The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

実写版『美女と野獣』2017

2017-02-25 | 映画
”Beauty and the Beast” 2017
Disney Movie

もう少し後にアップしようと用意していたのですが、現地時間2月23日にロンドンのスペンサーハウス
でプレミアイベントがあったので、予定を繰り上げました。

エマちゃん(←馴れ馴れしい)のドレスが素晴らしくて、各メディアでも”real princess”と評されて
いましたね。 ダン・スティーブンスも素敵です(髭だけど・・・)

以前チラッと書きましたが 実写版『美女と野獣』日本での公開はは4月21日からとなります。

色々と画像等が出そろって来ましたので一応載せて置こうと思います。
兎に角配役(特に脇)が贅沢、豪華で驚きます。



監督 : ビル・コンドン(”Dreamgirls", ”The Fifth Estate”、”Mr.Holmes等を手掛けた監督
でもあります)
脚本 : スティーブン・チョボスキー

出演 :
ベル : エマ・ワトソン
野獣/王子 : ダン・スティーブンス
ガストン : ルーク・エヴァンズ
ルミエール : ユアン・マクレガー
コグスワース : サー・イアン・マッケラン
ル・フウ : ジョッシュ・ギャッド
モーリス : ケヴィン・クライン
ポット夫人 : エマ・トンプソン
マダム・ド・ガルドローブ : オードラ・マクドナルド
チップ : ネイサン・マック
ガデンツァ : スタンリー・トゥッチ

かなり多くの英国俳優で占められていますね。
(野獣を始め殆どのキャラクターがCGで声の出演が大部分を占めるとは思いますが声だけでも
豪華版ですもん)
ダン・スティーブンスは”The Fifth Estate”「世界から狙われた男」で、又サー・イアンは
”Mr. Holmes”「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」 でコンドン監督とはお馴染みだった訳ですね。
(TFEで思い出したけど、ジュリアン・アサンジ氏は今何処でどうしているんだろう?
閑話休題)


主題歌は アリアナ・グランデとジョン・レジェンドがデュエットしています。

 

 

 

 


↑ 最後にやっと王子様出てきました。


エマ・ワトソンは本当に美しい大人の女性に成長しましたねぇ(オバサントークか?)
ダン・スティーブンスは”ダウンドン・アビー”の頃はチョットふっくらしていましたけど、最近
キリッとしてきましたね。 男っぷりが上がったみたい。
個人的には外見より”声”が好みなんです(又”声” か?)ベネディクトもローレンスも”声”
が重要ポイントですから・・・ムフフ。
でも、せっかくの声が野獣の時はドスが効いてるというか、凄い声・・・

丁度TVドラマ”Legion”を見たばかりなのですが、このところダン・スティーブンス来てますね。
(”Legion”に関しては 次か近い内に感想書くつもりです)

友人から誘われていてどうしようか迷っていたのですが、映像も美しいし、何しろ出演者が豪華
過ぎで これはやはり押さえておかなければ・・・って感じかな?

Trailerはこちらから

Official trailer #1
https://youtu.be/SqQvZ_VUtg8

Official trailer #2
https://youtu.be/DRoQfD5demw











SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (3)

2017-02-22 |  ∟S4E1 : The Six Thatchers
『シャーロック』シーズン4:「六つのサッチャー」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。

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・・・・・続きです。


221B に依頼人が訪れています。 その依頼人の外見から推理するシャーロック。

右手が大きい、日本人のガールフレンドと別れた(手の薄れかけたタトゥーから推理)この時のタ
トゥーは”Akako”(あかこ?)等々 → この辺は 正典”The Red- Headed League”「赤髪連盟」
の踏襲ですね。 それにしても ”あかこ”って(笑) ”あい子”とか”あき子”とか現実にある名前に
すると騒ぎになる(?)ので敢えてありそうもない名前にしたのか?← 好意的に解釈。

又依頼人キングスレイ氏が「頭が良い人だと思ったけど 説明して貰ったら簡単な事だったんで
すね」と言うとむっとするシャーロック →これはグラナダ版と同じでした。

そして、イラついたシャーロックが超早口でまくし立てる陰謀説。「・・・第三次世界大戦を引き起こ
そうとするモリアーティーの陰謀。 キングスレイ氏の妻がスウェーデン人で本名がGreta Bengsdotter
と言う一流のスパイで ある意味モリアーティーより凄腕だ・・・」 → このGreta Bengsdotterは何処
からの引用なのか分かりません。 ただ、この描写 はビリー・ワイルダー版「シャーロック・ホームズの
冒険」のイルゼを彷彿とさせますね。
因みに、Mr.Kingsley (キングスレイ)はマイケル・ケイン版シャーロック・ホームズ ”Without a Clue”
でワトソンを演じたBen Kingsleyからでしょうか?← 深読みしすぎ?


依頼人と話中、ジョンは風船を身代わりにしてハドソンさんと数独中でした(Sudokuとそのまま英語に
なっているんですね) それに気づいていなかったシャーロック。
(このシーン、個人的には意味不明に思えてしまう。 何を言いたかったんだろう?)

