本日、参院委員会で政治資金規正改正法の審議があった。衆院で協議の後、賛成に回った維新の会が「場合によっては参院で反対に回る」という趣旨の発言をした。維新は結局「俺らが賛成したから、政治改革した」という顔をしたかったのだろうが、自民/公明は具体的な方法を決めずに衆院を通してしまった。公明の山口氏も不満顔であったが後の祭り。しかし、参院は公明の賛成無くして通過しないから、公明がどこまで粘るのか、維新がさらに主導権を持って修正させるのか。下手に賛成してしまえば、公明も維新も総選挙で自民と共に沈没してしまう。ただでさえ、維新は大阪万博で不評を買っているのだから、本拠地の大阪でも逆風が吹きかねない。直近のNHK世論調査の政党支持率では、自民と共に公明もやや減していて、公明は支持者の高齢化、池田名誉会長の死去、山口那津男の長期政権への不満などを考えるとじり貧傾向は払拭できない。岸田政権への支持率は民主党から自民党に政権が移った後、最低で解散したいが出来ない。自民党総裁選もできない。派閥を解消したことで若手議員の勉強会と称して「岸田チルドレン」を育成したいのだろうが、沈没が目の前に迫っている岸田政権に乗る若手はいないだろう。フランス大統領のように賭に出るのか?
ネットニュースでは前菅総理が次期総理を推すような記事が載っていたが、森元総理もそうだが、実績も無く不評を買った元総理が「お目付役」を買って出る自民党の文化は継承されるのか?
自民党に限らず、公明や維新の政治は、世間の常識から掛け離れている。
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