プトガラというのは、インド佛教の「犢子部(とくしぶ)」という集団が立てた
「輪廻する魂」の様なものです。
その説は非常に特殊でつまびらかに見ると、矛盾をはらんでいるように見えます。
私はこの説に興味を持って、いろいろ調べてきました。
『徳兵衛、仏教を学ぶ』のカテゴリーで過去のものは見ることができます。
立川談志が「学問は貧乏人の暇つぶし」と、
言っていますが、まさしくその通りになっています。トホホ・・・
以下に書きますのは、犢子部の「プトガラ説の矛盾」を
突いた論文で、私が納得したものから「備忘録」として書くものです。
前置きが長い・・・
まっ、事故で「死に損ない」になった私が、「死とは?」、「生とは?」と、
疑問を持った事から始まった学習です。
「プトガラの摂属をめぐるプトガラ説批判」からの気付き・・・
○佛教では一切の法(人間の全ての働きと感覚器官)は、
「十二処(眼・耳・鼻・舌・身・意の六根と色・声・香・味・触・法の六境の十二)」に
所属するから、もしプトガラが、この十二に所属するはずである。
もし、所属しるならば、プトガラは可説になるので、プトガラの定義である、
「プトガラは説くべからず」という定義に反するから、
プトガラの定義は崩れることになるので、プトガラは存在しないことになる。
○プトガラ説は「不可説(説くべからずという説)」であるから、
第五(現在・過去・未来・無為の次の「不可説」)であるともないとも、
説くことができない(と、犢子部はとなえている)から、プトガラ説が成り立たないので、
プトガラは存在しない。
○プトガラは五法蔵(現在・過去・未来・無為・不可の五つの法蔵)であるとすれば、
プトガラは「第五法蔵である」と説くことができる「可説」になるので、
プトガラは五つの法蔵の外であるはずであるから、
逆に五つの外の存在は存在しないことになるから、プトガラは存在しないことになる。
また、犢子部は次のように唱える。
「燃焼中の木片そのものが『薪』であり、『火』である」と。
これをプトガラとその他四つの法蔵に置換すると、このすべて五つは別ものでないことを
説いているので、プトガラは「可説」となるので、プトガラの定義は矛盾するので、
プトガラは存在しない。
と、とりあえず「犢子部」が、掲げる「プトガラ説」の矛盾のさわりと紐解いでみました。
まだあるのですが、とりあえず消化したものから紹介してみました。
まっ、自慰的なブログですが何か
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「輪廻する魂」の様なものです。
その説は非常に特殊でつまびらかに見ると、矛盾をはらんでいるように見えます。
私はこの説に興味を持って、いろいろ調べてきました。
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立川談志が「学問は貧乏人の暇つぶし」と、
言っていますが、まさしくその通りになっています。トホホ・・・
以下に書きますのは、犢子部の「プトガラ説の矛盾」を
突いた論文で、私が納得したものから「備忘録」として書くものです。
前置きが長い・・・
まっ、事故で「死に損ない」になった私が、「死とは?」、「生とは?」と、
疑問を持った事から始まった学習です。
「プトガラの摂属をめぐるプトガラ説批判」からの気付き・・・
○佛教では一切の法(人間の全ての働きと感覚器官)は、
「十二処(眼・耳・鼻・舌・身・意の六根と色・声・香・味・触・法の六境の十二)」に
所属するから、もしプトガラが、この十二に所属するはずである。
もし、所属しるならば、プトガラは可説になるので、プトガラの定義である、
「プトガラは説くべからず」という定義に反するから、
プトガラの定義は崩れることになるので、プトガラは存在しないことになる。
○プトガラ説は「不可説(説くべからずという説)」であるから、
第五(現在・過去・未来・無為の次の「不可説」)であるともないとも、
説くことができない(と、犢子部はとなえている)から、プトガラ説が成り立たないので、
プトガラは存在しない。
○プトガラは五法蔵(現在・過去・未来・無為・不可の五つの法蔵)であるとすれば、
プトガラは「第五法蔵である」と説くことができる「可説」になるので、
プトガラは五つの法蔵の外であるはずであるから、
逆に五つの外の存在は存在しないことになるから、プトガラは存在しないことになる。
また、犢子部は次のように唱える。
「燃焼中の木片そのものが『薪』であり、『火』である」と。
これをプトガラとその他四つの法蔵に置換すると、このすべて五つは別ものでないことを
説いているので、プトガラは「可説」となるので、プトガラの定義は矛盾するので、
プトガラは存在しない。
と、とりあえず「犢子部」が、掲げる「プトガラ説」の矛盾のさわりと紐解いでみました。
まだあるのですが、とりあえず消化したものから紹介してみました。
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私は、3年前まで龍大にいましたが、
「プトガラ」は、やっていませんでしたが、
「刹那滅論」を一コマやっていてくれていたので、
3年間取りつづけていました。
「プトガラ」なんぞは、専門に研究している方は、
『皆無』ですね。
マイナーな、矛盾した理論というのが通説なようです。