レストレードが又破壊されたサッチャー像の破片を持ってやって来ます。
前回とは別の像で少し血痕がある。

シャーロックは ”The game is on!” と呟き、顕微鏡で血痕を調べます。

ウェインズボロー議員の物とは別に、Mr. Mohamed HassanとDr. Barnicot のサッチャー像が破壊されて
いる事を聞いたジョンが、” idée fixe” (固定観念、強迫観念と言った意味)だと言いますが、これ
も正典「6つのナポレオン」でワトソンの云うセリフを踏襲しています。

その後、シャーロックは”トビーに”会いに行くと言います。
世界一のハッカーであるというクレイグの家を尋ねると 出てきたのは犬の”トビー”
(”トビー”は正典「4人の署名」でも活躍した犬ですので、ここも正典踏襲)

そしてそこにはロージーを抱いたメアリーが居たのですが、221Bを出る前にシャーロックがテクストを
送って呼び出していた。
何故?と思うのですが、シャーロックはメアリーは元殺し屋で優秀なスナイパーであるのでジョンより
役に立つのだと言うのですが・・・・(この展開も説得力を欠く様な気がしますね)
ジョンは拗ねて、「僕はどうしたら良い?」なんて聞くし、結局一緒に行くことになるのですが、
この時”It is too early for a divorce ?” (離婚するには早すぎるかな)なんてセリフがあり、これ
を含めあれやこれやを聞かされると この時点で既に別れていたマーティンとアマンダの事が重ねあ
わされてしまい何やら気が重くなる)

トビーに引っ張りまわされる何てことは無い1シーンの中で一か所気になったのが、明るい住宅街に
ピンクの花が咲いている木が写りだされているシーン。
これを見た時にグラナダ版の「6つのナポレオン」のシーンを思い出しました。
普段は割とダークなトーンである画面が多い中 珍しく明るい住宅街に同じくピンクの花が咲く木が
あったので記憶に残っていたのですが このシーンによく似ています(考え過ぎ?)

↑ 左がグラナダ版、右がBBC版 (分かりにくいですね・・・)


ジョンは通勤のバスの中で見知らぬ女性から秋波を送られていたのですが、後にこの女性から連絡先を
渡される事に。 で、この時のジョンの様子が(笑)思わず髪の毛に手をやり撫でつけ意識している。
正典でも「三大陸で女性遍歴が」と語られ、又BBC版でもメアリーの前に何人ものガールフレンドが
居たジョンは流石です(意味不明) 女性にはめっぽう弱いジョンの血が騒いじゃった。
この時のマーティンの表情が何とも言えないんですね。
散々迷った末に女性から渡された連絡先を書いたメモを捨てずに 結局テクストを送ってしまったジョン。
相手の女性は ”E”さん。
(よく見るとこの”E”さん、ジョンに最初に会った時既にメモを手にしている。
この出会いには何やら裏がありそうだし、”E”さんは今後の重要なポイントの伏線になっていますね)。

ロージーちゃんが生まれた時に額に小さな”666”があったと言うメアリーに、オーメンだエクソシストだ、
デーモンだアンティクリストだと違いに拘るジョン(どういう意味なんだろう)
この時も”E”さんからのテクストが入り、何度かやり取りをするジョン。たわいもない内容だけど・・・

スーパーハッカーであるクレイグの元を訪れたシャーロック。

クレイグが言う”Ostalgie” (”Ostalgie”とは東ドイツの存在した時代、および当時の事物への郷愁
の事←Wikipediaより)
サッチャーやスターリン、レーガンを例に出し、「サッチャーは今じゃナポレオンみたいだ」とさり気なく
”ナポレオン”を出していますね。


クレイグ君がハッキングして調べだしたのは サッチャー像を作ったのはトビリシのジョージアにある
「ゲルダー商会」という工場で サッチャー像は全部で6体あったとの事。
そして、売り先を探り出したクレイグ君によれば、
ウェインズボロー議員、 ハッサン、バーニコット医師、オリー・ハーカー(2個)、レディングのジャック・
サンドフォードである事が判明します。
(”ゲルダー商会”も正典「6つのナポレオン」踏襲)
正典で「ナポレオン像」を買ったのはモース・ハドソン、バーニコット医師(2個)、ホレス・ハーカー、
チズウィックのジョサイア・ブラウン、レディングのサンドフォード でした。

そんな中、ハーカーの家で初めての殺人事件が起こります。(これも正典通り)


残る一つの像を持つサンドフォード邸のプールでシャーロックは1人犯人を待ち受けます。

(余談ですが、このプールの壁画(?)が北斎の「神奈川沖浪裏」と言う津波(と言われる)図柄が描かれています。
このエピソード何かとジャパンテーストを感じられます、例えば日本人元ガールフレンド”あかこ”とか、”数独”
とか・・・)

数時間待つ待つうち サッチャー像を狙った犯人が現れます。
ここでシャーロックと格闘シーンが続きます。 長いです。







プールの中水中格闘を含め 何と”9分間”だそうです。って、私は実際時間を計っていませんが ネット上でチョット
話題になっていて、あるメディアがゲイティス御大にこのシーンを含めボンド化が顕著である事を指摘したインタビュー
で、「ボンドの決闘が9分で終わる筈はない・・」ってな事を言い返していたのですが、いえいえ、そういう問題では
無い様な気がするんですよ。
これ程長い決闘シーンはシャーロック史上初めてだし、必然性があるのだろうか?と疑問に思ったのです。
(余談ですが、「ボンド化」しているとあちこちで触れられていたのですが、ガーディアン紙で批判を浴びた際
ゲイティス御大がドイルを真似て詩で切り返していた時は喝采を浴びていたんですけどね。)




長い格闘の末サッチャー像で犯人を殴ったシャーロックは 破壊された像の中に当然入っているのは「ボルジア家の黒
真珠」であり 首謀者はモリアーティーだと思い込んでいたのですが、出てきたのは”A.G.R.A”のメモリースティック
でした。

