The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(6)

2020-03-31 | ドラマ化された英国ミステリ小説
『シェトランド』 ”Shetland”

2013年~2019年
ITV/BBC
5シーズン:26エピソード

この作品は、以前ご紹介した”ヴェラ”の原作者である アン・クリーヴス原作の4作品(日本では
「シェトランド四重奏」として翻訳されています)をITVが映像化したシリーズです。
一作目である「大鴉の啼く冬」”Raven Black”でCWA賞再優勝長編賞を受賞しています。

2013年BBC 1での放送時には800万人の視聴者を獲得した人気テレビシリーズで、シーズン5迄
放送済みです(in UK) 

この作品も原作の方を大分前に読んでいたので、ドラマ放送は楽しみにしていましたが、なかな
かタイミングが合わず、見逃している回も多いので、日本では何処まで放送されていたのか良く
把握出来ていません(残念!)

舞台となるのはスコットランドの地方行政区画の1つで、亜寒帯に属するシェトランド島。

(シェトランドセーターのAnderson & Co.のページから拝借しました)

”シェトランド”と聞くと、個人的には”シェトランドウール”、”シェトランド・シープドッグ”、
”シェトランドセーター”等ヒツジ関係しか思いつかなかったので、原作を読みながらも英国本土
から随分離れたシェトランド島の雰囲気が良く分からなかったのですが、独特の風習、習慣、気
候風土、本土とは言葉も異なるという状況がなかなかイメージできなかったのです。
ドラマは現地でのロケも多い様で、視覚から現地の雰囲気を読み解く事が出来ますね。


ドラマのキャストは、
監督:ピーター・ホワー(”ヴェラ”も手掛けています)
出演:
ジミー・ペレス警部:ダグラス・ヘンシェオール
サンディ・ウィルソン巡査:スティーブン・ロバートソン
アリソン・”トッシュ”・マッキントッシュ:アリソン・オドネル


ほとんどの島民が顔馴染という世界で、ちょっとした行き違いから無意識のうちに封印してきた怨
嗟や嫉妬が滲み出し、殺意へと変わっていく濃密な人間描写、緻密な伏線、大胆なトリックで綴ら
れるストーリーが展開する。

ジミー・ぺレスは亡き妻の連れ子であるキャシーを引き取り育てる物静かな刑事。
キャシーの実父であるダンカンとは旧友であり、共にキャシーの子育てに奮闘する・・というチョッ
ト複雑な関係。



この原作もドラマよりずっと前に読んでいたので、ジミー・ペレスのイメージが原作とはちょっと違
うな~とは思いつつ、このぺレスさん許容範囲かな?と・・・。

閉ざされた社会で生きて来た人々の複雑な人間関係と心理が浮き彫りになって、同時に島独特の風景、
風土にも魅力を感じるドラマになっています。

原作は、
「シェトランド四重奏」ー原題に色が含まれています。
創元社文庫
アン・クリーヴス(著)、玉木亨(翻訳)

『大鴉の啼く夜』”Raven Black” 2007年
『白夜に惑う夏』”White Nights” 2009年


『野兎を悼む春』”Red Bones” 2011年
『青雷の光る秋』”Blue Lightning” 2013年


続編として、
『水の葬送』”Dead Water”も翻訳出版されています。


翻訳本を読んで 現地の方言、独特の言い回しが原作でどの様に表記されているのかとても気になる
ところで、確認したい気もするのですが、やっぱり原作を読む気力は無く(恒例の得意のフレーズ)・・・・。

DVD はUK版のみですが、S1~S5(5枚組)で発売されています


もう一度最初から観なおししたいと思いますので、ドラマの再放送(含む新シーズン)をなるべく早
くお願いしたいところです。

最後に、
シーズン6の製作も発表されており、2020撮影開始と言われていましたが、現在の状況を考える
と遅れるでしょうね。



『オーロラの彼方へ』 2000年

2020-03-27 | 映画
”Frequency”


随分前一度TVで観た事があるのですが、先日再放送していて久し振りに再試聴しました。

原題の”Frequency”は、”周波数”、”しばしば起こる事”等の意味を持ちます。

この作品は、2001年サターン・アウォーズ最優秀ファンタジー映画作品賞を受賞しています。

キャスト、
監督:グレゴリー・ホフリット
脚本:トビー・エメリッヒ
製作:ビル・キャラロ、トビー・エメリッヒ他
製作総指揮:ジャニス・ロバート・チャスキン
出演;
ジム・カヴィーゼル
デニス・クエイド


