音楽会の途中で、鑑賞を邪魔される観客と出会ってしまうのは、本当に残念なこと。
先日、やっと行かれた大好きな梅田俊明さん指揮のコンサート。たまにしか行かないんだしっとS席にしたのに、私が梅田先生を見る目線の途中に、ずーっと『自分なりの指揮』をし続けるおじさまが。多分、かなりの音楽愛好家なんでしょう、梅田先生がザァっと腕を振り上げ、あの『今こそ、俺に付いて来いっ!!』と指揮する瞬間(醍醐味)に、そのおじさまも『付いて来い!』と主張。つい距離が近い方に付いていってしまった駄目な私。
初めてのニューヨーク。夢のブロードウェイだぁ!と出掛けた1日目の『ピーターパン』では、音楽教室?の高校生がずらーっと居並ぶ中に一人ポツン(そういう席が空くと半額で当日売りされるから)。ウォークマンから漏れるドラム音と、いくら叱られても喋り捲るヤツらのせいで、殆どピーターの記憶がないです。で、2日目の『クレイジーフォーユー』では、隣席のおばさまが、有名ナンバーをハミング完唱。終演後、『素晴らしかったわねぇ!!』と私の手を熱く握り、去っていきました。文句言ってやる!って思ってたのに、『ホントに!』と笑顔で答えてしまった駄目な私。
週末のヴォクスマーナの定期演奏会(感想文はまた改めて)。私達の合唱の先生(イケメンと言われている)が、『清純を装った女子中学生』の役を演じていたら、後ろの席の女性(多分、どこかの合唱団で先生のお弟子さん)が、『初谷先生らしいわねー』と一言。ま、こういう一言は許しちゃうかな、心の声が思わず出ちゃったって感じだったし。