これを見て混乱したシャーロックが「彼女はあれを破棄した筈だ」というのを聞いた男は、今はメアリーと名乗っている
その女は裏切り者であり ”Dead Woman Walking”だと言います。
(”Dead Woman(Man) Walking” とは、映画のタイトルでもありますが、元々の意味は「死にゆく人」、「間もなく
絶体絶命のピンチに陥る人」の様な意味を持っています)

(S4が放送される前に色々妄想、推測していた時点で 今回はどの様な形でメアリーを退場させるかが
関心事であり、そうであれば”A.G.R.A.” が何らかの形で復活するのではないかと思っていた所 予想通りの展開に
なりました。 ”Agra” は言うまでもなくインドの地名であり、メアリーの登場と共に正典「4人の署名」に描かれ
ていました。 )






・・・・・to be continued です。



← SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (2)
→ SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (4)






ベネディクト作品予定 + ”Kingsman 2”

2017-02-18 | Benedict Cumberbatch関連
久し振りにベネディクト話題です。


現在”The Current War” 撮影中ですが、数日前に新しい出演作が決まったとの情報が出ました。

”The Child in Time”  「時間の中の子供」
ベネディクトが主演、制作総指揮によるBBC One 90分ドラマが制作発表になりました。
  
原作は1999年に出版されたIan McEwan イアン・マキューアン の作品です。
マキューアンと言えば、2007年ベネディクトも出演していた”Atornment ”『つぐない』の原作者
でもありますね。

内容は、
一瞬の隙に幼い娘が消えた―絶望の果てにバランスを失っていく妻と夫、危うい喪失感のうちに浮び
上がる「もうひとつの記憶」…。倒錯的な美意識と痛烈な諷刺。イギリス文学界の奇才が、90年代の
「暗黒郷」を幻想的に描く。ウィットブレッド賞受賞。
(「BOOK 」データベースより引用)

 
翻訳本も出版されています。


あれやこれや 今後の予定作品が増えてきましたので 久々にリストにしてみました。

◎ How the Grinch Stole Christmas : 2018年公開予定
◎ Jungle Bookd : 2018年公開予定
◎ Magic : 2018年公開予定
※ 以上の作品はいずれも声の出演

◎ Avengers : Infinity War : 2018年公開予定
◎ Thor : Ragnorock : UKでは2017年10月27日公開予定、USAでは2017年11月3日公開予定 
(日本は未定) 共に”マーベル”作品 (Doctor Strange)

◎ The Current War : 撮影中ー2017年公開予定になってますが・・・  
1880年代後半を舞台に、エジソンとウェスティングハウスによる電気供給の争いを描いている作品です。
ベネディクトがトーマス・エジソン、マイケル・シャノンがジョージ・ウェスティングハウス、ニコラス・
ホルトが二コラ・ステラを演じます。

◎ Rogue Male 「追われる男』 (announced)
1939年発行されたGeoffrey Household (ジェフリー・ハウスホールド)原作のの作品です。

内容は、
要人暗殺未遂の廉で逮捕され、苛酷な拷問を受けたわたしは、九死に一生を得て、からくも帰国する。
だが執拗な追及の手は故国イギリスにまで及び、イングランド南部の丘陵へと逃亡する羽目となった
わたしは、徐々に逃れることのできない窮地へと追い込まれていく…!本書は、『サンデー・タイムズ』
のミステリ・ベスト99にも選ばれた英国冒険小説の傑作である。
(「BOOK」データベースより)

  
翻訳本も出版されています。
又、この作品はピーター・オトゥール主演で1976年にTVドラマ化されていたとの事ですが これは知り
ませんでした。 

 

『追われる男』、『時間の中の子供』共に 読む予定リストに入っているんですけど、時間に追われ何時に
なるやら・・・・(涙)

今後の作品はシリアスでやや重い作品が続く様ですが、対極に「マーベル」作品があり なんか”普通の人”役が
ない・・・「シャーロック」が中間位に位置するんでしょうかね。
まぁ、何でも良いんです。 楽しみが増えるんですから(独断と偏見)



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 



ベネディクト関連ではないのですが、うかつにも見落としていた作品!

”Kingsman 2” 原題 ”Kingsman : The Golden Circle”が制作されて公開待ちになっていたん
ですね(汗)


この作品は2014年に公開された作品の続編です。(日本は2015年)
凄く面白くて楽しめた作品の続編との事で 期待大です。
2017年6月公開予定が2017年10月6日に延期されたようですね(in USA)
日本公開は何時になるんでしょう???

続編で最大の関心事はコリン・ファース様が復活、復帰するのか・・・
是非生還して欲しいものです。

”Kingsman” に関しては以前拙記事に少し触れましたので 宜しければご参照下さいマセ

http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/d/20151014

タロン・エガートンがツイッターで発表したポスター。


ここに書かれている文章
「私の死が大いに誇張されている記事」は前作で”死んだ”とされた彼が生きている事を示唆する
様な内容なんですね。 うぅ~ん、前作でも もしや・・・と思っていたけど、やっぱりもしかして?
なら嬉いんですけど。
兎に角楽しみです。

出演者は前作に続き、
タロン・エガ―トン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジス等に加え エルトン・
ジョンも出演しているようです。 そして、コリン・ファースは~~??