ドラマ、「パーソン・オブ・インタレスト」で ジョン・ハートを演じていたジム・カヴィーゼルの
若き日の作品です。



1999年、30年振りにニューヨークに珍しいオーロラが出現した夜、ニューヨーク市警察の刑事ジョン・
サリバンは父の形見の無線機を発見し、ある男と交信する事に成功する。
それは、30年前に事故死した父親のフランク・サリバンであった。
消防士であり殉職する正に前日の父親と交信していると気づいたジョンは 事故から救おうと必
死で父を説得するが、当然フランクは信じる事が出来ない。





遂にジョンの話を信じた父は、無事に事故から生還して生き残る事が出来たが、その事で”過去”が
変わってしまい、30年前に終わった筈の「ナイチンゲール殺人事件」の犠牲者が3人から10人に増
えており、自分の母親もその犠牲者となってしまった事に気付いたジョンは父親と協力して過去と
現在の両方から犯人の情報を得ようと試みる。
ただし、通信が何時まで続けられるか分からないという状況の元、タイムリミットもあり必死で殺人
犯を追い詰めようとする。

父の命を救うという事で過去を変えた事によるタイムパラドックスが起きてしまうのですが、無線
を通して30年の時空を繋げ、父と息子がタッグを組み事件を解決するという、SFではありますが
ファンタジー、家族愛、アクション、二転三転するサスペンスと色々な要素が詰め込まれた贅沢な
作品であった事に改めて気付きます。

無線を通じて30年の時を隔てた父と息子の会話は、もう涙、涙・・・・。

ビックリする、感動的で幸せなエンディングで、又もや涙・・・・。

セット、衣装、メイクを通して30年という時の流れを感じさせる映像で見事表現しています。

「隠れた名画」と言われていますが、本当に感動的で素晴らしい作品と感じました。
後味も爽快な良作でかなりのお気に入り作品です。

ジム・カヴィーゼルも「パーソン・オブ・インタレスト」の時はクールで渋い雰囲気でしたが、流石に
若くて、これはこれでカッコ良く 良い味を出しています。

↓ trailer はこちら(古い作品で画像はあまり良くありませんが)
https://youtu.be/gqSeVHvhoss

久々にDVDを購入して永久保存版にしたい作品でした。



BBC版『80日間世界一周」2020 情報少し

2020-03-24 |  ∟BBC版80日間世界一周
”Around the World in Eighty Days”


「80日間世界一周」はジュール・ヴェルヌによる1873年出版のフランスの冒険小説で、これまで
も何度か映画化、ドラマ化されています。
原作は子供の頃(?)読んだと思います。

後期ヴィクトリア朝が舞台。
イギリス人の資産家フィリアス・フォッグが執事のパスパルトゥーを従えて、80日間で世界一周し
ようと試みる波乱万丈の物語。

1956年製作、デヴィッド・ニーヴン主演作は 第29回アカデミー賞で作品賞を含む5部門で受賞を
しています。


ヴィクター・ヤングによるテーマ曲はイメージが膨らむ素晴らしい曲でした。
「兼高かおる世界の旅」のテーマにも使われていましたっけ。久し振りに懐かしく思い出しました。

又、2004年公開の「80デイズ」はジャッキー・チェン主演(これは知りませんでした)


今回はBBCによるミニ・シリーズ製作が発表されており、全8エピソード(予定)で、


主演がデヴィッド・テナントです!(”ドクター・フー”、”ブロードチャーチ”、”グッド・オーメンズ”
その他数多くの作品に出演してます)
シェイクスピアからドクター・フーまで、硬軟取り混ぜ どんな役もこなす素晴らしい役者さんで、
大好き! それに、最近出演作が多く、観たい作品が次々なれど なかなか日本で放送してくれない・・・
残念な状態で、この作品も是非観たいな~、なんですけど。

その他の出演者に関しての情報は現時点では良くわかっていません。

BBC Oneでの放送は2020年とされていて、製作も始まっていたのですが ご多分に漏れずコロナ
の影響で撮影は中断している様です。
なので、放送は遅れる事になりそうですね。
仕方のない事とは言え、何とか早く収束して心穏やかな日々が過ごせるように願うばかりですね。

兎に角、とても楽しみなドラマなので 又続報が出たらご紹介しようと思います。

丁度良い機会なので、原作を読んでみるのも良いかも。

「80日間世界一周」(創元SF文庫)-1976/3/20

ジュール・ヴェルヌ(著)、田辺貞之助(翻訳)

余談ですが、
テナントさんは他にもITV製作の ”DES” というミニ・シリーズ クライム・ドラマにも出演していま
して、この作品も2020年(予定)となっています。
この作品も詳細出次第ご紹介するつもりです。


『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ著

2020-03-20 | ブックレヴュー&情報
”The Word is Murder”

『メインテーマは殺人』創元社文庫ー2019/9/28
アンソニー・ホロヴィッツ(著)、山田蘭(翻訳)

『 内容紹介』
史上初めて7冠を制覇した『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作登場!
謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ

自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知って
いたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』の脚本執筆で
知りあったホーソーンという元刑事から連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないか
というのだ。
かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。ワトスン役は著者自身、
謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ! 7冠制覇『カササギ殺人事件』に並ぶ圧倒的な傑作登場。
解説=杉江松恋

快挙! 2年連続ミステリランキング全制覇!

