- グラナダ版 「4人の署名」 : The Sign of Four 最後に感想など -
↑ トビーがとても可愛かった。
冒頭に書いた様に、このエピソードは2部構成である為複雑であらすじを書くだけ
では分かりにくい内容なので以前より少し詳しく書いてみたのですが、それでも
中々難しい内容です。
今回無謀にもこのエピソードを取り上げたのですが、今まで忘れていた部分も再度
確認出来たのは個人的にも良い機会だったと感じています。(自己満足?!)
このエピソードを再確認した感想を少しだけ・・・・
まず、これも冒頭に書いた様に ジェレミーが体調が悪いにも関わらず 映像を見る
限りアクティブなシーンを各所で見せていて 少しもその影を見せていない事に
流石役者さんだと感動させられました。
このエピソードでは、ホームズは殆ど推理をしていない(ショルトー邸での犯人像
推理以外は)。 トビーと共に走り回る、船での追跡劇等専らフィールドワークに
専念していた様です。
内容的には、先に書いたように ワトソンとメアリーを結婚させなかった事で
終わり部分が何となく無理がある様な、ワトソンとメアリーが余りにもそっけなく
別れたのはチョット残念、と言うか ワトソン気の毒・・・・
ですが、グラナダ版でのメアリーは毅然とした、自立した芯の強い女性として
描かれているし、財宝が手に入らなかった事より 父親に関する情報が明らかに
された事である意味吹っ切れた様子で去っていく姿が印象的です。
正典ではワトソンとメアリーの結婚に視点が行きがちですが、このグラナダ版を見
る限り、これはスモールの物語であると思います。
直接には誰一人殺人には手を下していないし(従犯、共犯であるかも知れないが)
片足を失ったことから始まり、財宝に運命を弄ばれ 復讐に取りつかれてしまった
哀れな男としての存在感が大きかったような気がしました。
財宝略奪、殺人共犯の罪を犯していながら、仲間との約束は命を賭してでも
守る律儀さもあり複雑なキャラクターだったと思うのです。
ホームズはそんなスモールを理解していた様です。
ところで、今回迄見落としていたのですが、このジョナサン・スモールを演じて
いたのは 「主任警部モース」の Jonh Thaw (ジョン・ソウ)だったんですね。
存在感のある役者さんだと思ったし、「モース」も再放映観ていたのに・・・・
今回やっと納得しました。
↑ モースと相棒ルイス (ルイス若かった!)
「モース」の原作はコリン・デクスターの作品で 英国ではSHと並ぶ国民的人気
ドラマだった様です。 日本でも放映されていましたが 本国では1987年から始ま
り1999年最終話の視聴者は1250万人にも及んだそうです。
残念ながら2002年60歳の若さで亡くなったそうです。
って事はスモールを演じた時は45歳位?
髭ずらに惑わされましたが、確かに回想シーンでは結構若かった。
「モース」に関しては、その後モースの部下で相棒であったルイスが警部として戻っ
て来たドラマが2006年から始まったスピンオフドラマ 「オックスフォードミステー・
ルイス警部」なのですが、個人的には「ルイス警部」 の方が気に入っています。
モースの時から引き続き、オックスフォードの情緒あるれる風景がふんだんに描か
れ、ストーリーもよりスピード感に溢れ、現代的な感覚で描かれている様な気がしま
す。 特に、相棒で部下のハサウェイが気に入っているからかな?
ハサウェイを演じるローレンス・フォックスは背が高く 手足が長く(顔も?)
ケンブリッジ大学で神学を学んだにも係らず警察で働く様になった変わり種経歴を
持つインテリでルイスとのコンビは毎回楽しめます。
声もなかなか結構ですし、何よりアクセントが・・・(やっぱりそれか! 又病気が出た)
↑ ルイスと相棒ハサウェイ
(アッ、ここはグラナダ版の事を書いていたんでしたね・・・。 ルイス警部に関しては
後日機会があれば改めて触れたいと思います。)
さて、話を戻して・・・
BBC版 の順番で考えると、次は ”His Last Vow" で これに元ずくグラナダ版
「犯人は2人」となるのですが、これが又大変なのですね。
やはり見どころが多く BBC版に引用部分も多い為外す訳にはいきません。
何とか頑張ってみましょう。
← グラナダ版 「4人の署名」 (5)
『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index
↑ トビーがとても可愛かった。
冒頭に書いた様に、このエピソードは2部構成である為複雑であらすじを書くだけ
では分かりにくい内容なので以前より少し詳しく書いてみたのですが、それでも
中々難しい内容です。
今回無謀にもこのエピソードを取り上げたのですが、今まで忘れていた部分も再度
確認出来たのは個人的にも良い機会だったと感じています。(自己満足?!)