この作品のtrailerはこちらから

https://youtu.be/psO629Ts0Wo










SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (2)

2017-02-15 |  ∟S4E1 : The Six Thatchers
『シャーロック』シーズン4:「六つのサッチャー」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。
    
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・・・・・続きです。


産気付いたメアリーを急遽病院に運ぶジョンとシャーロック。
こんな時シャーロック全く役に立たず、Oh my god!なんて言うばかり(笑)
 
なのですが、ここで一つ疑問。
これまでジョンは運転出来ないという事になっていました。(マーティン自身が免許を持っていな
かった為バスカヴィルの時でもシャーロックが運転していましたけど) それでありながら何故この
シーンでシャーロックではなくジョンが運転しているのか・・・・

無事に女の子誕生。

ジョンが”キャサリン”という名を提案するも、メアリーが却下。
(”キャサリン”は正典”The Blue Carbancle”に登場する伯爵夫人のメイドの名前だけど、まぁこの
際関係ないかも)
モリーとハドソンさんをgrandparentsに、シャーロックをgodfartherに依頼するジョン。
”grandparent”とは、単なる名づけ親ではなく 万一親に不測の事態が起こった場合に親の代理をする
人、又”godfarther”も同じく。 名前は両親が付けている訳ですからね。 (と言うよりワトソン家の
場合はメアリーが決めている。 ”His Last Vow”でも自分が名前を付けるんだといってましたね)。


「僕が何を考えているか分かる?」と言うシャーロックに 「女の子の名前じゃないんだから」と声を
揃えるジョンとメアリー。 未だ”シャーロック”命名を諦めていなかったみたい(笑)


洗礼式にはワトソン夫妻、シャーロック、ハドソンさん、モリー、それにレストレードが参列している。
神父に何と命名するか尋ねられ、メアリーが”Rosamund Mary” と・・・チョット驚いたような表情の
ジョン。(後に この名前も意味がある事が分かります)
この洗礼式中もスマホに掛かりきりのシャーロック。


ロージーちゃんを前に ”As ever, Watson, you see but you do not observe” (君は見ているが
観察していない)は正典”A Scandal in Bohemia”「ボヘミアの醜聞」でホームズがワトソンに言った
有名なシャーロック語録の1つです。 確か ”The Great Game”でも引用されていましたっけ。
で、このシーンはシャーロックの子守という美味しいシーンなのですが、ロージーではなく ”ワトソン”
と話しかけているのがミソ、ツボでして・・・(笑)
この後ロージーちゃんの投げ返したガラガラがシャーロックの顔面直撃(笑)

この間ジョンとメアリーは子守で疲れ果て撃沈、ソファーでお休み中。


221Bに訪れたレストレードはシャーロックが興味を引きそうな事件を持ち込む。
保守党下院議員チャールズ・ウェインズボローの息子チャーリーが自動車事故の炎上により焼死したが、
遺体は既に一週間前に死亡した事を示している。
シャーロックは車のシートに使われている2種類のビニールから既に概要を把握している模様。



この時の3人の会話は何時もの小気味よいテンポで楽しい。

そしてお約束の「レストレードのファーストネーム」ネタ(笑)

シャーロックが”Giles”(ジャイルズ)と呼びかけた時のレストレードの傷付いたような表情。(未だ
覚えないのかよッ!) そして声を出さず口の形で”グレッグ”だとシャーロックに教えるジョン。
この辺り、好きだわ。

そして、最後にシャーロックが ”グレッグ”と呼んだ時のレストレード、”You hear that ?”(聞いた
かい?)と嬉しそう。 (ちゃんとフォローしたシャーロックは素直でした)

ウェインズボロー議員の50歳の誕生日にgap yearでチベットに居るという息子チャーリーからスカイプ
コールがあるが、途中で電話が切れてしまった。

実はその時チャーリーはチベットではなく家の前の車の中に居り、サプライズで父を喜ばせようと計画
していたのです。 この時不測の事故で亡くなってしまった訳なんです。(この設定はチョット無理が
ある様で納得し難いんですが・・・)
(ここで、”gap year”、”Tibet”から連想したのは、ベネディクトがgap yearでダージリンのチベット
僧院で英語を教えて居たという事実があったのですが、この事からの引用かと・・・?)

◎ 所で、このウェインズボロー議員を演じているのがチャールズ・エドワード。おッッ!と思ったの
ですが、彼は「ドクター・ベルの推理教室/コナン・ドイルの事件簿」でコナン・ドイルを演じていたの
です。 これは粋なキャスティングですね。


シャーロック、ジョン、レストレードの3人でウェインズボロー議員邸を訪れる。

議員はサッチャー元首相のファンで写真等飾っているのだが、ここでシャーロックの注意を引いたのが
不自然な空間。 サッチャーの胸像が置かれていたが壊されてしまったというのを聞き不審を抱く。

(このシーンも水がオーバーラップします)

この時もサッチャーネタ。
「サッチャー?」、「首相?」、「女性?」 をワザとらしく知らない振りをして時間稼ぎをしている様な
シャーロック(バスカヴィルで”マギー”とファーストネーム迄知っていたんですもんね。 それとも
ディリートしてしまったのかしら?)