*第1位『このミステリーがすごい! 2020年版』海外編
*第1位〈週刊文春〉2019ミステリーベスト10 海外部門
*第1位『2020本格ミステリ・ベスト10』海外篇
*第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇

7冠制覇・30万部突破『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作登場!
謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ
探偵は切れ者の元刑事、ワトスン役は著者自身、そして不可解な殺人

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

この作品は、発売情報が出た直後図書館に予約を入れたのですが、余りの予約数の多さに何と半年近く
経ってようやく順番が回って来ました。(それなら自分で買え!って話ですよね)
私の場合は、先ず図書館で借りて読んでから 永久保存版にしたい作品の場合購入するという方式なの
で・・・。

そんな訳で、満を持して読みました。
以前の「カササギ殺人事件」はアガサ・クリスティーへのオマージュたっぷりでしたが、今作は一言
で言えばホームズのパスティーシュ感に満ちています。

この作品の特徴は、”わたし” アンソニー・ホロヴィッツ自身が登場人物でもあり、語り手でもある
点で、ホームズ作品の体裁をとりワトソン役を務めているという凝ったミステリーになっています。
冒頭は、丁度「絹の家」を書き終えたホロヴィッツ。 「刑事フォイル」も22話を書き終え、この
先どの様に進めようか悩んでいる時期。

以前ドラマの相談役の様な形で付き合いのあった元刑事ホーソーンから突然呼び出され、自分を主人
公にしたミステリを書いて欲しいと依頼されるが、元々彼の事が苦手で嫌っていた為断ろうとするが、
彼が扱う事になった老婦人の事件に興味を持ち、散々迷った挙句 しぶしぶこの依頼を受ける事にな
るホロヴィッツ。
再会した途端、行っていた場所、子犬はどうした?等、まるで見ていたかのようにホロヴィッツの生
活を言い当てるホーソーンは全くホームズそのもの。

そして、ホーソーンがホームズ、ホロヴィッツがワトソンとなり捜査を開始する。
ホーソーンは謎の多い、型破りで傲慢、天才肌の変人で鋭い観察眼を持ち、又首になったロンドン
警視庁にも何故かパイプを持って居り、手腕を買われてコンサルタントの様な立場にもなっている。

捜査を進めるうち、絞殺されたダイアナ・クーパーは(約)10年前双子の少年を轢き逃げ(1人はそ
の場で亡くなり、もう1人は助かったものの重大な身体損傷)過去が判明し、その父親から強迫文を
受け取っていた事が分かる。

ハリウッドで売り出し中の俳優である息子ダミアン・クーパーは、パートナーと娘と共に葬儀の為
帰国するが、母の棺から流れ出た子供の歌声に衝撃を受け一人帰宅してしまう。
不審に思ったホーソーンと”わたし”は彼の後を追って自宅を訪れた時には 既にダミアンは無残に
も惨殺されていた。

交通事故に遭った双子の関係者、ダイアナの裁判に係わった判事等に事情聴取する2人だが、”わたし”
の推理は一進一退。一方ホーソーンの観察眼は切れ味を増し本領発揮。
過去の因縁を考察し、思いもよらぬ犯人へと導く過程は見事です。

冒頭から伏線は散りばめられており、”わたし”もそれらを目にして居り、なおかつ全て記録していた
にも拘らずホーソーンが辿り着いた結論に後れをとっていたのは、まさにホームズがワトソンに言っ
た言葉、
”You see but you do not observe”(君は見ているが、観察していないのだ) を思い起こさせる。

”トニー” と呼ばれる事から既に気に入らなかった”わたし”は、自分自身の事は全く語らないホー
ソーンの私生活に興味を持ち、こそこそ調べだす過程が面白く、そして次第に、そして少しずつ分
かるホーソーンのキャラに興味が湧いてきます。
(以外な趣味を持って居たり、結構憎めない可愛い面もあり・・・)
そして、彼に対する悪感情も次第に薄れ、バディーと感じ始める点も今後を期待させられます。

そして、同時に、アンソニー・ホロヴィッツとして、係わったドラマや映画に関する裏話、メディア、
出版業界の裏話も興味深く、「刑事フォイル」、「ポアロ」、「バーナビー警部」等に関する記述は
それらのドラマ好きにとっては嬉しいところ。
特に、スピルバーグやピーター・ジャクソンとの会合に心躍らせる様子は微笑ましく、遊び心満載
にもなっていると感じます。

