ウチの前は大きなお寺です。ばんな寺(通称:大日様)といいます。
私はクリスチャンホームで育ったので、子どものころから初詣等には行きませんでした。例えば観光地に行っても、大きなお寺でお賽銭を投げ、手を合わせたような記憶は殆どありません。
地震のあと、私は毎日、大日様にお参りに行っています。仏様に何かをお願いするというよりは、あの場に立っているときだけ、悲しさや不安を隠さずにいてみようと。「東北の方々を、くれぐれも、どうか。」とつぶやきながら、無力な自分を責めたり焦ったりする気持ちを、大日様に置いてくる儀式のような。
お参りから帰ればまた「不謹慎だろう。」というくらい明るく、いつも通りに仕事をしたり、ブログを書いたり、鼻歌をうたったりしています。昔の上司からも、『おぐが不安な顔をしていたら、他の人は全員不安顔になってしまう』とメールを頂いたので、『笑っていること』、それが私の役目だと信じて頑張りますね、課長!(←今はもっと全然偉い)