この時 ”By the pricking of my thums・・・” (親指がチクチクして・・・)→ある筈の物がない
収まりの悪さを感じているシャーロックのセリフは、「マクベス」での『(親指がうずくと邪悪なものが
やって来る』と言う魔女のセリフの引用だそうです。
又アガサ・クリスティー の”By the Pricking of My Thumbs” 「親指のうずき」にも関連するか。

チャーリーの事件はさっさと解決したシャーロックは、サッチャー像が壊された事件の方に興味を持ち 
サッチャーがモリアーティーと関連するのではないかと推測しマイクロフトの元に向かいます。

ここでモリアーティが興味を持っていたと言われる”ボルジア家の黒真珠” これは全くそのまま正典
「6つのナポレオン」からの引用ですね。
初めにあった様に「ボルジア家の黒真珠事件」はホプキンズの担当でした。


シャーロックは「これは何か重要な事だ。 モリアーティーかもしれないし、そうでないかも知れない。
ただ、何かがやって来る」と言うと、マイクロフトが”premonision?”「予感か?」と皮肉っぽく云う
のですが、「世界を覆っている張り巡らされた網の微かな揺れを察知する事だ」答えますが同様の云い
方は正典でも言われていた様な気がします(が、何処だか忘れました)
(ここで又水がオーバーラップ)

マイクロフトが”Appointment in Samarra”を思い出させますが、シャーロックが子供の頃にはこの話を
”Appointment in Sumatra” と言うタイトルに作り変え、この中では商人はスマトラへ逃げ元気で生き
残り、後に海賊になるとしていた。 と、ここで”海賊”が出てきます(キーワードの1つです)
Sumatra(スマトラ)は正典”The Dying Detective”(瀕死の探偵)に登場する悪党カルバートン・スミス
がいたとされる場所であり、或は正典”The Sussex Vanpire”「サセックスの吸血鬼」でホームズが語って
いた ”The Giant Rat in Smatra”(スマトラの大鼠)関連か?





・・・・・to be continued です



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“THE HOLLOW CROWN”  『嘆きの王冠』劇場公開お知らせ

2017-02-10 | The Hollow Crown
『嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン』が劇場公開されるとの情報が出ています。


この作品に関しては以前何度か書きましたので 拙記事を参照頂ければ概要がお分かり頂けると思います。

http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/e/75b2fcbc34122a1da4969ee3cc256d84

劇場版は、
”Richard II” :  『リチャード二世』 約148分
”Henry IV” :  『ヘンリー四世』 part 1 : 約120分
”Henry IV” : 『ヘンリー四世』 part 2 : 約121分
”Henry V” : 『ヘンリー五世』 約139分
”Henry VI” : 『ヘンリー六世』 part 1 : 約117分
“Henry VI” :  『ヘンリー六世』 part 2 :約129分
“Richard III” : 『リチャード三世』 約135分

以上の7本が順次上映されるとの事です。

↓ リチャード二世(ベン・ウィショー)

↓ ヘンリー五世(トム・ヒドルストン)

↓ リチャード三世(ベネディクト・カンバーバッチ)




上映館は、
4月8日から 大阪 シネ・リーブル梅田
6月17日から 東京 ヒューマントラストシネマ渋谷
チケットは1作品につき1,800円、7枚綴りの特別鑑賞券が10,500円で近日発売される。

”Henry VI”までは前にHuluで配信になっていたのですが、”Richard III"の放送を待ちか
ねていたところ、昨年UKで放送直後 Huluで配信されましたので 早速鑑賞致しました。
 
スペクタクルシーン、迫力ある戦闘シーン、豪華なセット等々シェークスピア史劇が分かり
やすく、舞台劇を観る様に重厚でな画面と共に 面白く見る事が出来ました。
各パート共に出演者も豪華だし、シェークスピア原作には取っつきにくかった者としても分
かりやすく作られていてあっという間に全部見終わりました。

もう随分前の事なので 何れ又見直そうと思ってはいたのですが、なかなか時間が取れず
そのままになっていましたところの今回の発表で驚きました。
劇場で大きな画面で見れば迫力もあるでしょう。

兎に角Huluのみの配信でしたので ご覧になれなかった方々には朗報ではあると思うのです
が、とは言え、劇場も上映期間もかなり限定されているのでかなり難しい条件ですね。
7本続けて全部足を運ぶのも大変だろうし・・・
悩みますね。

後はCATVでの放送を待つかDVDという事になります。

ただ、DVDもAmazonで見る限りUK版のみの様ですね。







SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (1)

2017-02-07 |  ∟S4E1 : The Six Thatchers
『シャーロック』シーズン4:「六つのサッチャー」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。

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Sherlock S4 はUK放送直後に一度見たのですが、なかなか把握出来ない部分が多くちゃんと
DVDを見直さなければ と思っていた所、何故か我が家へのDVD到着が遅れました(怒)。
事前の情報、初見での思い等色々あったのですが、DVDが届くまでの空白時間にこれまでの
思いを白紙状態に戻し、まっさらの視点で改めて見直す良い間合いだったのかも知れません。
と言う訳で、少し時間が経ってしまいました。


先ず、皆様既にご存知の事ですが、今回のタイトル”The Six Thatchers”は正典”The Six Napoleons”
「6つのナポレオン」を踏襲している訳ですが、予想以上に正典からの引用部分が多かったですね。
映像的にはグラナダ版もインスパイアされていました。 又追って書きますが”The Sign of Four”
「4人の署名」にも関連する事項も何点か描かれています。


冒頭はS3E3 ”His Last Vow”でのマグヌッセン射殺シーンから始まります。


モリアーティーの”Miss me?”で呼び戻されたシャーロックに対する マグヌッセン殺害の件を問
う諮問委員会でのシーン :