又、この作品でキーになるのが、”RADA”(Royal Academy of Dramatic Arts)
数多くの名優、名女優を輩出した伝統を誇る演劇学校で、過去何度か拙記事にも書いた事があるの
ですが、このRADAの内部事情等にも触れられている点が個人的にも嬉しい。
因みに、RADA出身の俳優で現在活躍中の若手には、トム・ヒドルストンを筆頭に、ベン・ウィショー、
タロン・エジャートン、ジェームズ・ノートン、そしてローレンス・フォックス等々 その他大勢。

「カササギ殺人事件」とは趣が異なる作品ですが、ミステリとして、ダニエル・ホーソーンと言うキャ
ラクターに対する興味も含め、個人的には今回の作品の方が好みかも・・・・。

ホロヴィッツはホーソーン作品のシリーズ化、後10作品を予定していると言われ、既に2作目の ”The
Sentence is Death”も刊行されています。 なるべく早く翻訳される事を期待している所です。


又、「カササギ殺人事件」に登場した アティカス・ピュントの続編も予定されているとか。
楽しみが増えました。

尚、ホロヴィッツの作品に関して書いた拙記事は下記に
※ シャロック・ホームズ 「絹の家」 感想
※ アンソニー・ホロヴィッツ著 『モリアーティー』 読みました
※ 『カササギ殺人事件』 アンソニー・ホロヴィッツ著


4月放送開始の海外ドラマ : その(2)

2020-03-17 | 海外ドラマ
-その(2)です= 

※ 『刑事ファルチャ― 失踪事件』

”A Confession”
ITV  Sep. 2019 : 6 episodes

この作品は個人的には一番興味のあるドラマでして、昨年4月に拙記事で製作発表を書きました
が(こちらに)、以来楽しみに放送を待って居りました。
とは言え、日本での放送があるかしら?と一抹の不安を持っていたのですが、先日チラっと番宣
を見つけ、思わずオ~ッ!となりましたよ。


昨年9月英国初放送でしたから、意外に早い日本放送で、これも予想外の嬉しい驚きです。
何てったって、マーティン!です。 久し振り・・・と言っても、前回 「スタートアップ」の
放送もあって、これも楽しみにしていたものの、内容が・・・で、実は途中までしか観ていない
というj状態で。

でも、今回のドラマは絶対マーティンらしい役柄だと思うんですよ(言い切る)

前回の製作発表情報にもチラッと内容を書いたのですが、再度。

2011年 イギリスで実際に起きた若い女性(シャン オカラハン)の謎の失踪事件を元に描いた
作品で、一匹狼の刑事ファルチャ―が事件を追う。

因みに、原題の ”A Confession” は、「自白」、「告白」と言った意味ですね。

監督: ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演:
ステファン・ファルチャ― ; マーティン・フリーマン
カレン・エドワーズ : イメルダ・スタウントン
エレイン・ピックフォード : シヴォーン・フィネラン
シーン・メモリー : オウェイン・アーサー

「シャーロック」でマイク・スタンフォードを演じていたデヴィッド・ネリストも出演していますね。

又、監督のポール・アンドリュー・ウィリアムズは、「ブロードチャーチ」、「ストレンジャーズ」等
も手掛けています。

久し振りにサスペンスドラマでのマーティンの素晴らしい顔芸(?)を含めた演技が楽しみ。







シヴォーン・フィネランは、「ダウントン・アビー」、「ハッピーバレー」等でもお馴染みですし、又
「ハリー・ボッター」始め多くの作品でお馴染みのベテラン大御所イメルダ・スタウントン等共演者も
見ごたえありそうで期待大!です。

Rotten Tomatoesでも平均91%の高評価を得ています。

放送は、
シネフィルWOWOWで4月19日(日)23:00~

↓ trailerはこちら
https://youtu.be/pMkwiNrskYU

DVDも発売されています (”Regeon 2”です)


※ 『私だけの紳士探偵』

”Alter Ego”
2019年初放送されたフランスのドラマです。
8 episodes

フランスのドラマはあまり得意ではなく、何時も何となく敬遠していたのですが 先日ご紹介した
「バルタザール」も予想外に(?)面白かったし、食わず嫌いはいけないと感じましたし、今回のドラ
マも軽いタッチで面白そうなので、先ずは観てみないとね。

