2月に”翻訳出版待ち”に含めていた””Under Lock and Skelton Key” がようやく翻訳刊行されます。

※ 『終着点』 エヴァ・ドーラン

創元推理文庫 2024年8月22日発売予定

【内容概略】
≪ 建て替えで立ち退きを迫られ、住民がほとんどいなくなったロンドンの集合住宅。その空き部屋のひとつで、ある
晩、若い女性が 男を殺してしまい、親しくしている年輩の女性に助けを求める。ふたりは協力して男の死体をエレベー
ターシャフトに投げこみ、 それが事故死として処理されることを願うが、年輩の女性は若い女性の説明にいくつかの
矛盾点があることに気づき、しだいに疑 心暗鬼に陥っていく。はたして若い女性の言葉はどこまで信用できるのか?
彼女が殺した男はいったい何者だったのか? ひと つの殺人を起点に、過去へとさかのぼっていく章と、現在がその
まま進行していく章とが交互に展開され、事件を取り巻く状況が すこしずつあらわになる。そして最後、ふたりの女
性がいきついた先に待っていたのは……。≫

死体発見後、過去へ遡る章と未来へ進む章が交互に展開され、殺しの「始まり」と「終わり」がとてつもない衝撃と
ともに明かされる。英国ミステリ界の気鋭が放つ傑作サスペンス!

この作品も原題”This is How It Ends” として 拙”翻訳刊行待ち”記事内でご紹介し、首を長くして日本発売を待っていた
作品です。

今回は、特別興味深い 楽しみな作品が並びました。


(source : 角川、創元社 & etc.)





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