結局公式映像の改ざんにより無罪放免になるシャーロック。

以前「妄想」の時にも書きましたが、”D-Notice”とは政府が機密保持のため特定の報道を差し止
める旨報道機関に発する通告 であると言われます。(100年 !)
マグヌッセンの扱いに手を焼いていた政府にとっても渡りに船ともいえるシャーロックの行動では
あったものの殺人罪には違いないので 折り合いをつけた云う感じでですが、政府の記録がこう
して改ざんされるというのも複雑な思いもするのですが・・・

この時のシャーロックは一段とハイになっている。 薬物検査はクリーンだと言われてはいるがこ
の時はラリッてるとしか思えない。

MI6の公聴会の間もツイッター三昧でマイクロフトと揉めるわ、クッキーを食べまくるわ、歌うわ、
すっかりかっ跳んでいて笑わされる。 何なんだろう、このハイテンションは。


審議の内容はここに出席している5人のみが知る事となる。
シャーロックとコードネーム ”Love”、”Antarctica”、”Polock”、”Langdale”
”Love” → はレディー・スモールウッドですね
”Antarctica” (南極大陸)→ 恐らくマイクロフトでしょうね。 アイリーンも”Ice man”と言っていたし
”Porlock” → ”The Valley of Fear” 「恐怖の谷」に出て来るモリアーティーの部下”Fred Porlock”からか?
”Langdale” → ”The Three Galidebes” 「3人のガリデブ」のLangdale Pikeから?
サー・エドウィンと残る秘書と思われる女性がどちらに該当するのかしら。


で、シャーロックが この女性に ”What's your name ?”と問いかけ、”Vivian” と応える彼女に敢
えて注目させるのは後の布石ですね。
そして、この後に判明する彼女のファミリー・ネーム ”Norbury” (ノーバリー)とは”The Adventure
of the Yellow Face” 「黄色い顔の男」にある場所の名前で 珍しくホームズがミスを犯したケース。
ここで語られる良く知られた語録も後のシャーロックのセリフに取り入れられています。
故に、このヴィヴィアンが何かカギになるのではないかと予感させられます。



この後、水族館のサメのシーンが続き、シャーロックが朗読しています。
”The Appointment in Samarra ”というこの詩(?)は サマセット・モームの同名短編作品 (日本語タイトル
は「バグダッドの死神」)の引用だと思われます。 (John O'Haraによる同名小説もありますが)
又、この作品自体 アラブの昔話を引用していると言われています。

『There was once a merchant in the famous market in Baghdad. One day he saw a stranger looking at
him in surprise. And he knew that the stranger was Death. Pale and trembling, the merchant fled the
marketplace and made his way many、many miles to the city of Samarra. For there he was sure Death
could not find him. But when, at last, he came to Samarra, the merchant saw, waiting for him, the grim
figure of Death. Very well”, said the merchant, “I give in, I am yours. But tell me, why did you look
surprised when you saw me this morning in Baghdad?” “Because”, said Death, “ I had an appointment
with you tonight, in Samarra”』
(昔バグダッドの有名な市場にある商人がいました。 ある日彼は驚いた表情をして自分を見ている見知らぬ人
に気付きました。そして彼はその人が死神である事を知っていました。 商人は青ざめ震えながら市場から遠く
遠く離れたサマーラへ向かいました。そこなら死神に見つからないと考えたからです。 しかしサマーラ
にたどり着いた時商人が目にしたのは 彼を待ち受けていた怖ろしい死神の姿でした。「仕方ない。」と商人は
言いました。「私の負けです。私は貴方の物です。しかし、今朝バグダッドで私を見た時に何故あのように驚い
たのですか?」 「なぜなら」と死神が言いました。「貴方にはサマーラで今夜会う約束だったから」)

死と云う運命から逃れようと画策しても 既に決められた運命を変える事は出来ないのだという事を示唆している
のでしょうか。 この事がこのエピソードでのテーマになっている様に思えます。

サマセット・モームと言えば、「月と6ペンス」位しか思い出さないし、勿論「バグダッドの死神」も読んでいま
せんでした。
ただ、今回この詩の引用からモームのバイオグラフィーを確認した方によれば、
William Somerset Maugham(サマセット・モーム)は第一次大戦では軍医、諜報部員として従軍していた。又同性
愛者とも言われ不幸な結婚生活を過ごし 娘の名前がElizabeth Maryであった。
等、何かと符合する点があるのは偶然なのでしょうか? 考え過ぎでしょうか?

アガサ・クリスティーの「名探偵ポアロ」の作品 ”The Appointment with Death”「死との約束」にも引用されて
いる様です(良く覚えていない) で、この作品にはゲイティス御大も出演していたのですが、この作品から何か
ヒントを得たのかしら ?

又TVドラマ ”Supernatural” SE11のタイトルも ”Appointment in Samarra”が使われているんです。

この後も何度か繰り返される「サメ」、「水」のシーンなのですが、「サメ」はマグヌッセンの象徴としてシャーロック
が語っていました。 今回はマグヌッセンは出ていませんが 結局”冷酷な悪”、”死の象徴”として不吉な暗示に
なっている様に思えます。 後の問題のシーンの布石にもなっていますね。

この後221B でのシーン、シャーロックが扱う事件が飛び交います。


◎ ”The Dusty Death”
◎ ”違う親指”→ "The Adventure of the Engineer's Thumb" 「技師の親指」からの引用でしょう。
◎ ”The Duplicate Man” → ここで”It's never twins”と言っているのはTABとのリンクでしょうか?