AXNミステリーにて、
4月11日 (土) 16:00~

ストーリーもチョット変わった本格ミステリーの様で、概要は、

40歳シングルマザーの刑事デアには、人には言えない大きな秘密があった!
自分だけの相棒・紳士探偵ジミーとともに、事件も人生の問題も解決していく、フランス発ラヴコメ
×本格ミステリー!
主人公は40歳を迎えたばかりのデア。彼女は破天荒ではあるが上司・部下からも認められる優秀な
警部。そして、思春期の息子を抱えるシングル・マザーでもある。そんな彼女には人には言えない大き
な秘密を抱えていた。それは、自分だけにしか見えない相棒である紳士探偵ジミーの存在。事件と人生
に息詰まると、どこからともなく現れるジミーに助けられ、デアは事件も人生の問題も解決していく。
デアにとっては、ジミーは友人であり、父であり、恋人であり捜査の相棒でもある、欠かすことができな
い存在なのだ。
そんな仲睦まじいデアとジミーだったが、マチュー・ベルクール警部補が新たにチームに加わること
になり、不思議な三角関係となっていく。
毎話事件が発生していく一話完結型のミステリードラマでありながら、シリーズを通して、デア、ジ
ミー、マチューの不思議な三角関係も描かれていくラヴ・コメディでもあり、デアという一人の女性
の人生も明かされていく。
(AXNミステリー公式ページから)←他では情報がみつからないので拝借しました。

因みに、原題の”Alter Ego”とは、”分身”、”もう1人の自分” と言った様な意味を持ちます。

出演:
デア・ヴェルシニ警部 : キャロル・ヴァイヤース
ジミー : フランソワ・ヴァンサンテッリ
マチュー・ベルクール警部補 : アンブロワーズ・ミッシェル


キャロル・ヴァイヤースは「NCIS」、「グレイズ・アナトミー」、「モダン・ファミリー」等にも出演している
国際的に活躍している女優さんです。

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/alter_ego

両作品共、後日感想が書ければ良いんですけど・・・・。


4月放送開始の海外ドラマ : その(1)

2020-03-13 | 海外ドラマ
4月放送開始予定のドラマ。 楽しみな作品ばかりです。

※ 『ゴールド・ディガー ~疑惑 年下の男』

”Gold Digger”
BBC One 2019年11月初放送
6エピソード

これは嬉しい驚きです!
昨年11月に『ベン・バーンズ 新作情報』としてご紹介したばかりのドラマです。
こんなに早く日本放送になるとは予想もしていませんでした。



AXNミステリーにて、
4月18日(土) 16:00~
日本初放送となります。

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/gold_digger

キャッチコピーは、
”予想外の展開、明かされる家族の秘密・・・・
最後まで目が離せない英国ラヴ・サスペンス!”
・・・となっています。

益々楽しみ!

DVDは発売されています(UK‐PAL判)


※ 『キリング・イヴ/Killing Eve』

BBC America
シーズン1:2018年4月~ ;8エピソード
シーズン2:2019年4月~ :8エピソード

このドラマはずっと気になっていながら観る機会が無かったのですが、今回ようやくAXNミステ
リーで初放送となります(WOWOWでは既に放送済みとか)

放送日は、
4月4日(土)16:00~

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/killing_eve



原作はルーク・ジェニングスのスリラー小説 ”Codename Villanelle”
ヨーロッパ各地で暗躍するサイコパスの暗殺者ヴィラネルと彼女を追う英国MI-5の女性捜査官
イヴの攻防を描いたスパイスリラー。
予測不能で 普通のスパイドラマの様に一筋縄ではいかないストーリー、思わず引き込まれる
キャラクターとひねりの効いたプロット、皮肉を込めたユーモア等で放送直後から高い評価を
得たようです。

出演は、
イヴ・ポラストリ:サンドラ・オー
ヴィラネル:ジョディ・カマー

サンドラ・オーは「グレイズ・アナトミー」でお馴染みですし、ジョディ・カマーはドラマ
「13サーティーン」、「女医フォスター」等で高評価を受けています。

又、このドラマのS1は第76回ゴールデン・グローブ賞のテレビドラマ部門で作品賞にノミ
ネート、サンドラ・オーがテレビシリーズ・ドラマ部門で主演女優賞を受賞しています。
Rotten Tomatoesでは平均10点満点中8.28点の高評価を得ています。

DVDはS1、S2共に発売されています(Regeon 2)
 


「蒼ざめた馬」アガサ・クリスティー著

2020-03-10 | アガサ・クリスティ
”The Pale Horse”

「蒼ざめた馬」ハヤカワ文庫、クリスティー文庫 2004/8/18
アガサ・クリスティー(著)、高橋恭美子(翻訳)

≪内容≫
霧の夜、神父が撲殺され、その靴の中に九人の名が記された紙片が隠されていた。そのうち数
人が死んでいる事実を知った学者マークは調査を始め、奇妙な情報を得る。古い館にすむ三人
の女が魔法で人を呪い殺すというのだ。神父の死との関係を探るべくマークは館へ赴くが…。オ
カルト趣味に満ちた傑作、新訳で登場。
(「BOOK」データベースより)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