このエピソードを再確認した感想を少しだけ・・・・
まず、これも冒頭に書いた様に ジェレミーが体調が悪いにも関わらず 映像を見る
限りアクティブなシーンを各所で見せていて 少しもその影を見せていない事に
流石役者さんだと感動させられました。
このエピソードでは、ホームズは殆ど推理をしていない(ショルトー邸での犯人像
推理以外は)。 トビーと共に走り回る、船での追跡劇等専らフィールドワークに
専念していた様です。
内容的には、先に書いたように ワトソンとメアリーを結婚させなかった事で
終わり部分が何となく無理がある様な、ワトソンとメアリーが余りにもそっけなく
別れたのはチョット残念、と言うか ワトソン気の毒・・・・
ですが、グラナダ版でのメアリーは毅然とした、自立した芯の強い女性として
描かれているし、財宝が手に入らなかった事より 父親に関する情報が明らかに
された事である意味吹っ切れた様子で去っていく姿が印象的です。
正典ではワトソンとメアリーの結婚に視点が行きがちですが、このグラナダ版を見
る限り、これはスモールの物語であると思います。
直接には誰一人殺人には手を下していないし(従犯、共犯であるかも知れないが)
片足を失ったことから始まり、財宝に運命を弄ばれ 復讐に取りつかれてしまった
哀れな男としての存在感が大きかったような気がしました。
財宝略奪、殺人共犯の罪を犯していながら、仲間との約束は命を賭してでも
守る律儀さもあり複雑なキャラクターだったと思うのです。
ホームズはそんなスモールを理解していた様です。
ところで、今回迄見落としていたのですが、このジョナサン・スモールを演じて
いたのは 「主任警部モース」の Jonh Thaw (ジョン・ソウ)だったんですね。
存在感のある役者さんだと思ったし、「モース」も再放映観ていたのに・・・・
今回やっと納得しました。
↑ モースと相棒ルイス (ルイス若かった!)
「モース」の原作はコリン・デクスターの作品で 英国ではSHと並ぶ国民的人気
ドラマだった様です。 日本でも放映されていましたが 本国では1987年から始ま
り1999年最終話の視聴者は1250万人にも及んだそうです。
残念ながら2002年60歳の若さで亡くなったそうです。
って事はスモールを演じた時は45歳位?
髭ずらに惑わされましたが、確かに回想シーンでは結構若かった。
「モース」に関しては、その後モースの部下で相棒であったルイスが警部として戻っ
て来たドラマが2006年から始まったスピンオフドラマ 「オックスフォードミステー・
ルイス警部」なのですが、個人的には「ルイス警部」 の方が気に入っています。
モースの時から引き続き、オックスフォードの情緒あるれる風景がふんだんに描か
れ、ストーリーもよりスピード感に溢れ、現代的な感覚で描かれている様な気がしま
す。 特に、相棒で部下のハサウェイが気に入っているからかな?
ハサウェイを演じるローレンス・フォックスは背が高く 手足が長く(顔も?)
ケンブリッジ大学で神学を学んだにも係らず警察で働く様になった変わり種経歴を
持つインテリでルイスとのコンビは毎回楽しめます。
声もなかなか結構ですし、何よりアクセントが・・・(やっぱりそれか! 又病気が出た)
↑ ルイスと相棒ハサウェイ
(アッ、ここはグラナダ版の事を書いていたんでしたね・・・。 ルイス警部に関しては
後日機会があれば改めて触れたいと思います。)
さて、話を戻して・・・
BBC版 の順番で考えると、次は ”His Last Vow" で これに元ずくグラナダ版
「犯人は2人」となるのですが、これが又大変なのですね。
やはり見どころが多く BBC版に引用部分も多い為外す訳にはいきません。
何とか頑張ってみましょう。
← グラナダ版 「4人の署名」 (5)
『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index