そして、シャーロックはディモックとホプキンズ2人と同時に事件について話し合っている、(ディモックさんは
”The Blind Banker”以来久々ですね) ホプキンズは初お目見えだけど、ドノバンの代わりですか?
ここで語られている事件、
◎ ”The Circus Tarso”
◎ ”The Canary Trainer” ←これは正典”The Adventure of Black Peter”「ブラック・ピーター」の中で語られて
いる「悪名高いカナリア調教師ウィルソン」でしょうね。
そう言えばディモック警部は「ブラック・ピーター」にも登場していますね。
◎ ”The Cardiac Arrest” ← Cardiac arrestは”心停止”の意味で、arrest”逮捕”と掛け言葉?


ところで、 依頼人が相談に来ている時メアリーが同席しているのですが、
いつの間にかメアリーも助手に? これってどうなの?
正典でのワトソンでさえ 依頼人が来た時に席を外そうかと気遣うケースが多々あったというのに首をかしげたく
なる点の1つではあります。

捜査から221B に戻って来たシャーロックとジョン。
ジョンの ”You can't arrest jellyfish !” 「クラゲは逮捕出来ないよ!」は正典”The Adventure of the Lion's
Mane" 「獅子のたてがみ」からでしょう。 
捜査でサセックスに入っていた為電波の状況が悪く メアリーからの着信記録が59回になっている事に気付き慌てる2人。









・・・・ to be continued です。





→ SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (2)





炉辺閑話 : ライガーの赤ちゃん誕生!

2017-02-05 | 猫その他雑記


1月30日付けAFPによれば ロシア南部のロストフ州の動物園で珍しいライガーの赤ちゃんが誕生
したそうです。
↓ 
https://youtu.be/IkyaMm9YVM4

ライガー(Liger)とは、ライオン(Lion)とトラ(Tiger)の交配種で自然界では赤ちゃんが誕生する確
率はゼロ。このため世界全体でライガーはわずか30頭しかいないとの事。



今回誕生した赤ちゃんライガーは「ツアーリ」(Tsar)と名づけられ、父親ライオン「カエサル」(Caesar)
と母親トラの「プリンセス」(Princess)の間に生まれたとの事です。
(それぞれ凄い名前が付けられています!)

この動物園では雌のトラのお相手が居らず 雄のライオンのゲージに住まわせたところお互いに相性が
良く今回の結果となった様です。

ライオンと同じベージュの毛色とトラの縞模様を持つツアーリは 現在ヤギの乳を与えられ飼育されて
いる様ですね。

この赤ちゃん、モフモフで可愛い~~んですが、ライガーは成長すると体重400キロ以上にもなるとされ、
体長も3メートル近い巨大な個体になる様です。
ギネス世界記録には 体重418kg、体長3.33mの世界記録を持つ「ヘラクレス」(Hercules)いう名の
ライガーが認定されているとの事。


何というデカさ! 怪獣か?

ただ、この交配種は先天的な疾患(主に心臓、腎臓、視覚関係)や 後天的にも骨の発育不全、各種の癌
などの病気になるケースが多く成獣となる生存確率は少ない様です。
ツアーリは現在順調に成長している様ですが、何とか元気で大きくなって欲しい。

又、父がトラ(Tiger)で母がライオン(Lion)の場合は(Tigon)「タイゴン」と呼ばれていて、その特徴
はライガーとは逆に体色等トラの影響が強く現れ、又この種は小型化する傾向がある様です。


但し、この交配種にも前述の疾患が発生しやすいと報告されている。との事です。
(wikipedia)

ネコには目が無く、又ネコ科も大好きなもので(特にチータ大好き!)今回のニュースには思わず食い付きました。








これから放送の英国ドラマ色々(6) 主に2月分

2017-02-01 | 海外ドラマ
これから放送予定のドラマで気になる作品をご紹介します。
全く個人的な好みで偏っていますが お含みおき下さいマセ。

☆ 先ず、AXNミステリーの放送分から :

※ 「ニュー・トリックス ~退職デカの事件簿 ~」”New Tricks”

今回AXNミステリーでは初放送となりますが 数年前他局で放送されていて 以前もご紹介
した事がある かなり気に入っていた作品です。
BBC制作の刑事ドラマで2003年~2010年時点でS7迄制作されています。
スコットランドヤードの女性警視サンドラが未解決事件捜査専門の部署ユーコス(UCOS)を
新設することになり そこに集められたメンバーは皆退職した元刑事。
個性的なオヤジデカがそれぞれの持ち味を生かし難事件を解決していく。 というのが概略
ですが ゆったりマッタリとした展開が結構嵌ります。
タイトルの ”New Tricks”は ”You can't teach an old dog new tricks”(老犬に新しい技は
教えられない)から取られている。
2月8日(水)08:00pm ~

※ 「オックスフォードミステリー  ルイス警部」”Inspector Lewis”

再放送です ! 何度見ても又嬉しい!
見逃したエピソード、うろ覚えのエピソード確認の為、又もや観ます。
2月2日(木) 08:00pm ~ S1から再放送になります。

※ 「ミス・マープル」ジョーン・ヒクソン版 ”Miss Marple” (全22話)