「蒼ざめた馬」”The Pale Horse”は1961年に出版された アガサ・クリスティーによる推理小説で、
今作は、ポワロもミス・マープルも登場しないいわゆる”ノン・シリーズ”です。

以前BBC版ドラマ放送をご紹介した内容と重複する部分もありますが、ドラマの日本放送を前に
(何時になるか不明ですが)随分久し振りに再読しました。

主人公は学者であるマーク・イースタ―ブルック
彼の視点での語りが途中何か所かに挿入されています。

原稿執筆の為チェルシーに部屋を借りているイースターブルックが立ち寄ったパブ(?)で2人の若い
女性の激しい取っ組み合いを目撃する。一方の女性は髪の毛をごっそり抜かれるが痛くなかったと・・・・
(この辺アレ?っとなりますわね←重要な伏線の1つになっています)
その後、彼は新聞でその女性の死亡記事を見る事になります。

イースタ―ブルックは従姉家族が住むマッチ・ディービングという田舎の教会での募金活動への
協力を依頼する為 知り合いで著名な推理作家であるオリヴァー夫人を訪れる。

一方、霧の夜ある女性の臨終を看取った神父が 彼女の死の間際に残した謎のメッセージと9人の
名前を書いたメモを靴の中に隠したが、その後その神父は帰宅途中に何者かに撲殺されてしまう。

神父の残したメモを偶然見る事になり、そこに書かれた名前の中には 知り合いを含む名前の中の
数人が死んでいるという事実を知ったマーク・イースタ―ブルックは一方で、”誰かを消したければ
『蒼ざめた馬』に行けばいいと言う噂を耳にしたことから 3人の魔女が住むという『蒼ざめた馬』
という名の古ぼけた館を訪れる事になる。
3人の魔女達は魔法による呪いにより人を殺す事が出来るという噂があった。
この噂と死亡した人たちに関連があるのか・・・・。 しかし彼らは明らかに”病死”とされていた。

村で知り合ったジンジャーと呼ばれる女性と共に謎を追い始めるイースタ―ブルック。
ロンドンでは 殺された神父の後を追っていた怪しい男を見たと名乗り出た薬剤師のオズボーン。

又、村に住むヴェナブルズという富豪で車椅子の老人。

オカルト風の魔女による呪いがどの様に実際の事件に結びついて行くのか・・・。

イースタ―ブルックは噂を確かめるために 魔女に依頼し、友人のジンジャーが囮になるという危険
を冒す事になります。
ルジューン警部の協力を得ながら、ジンジャーの身を心配しながらも事実を確かめようとするイースタ―
ブルック。 ジンジャーは身の危険を顧みず、勇敢で行動的な女性で魅力的なキャラクター。
(ところで、このルジューン警部はなかなか良いキャラクターで気に入っています)

アガサ・クリスティーがまさかオカルト殺人でした。となる筈も無く、どの様に納めて行くのか興味を
持って読み進めますが、最後、犯人と殺人手段はなかなか予想も出来なかった結果で驚かされます。
そして、イースタ―ブルックとジンジャーは・・・・。

他のポアロやミス・マープルものとは異なり、若い素人探偵となるイースタ―ブルックの語り口が軽や
かで爽やかにも感じられ、彼を取り巻く女性陣のキャラも賢く、強く、重いテーマにも拘らず読後感も
良い作品で、こんなクリスティー作品も好きです。

ただ、アリアドネ・オリバー夫人の出番は少なく、この点は少し残念。
(にもかかわらず、思わずニヤリとさせられたり 流石の存在感ではあります)
些細な部分ですが、
彼女が うろ覚えであった「蒼ざめた馬」の名前を「ピンクの馬」とか?と言う場面では、とんでもな
くいい加減な記憶かと思ってしまいそうですが、これは翻訳本の辛いところで、英語で言えば ば ”Pink
Horse” であり、”Pale Horse” とは”P” 繋がりですから 当たらずとも遠からずなんですけどね。

ところで、
前にも書きました様に、BBC版(サラ・フェルプス版)ですが、これまで何度も繰り返し書いてはいたの
ですが、既に製作、放送された作品は全て独自の解釈での脚本となっていて、どの作品もビックリさせ
られていたものですが、今回の「蒼ざめた馬」に関して 少しだけ(チラッと)英国放送後の評価を読ん
でみると、やはり戸惑いの声も出ている様です。
原作に拘るか、新しい解釈が気に入るかはそれぞれだとは思います。
が、個人的には過去作品もやはり原作の方が好きでした。

今回はどうなっているのか どちらにしても観てみないと・・・・ですね。

日本での放送が決まりましたら又ご紹介しましょう。

※ BBC版「蒼ざめた馬」の情報はこちら



BBCドラマ『ディケンジアン』

2020-03-06 | 海外ドラマ
”Dickensian” 

