恵まれた事に我が家の周辺は桜が多く 例年特にお花見に出掛ける必要もない状況だったのですが、
今年は何故かお花見に行く機会が重なりました。
しかし・・・何処に出掛けても直ぐに何でも写真を撮るという習性が無い為 殆ど写真を撮る事を
忘れていました。
そんな中、
その1 : 4月上旬某日 : 井の頭公園の桜
京都在住の友人が久し振りに帰京する機会があり桜が見たいとの事で、それでは・・・と井の頭
公園に出掛けました。
京都ではお花見にも紅葉狩りにも行かない・・・って、観光客の人出が凄くて地元在住の人は行
かないそうですよ。
観光地に住むって事はそんなもんなんでしょうね。
で、彼女は高校以来、私も10年振り位でしょうか?
吉祥寺はかなり頻繁に出掛けるものの、井の頭公園側に出る事はめったになく、予想していたこ
ととは言え 井の頭口を出た途端の人の行列にビックリでしたね。ウィークデーにも拘らず大変な
人出でした。 当たり前なんでしょうね。
その日は殆ど7,8部咲き位でしたが お天気も良く眠くなりそうな気分でそぞろ歩きしました。
そう言えば、以前行った時に池の鯉が巨大で 餌を求めて水面で大きな口をパクパクさせるのが怖
かったな~と思い出したのだけど、フト気が付いたら鯉の姿が見えない。そうそう、池の水抜きを
したと言う記事があったので もしかしたら他に移したのかしら?
その2 : 4月中旬某日 : 長瀞の桜
↑ 長瀞駅荒川側の桜並木
↑ 宝登山神社の入り口から続く桜並木
都心の桜はもう終わりかけのこの時期、義妹の運転で(私はペーパードライバーなので何時も義妹が
ショーファーさんです←感謝 m(__)m)
これも本当に久々に長瀞に行ってみようという事になりました。
道路状況も良く、2時間弱で到着。
晴天にも恵まれ、予想通り満開の桜でした!
長瀞もン10年振りでしょうか。 昔の印象もあまり覚えていないけど、秩父鉄道の長瀞駅もすっかり
レトロな雰囲気でオシャレになって様変わりでした。
長瀞ライン下りで有名な荒川へ、
この日は船には乗らず 久々の渓流を楽しみながらライン下りの船を眺めていました。
次々船が・・・ 見ている間だけでも5,6槽通りましたかね。
数十年前に両親と共にライン下りをしたことを懐かしく思い出しました。
やはり団体客、中高年グループ等でかなりの人出ではありましたが、流石に街中とは違いごった返す
様な雰囲気は無く 静かに景色を楽しみました。
しか~し、花粉が・・・・杉は終わった筈なのに~何だろう? クシャミと鼻水(汚い)で大忙し(涙)
でも、空気も良く桜も美しく大満足!
お昼はこの地方名物のおそば。
地産野菜の天ぷらと手打ちそばが予想以上に(?)美味しく、お値段もリーズナブルでこれも大満足。
(やはり写真は撮っていません)
帰途、花園インターチェンジ道の駅に立ち寄り 新鮮で珍しい地産野菜、鉢植え花等が豊富で安く 興奮して
沢山買い込み帰宅。
今回は色々な点で久々に大成功! 義妹と共にグータッチ、大満足の一日を過しました。
その3 : 4月20日現在 : 我が家の目の前の八重桜
家の目の前にある八重桜が今年は少し時期が遅く開花したと思ったら 一気に満開となりました。
かなり老木のせいか今年は花付きが寂しく感じられたものの、周囲の桜が終わった頃毎年楽しみにしています。
ソメイヨシノのはんなりとした花とは異なり ぼってりと咲く花色も濃く 実に存在感のある桜です。
なにしろ部屋に居ながらにして楽しめる何と贅沢な事か。
それにしても、桜の花というのは他の花とは異なり、何故人の心を浮き立たせるのでしょう。
DNAに刷り込まれているのか、儚い色合い、散り際の儚さ等日本人の感性に訴えかけるのかしら?
一方、夜桜を見ると、梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋っている」と言うフレーズを思い出します。
妖艶な美しさと共に何となく怖ろしさも感じたりするのです。
又、西行法師の
「願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃」 も何時も思い出します。
数年前に亡くなった母もこの歌が好きで、生前桜の咲くころ逝きたいと言っていたのですが、ほんの少し
早かったけど、桜の咲き始める頃に旅立ちました。 望みが叶って良かったわね!と遺影に話しかけまし
たっけ。
こんな具合に今年は珍しく何年分もお腹一杯桜を満喫し 同時に何故か来し方行く末等色々と考えさせら
れました。
これって、もしかして先が短いって事かしら?(微妙)