リマスターHDの字幕版は嬉しいですね。 以前から何度も書きましたが、何といっても
ミス・マープルはジョーン・ヒクソンでなければいけません(独断と偏見) 原作を読んだ
のは遥か昔ですが最初にTV放送で見た時は当然ながら吹き替え版でした。 確か山岡久乃さん
がマープルさんでしたが雰囲気が合っていてとても良かったのを覚えています。 ただ、今回
は字幕版ですので直嬉しいです。
2月1日(水) 04:00pm ~

http://mystery.co.jp/programs/joan_hickson

※ 「シャーロック・ホームズの冒険」(グラナダ版)
これも以前ご紹介しましたが、嬉しい字幕版、リマスターHDでの放送は継続中です。
エピソード、放送時間等はこちらでご確認ください

http://mystery.co.jp/programs/a_sherlock

※ 「刑事フォイル」”Foyle's War” S1~S9(全22話)
再びの再放送
字幕版 2月18日(土)04:00pm ~

※ 「ダウントン・アビー」”Downton Abbey”
字幕版再放送 S1 ~S3
2月20日(月)08:00pm ~

http://mystery.co.jp/programs/downtonabbey

HuluではS4迄配信済ですが、新シーズンは何時になるんでしょうねぇ・・・・

AXNミステリーの詳しい情報は公式ページからご確認下さい

http://mystery.co.jp/osusume/osusume201702


☆ 又見逃し配信ODでは、

※ 「シャーロック・ホームズの冒険」(グラナダ版)
第1話~第16話 配信期間 ~3月7日

※ 「名探偵シャーロック・ホームズ」(新ロシア版)
第1話 ~第8話 配信期間 2月3日 ~3月7日

※ 「ミステリーin パラダイス」”Dath in Paradise”
S5 第1話 ~第8話 配信期間 ~3月⒑日

※ 「主任警部モース」”Inspecot Morse”

第1話 ~第14話 配信期間 ~3月6日


☆ Hulu情報です

※ 「ドクター・フー」”Doctor Who”S8E13

2014年 Christmas Special  「最後のクリスマス」”Last Christmas”
ようやく配信になりした。 というより何時配信になったんか不明ですが、先日偶然見つけました。
S8E12迄は大分前に見終わっていたのですが、”クリスマス・スペシャル枠”になっていなかったので
全く気付きませんでした。 せっかくならクリスマス時期に見たかったとチョット残念!
毎年恒例の”Christmas Special”はどの作品も心温まるエピソードが多いのですが、今回のテーマ
はそのものずばり”サンタクロース” と”夢”。
ドクターとクララの絆が益々強くなり ドクターのクララへの思いやりに満ちたチョット嬉しい内容
でした。

※ 「イミテーション・ゲーム /エニグマと天才数学者の秘密」」”Imitation Game”

2014年制作 (日本公開は2015年)
第二次世界大戦時 解読不可能と言われたドイツ軍の暗号「エニグマ」に挑んだ天才数学者アラン・
チューリングの数奇な生涯を描いた作品で、ベネディクトをはじめキーラ・ナイトレイ、マシュー・
グッド、アレン・リーチ、マーク・ストロング等の出演
2月3日から配信予定です。
もう2年以上見ていないので 久し振りに見てみようかと・・・
それにしても、シャーロック、ストレンジさんに加え チューリングさん と又々全く違う
キャラクターの作品が加わり益々頭が混乱しそうです(汗)


☆ それから追加でアメリカドラマですが、FOX TVで放送予定のドラマ

※ 「レギオン」 ”Legion” 

全8話構成
FOX チャンネル 2017年2月9日(木)23:00 ~放送開始 (再放送あり)

マーベルコミック原作の”X-MEN”シリーズから生まれた初のドラマ。
本編の主人公は、幼いころから幻覚や幻聴に悩まされ、精神病院で治療を受けていた青年
デヴィッド・ハラー。 劇中では彼が、”X-MEN”の創始者である地上最強のテレパス・
プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの息子である事が発覚する。本人やチャールズ
でさえ知らなかったその事実が明らかになった時、巨大な陰謀の劇画幕を開ける。
(公式ページより引用)
デヴィッドに扮するのは「ダウントン・アビー」、4月公開予定のディズニー実写版映画「美女
と野獣」等に出演しているダン・スティーブンス。 その恋人となる謎に満ちた女性シド・パレット
をドラマ「FARGO/ファーゴ」のレイチェル・ケラー。
「X-MEN」、「X-MEN:アポカリプス」を手掛けたブライアン・シンガーと「FARGO/ファーゴ」の
ノア・ホーリーが製作総指揮を務めている。

※ で、この作品はアメリカで放送の11時間後に日本放送が開始されるという驚くべき最速
放送だそうですよ!
(尚、FOXチャンネルに加え、FOXムービー、FOXクラシック、ナショナルジオグラフィック等
計6チャンネルで同時に放送されるとの事)
又Huluでのリアルタイム配信、見逃し配信もある様です。

「レギオン」のtrailerはこちら

https://youtu.be/B7tel06BqKg

それにしても「マーベル」恐るべし・・・ですねぇ。
ベネディクトのドクター・ストレンジに関しては 出演が決まった時からどうも拒否反応が
あったのですが、実際に色々みていると結構イイかも・・・なんて手のひら返ししてます
けどね。
今回ダン・スティーブンスの出演を見て改めて考えてみるとマーベル作品にはこれまでも
重鎮、ベテランから若手まで含め凄く多くの英国俳優を総なめしている事に気付きます。
とすればベネディクトも仕方ないか・・・ストレンジさん似合ってるし、マーティンも
マーベルに出ているし・・・。
特にアメリカでの人気は絶大で観客動員数は凄いし ステップアップ、知名度アップにの
好機ととらえ英国俳優にとっても魅力ある場なのかもしれない・・・等と考えたりしますね。