2015年12月26日~2016年2月21日 
BBC One 20エピソード

このドラマは、チャールズ・ディッケンズの小説に登場するキャラクターが一堂に会して 新た
なミステリーを展開するという画期的なストーリーです。

一話30分という珍しい形態で製作されていますので、1度に2、3話位続けて観られますから 割と
早く観終わります。

以前AXNミステリーで放送されていた時に諸事情により一部しか観る事が出来ずに居りましたが、
Huluで配信されている事を知り、ありがたく視聴させて頂きました。

ディッケンズの作品は遥か昔に読んだきりなので、『クリスマスキャロル』以外は殆ど霧の中
で細部は覚えていないという・・・・。
ただ、このドラマは原作を知らなくても新たな視点で楽しめる様な気がします。
古典的と思われるかもしれませんが、ヴィクトリア朝を舞台にした新たなミステリーとしてディッ
ケンズの世界観を作り上げていて、兎に角面白いんです!
すっかりハマり込みました。

ヴィクトリア朝のロンドンを見事に再現しており、当時の街並み、人々の暮らしぶり、衣装等見事
に表現していると思います。

「クリスマスキャロル」、「大いなる遺産」、「オリバー・ツイスト」等に登場するキャラクター
が総動員しますので、はじめは人物関係を把握するのが少々難しいとは言え、次第に分かり納得
する事が出来ます。

軸になるのは、冷酷非情は金貸しであるジェイコブ・マーレイが殺害された事件を バケット警部
が捜査、謎を解いていくミステリー。


サイドストーリーとして、「大いなる遺産」、「荒涼館」、「互いの友」等に登場するキャラクター
が織りなす恋愛劇、家族愛等が描かれていきます。

キャストも豪華でして、
先ず、
『荒涼館』”ブリーク・ハウス”より
バケット警部 : スティーヴン・レイ
オノリア・バーバリ : ソフィー・ランドル
フランシス・バーバリ : アレクサンドラ・モーエン

『クリスマス・キャロル』より
エベニーザ・スクルージ : ネット・デニー
ジェイコブ・マーレイ : ピーター・ファース
ボブ・クラチット ; ロバート・ウィルフォート
エミリー・クラチット : ジェニファー・ヘネシー

『オリバー・ツイスト』より
フェイギン : アントン・レッサー
ビル・サイクス : マーク・スタンリー
ナンシー : ベサニー・ムラ―

『大いなる遺産』より
アメリア・ハヴィシャム :トゥペンス・ミドルトン
アーサー・ハヴィシャム : ジョセフ・クイン
メリーウェザー・コンペイ ソン : トム・マンソン=ジョーンズ

『互いの友』より
ヴェグ :ク リストファー・ファイアーバンク
ミスター・ヴィーナス : オミッド・ダジャリ












マーレイの事件を捜査するバケット警部は、”刑事”という職種が出来たばかりの状況下コツコツ
と地道に謎を解いていきます。
マーレイは情け容赦もない金貸しであった為、誰から殺されてもおかしくないという状況下、容疑
者は次々に現れバケット警部を悩ませます。

一方、資産家のハヴィシャムが亡くなり、遺言により資産の殆んどが姉のアメリアに渡ると知った
異母弟アーサーは激怒し、遺産を手に入れる為画策を始める。
コンペイソンと手を組み、姉に近づかせ篭絡する計画を立てていた。
このコンペイソンというヤツはやなヤツで隠し妻がいながらアメリアとの結婚を進める。
ダメ男のアーサー、世間知らずのアメリアにはイライラさせられながら・・・・。

このハヴィシャム家とバーバリー家はお金と恋愛が絡んだお家騒動。

スクルージとマーレイの事務所で働くクラチェットも子沢山で貧しい生活を送っていた為 やはり
借金の返済と厳しい仕事を強いられるスクルージに悩まされていた。

バケット警部はミスター・ヴィーナスの意見を聞きながら捜査を進めるも、マーレイの遺体に残され
た小さな木片を見つけ、手掛かりとして新たな視点で犯人捜しを続ける。
(このミスター・ヴィーナスというキャラクターが魅力的で、丁度ワトソンの様な立場に立ちバケット
警部を補佐しています。 監察医の様な仕事、又バケット警部の腰痛の治療等色々こなしています)

登場人物も多く、始めは戸惑うのですが、テンポよく進行するので、果たして犯人は誰なのか・・・
と興味は尽きません。

フェイギンの元で売春婦として働くナンシーは、不遇な境遇にも拘らずめげず生きいきとした魅力
的なキャラクターです。

遂に真犯人が判明するも、ホッとさせられる結末となっています。
又、最後にはオリバー・ツイストが登場したり、バケット警部が次の事件の様子をミスター・ヴィー
ナスに語っている点等からシーズン2が予想される結末になっているのですが、残念ながらシーズ
ン1で打ち切りとなっています。 これは、セットや衣装に相当な製作費用が掛かっていた為かなり
の赤字が出たとも言われ、予算の関係とも言われていますが・・・・。
兎に角、出演者が豪華で お家騒動の恋愛劇と犯罪ドラマの要素が混じり合った英国の時代劇
としては 新しい感覚のドラマとも言え、兎に角安定した内容で楽しめる作品です。

これを機会に、改めてディッケンズの作品を読み直してみようかと思いました (が、どうなりますか)


『インスティンクト 異常犯罪捜査』S1

2020-03-03 | 海外ドラマ
”Instinct ”

CBS 
S1 : 2018年 : 13エピソード
S2 : 2019年 : 11エピソード

このドラマはアメリカのベストセラー作家であるジェームズ・パターソンの小説をドラマ化した
シリーズです。
CBSで放送開始後すぐに人気を獲得し、わずか2ケ月後にシーズン2の製作が決定したそうです。



Super! dramaTVにて現在シーズン1の放送継続中で、取りあえずE4まで観終わったところです。

↓ 公式ページはこちら
https://www.superdramatv.com/lineup/SN0000001441.html

因みに、
”instinct” とは、”直観”、”本能”、”生まれ持った才能”と言った意味を持つ言葉です。

キャスト:
ディラン・ラインハート : アラン・カミング
エリザベス”リジ―”・ニーダム : ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
アンドリュー”アンディー”・ウィルソン : ダニエル・イングス
ジュリアン・カズンズ : ナヴィーン・アンドリュース
ジャスミン・グッデン : シャロン・リール


このドラマに関しては、情報はチラっと見た記憶はあるものの、特に注目していた訳ではなく
他に見る物が無かった為(暴言)、何気なく観始めた経緯があるのですが これが予想外に面白
いんです。



主役のディラン・ラインハートを演じるアラン・カミングはスコットランド出身の俳優。
舞台、映画俳優、映画監督、脚本化、執筆家等活動は多岐に渡り、舞台「キャバレー」でトニー賞、
その他の賞を受賞しています。ゲイ、変人、オタク等チョット変わった多いが、主役が霞んでしま
う様な存在感を持つ人気の俳優さんですね。

このドラマの主人公のディラン・ラインハートは元CIAの諜報員。引退後は作家であり、犯罪心理
学の専門家としてペンシルベニア大学で教鞭をとる教授をしています。 そして、元弁護士であり
今はバーの経営者をしているアンディーと同性婚をして幸せに暮らしていました。

そんな折、ディランの著書にヒントを得た様な連続殺人事件が発生し、ニューヨーク市警の刑事
であるニーダムが著者であるディランに捜査協力を求める事になる。

女性刑事と民間のコンサルタントの組み合わせというと、「キャッスル」とか「メンタリスト」等既
視感があるのですが、このドラマのユニークな点は、ディランが同性愛者であるところでしょう。
同性婚、同性愛者が主人公であるという珍しく 画期的なキャラクターになっています。


又、このラインハートは鋭い直観力、天才的な洞察力、知識量で事件解決に挑みますが、何か可
愛い魅力的なキャラクターで、講義中はごつい黒縁メガネで学者っぽく、移動はバイク、同時に
スーツももオシャレで、これらの点もアラン・カミング自身の人気、魅力に加え楽しみな点かと
思います。
若いイケメンでもないオジサンが妙に可愛いんです。

相棒になるニーダムは婚約者でもあった相棒が捜査中に死亡したという悲しい過去を持ち
ちょっと融通の利かない位真面目な刑事で、かなり”俺様”な要素もあり。

そんな二人が微妙な掛け合いをしながら次第に信頼関係を築いて良きバディー関係になっていく
のですが、他の同類ドラマと異なる点は、先に書いた様にディランがゲイである為、この2人の関係
がよくあるロマンティックな関係にはならない・・・ってところですね。

画面構成は時間と共に替わる景色の早送りとか、モバイルフォーンのメッセージがポップアップ
で表示される、等は他のドラマでもみられる点ではありますが。

ディランと政界大物である父親との確執等も含め興味深いストーリー展開となっています。

又、
ディランの著書の編集者として、ウーピー・ゴールドバーグが準レギュラーで出演しているのも嬉しい
所です。



一話完結形式なので途中から観ても問題ないでしょうし、兎に角ストーリー内容も余り重くなく軽快
なタッチで楽しめるドラマではないかと感じます。

この後後半を観た後、又感想を書ければ・・・と思っていますが、どうなりますか。