素焼きした素地にゴスで絵付けし、透明釉を掛け焼成したものを「染付」といいます。染付は、ペルシャで9~10C頃に発生しました。14C頃には中国で1300℃の高温で焼成できるようになり、シルクロードを経由して、中近東・ヨーロッパ方面に輸出されました。
以下は、陶磁器染付文様事典(柏書房)を参考にアレンジしたものです。粘土は白信楽粘土(①~⑦)、焼成は酸化焼成(1250℃、19時間30分)です。
①染付鳳凰文長角皿 高2、26.5×14.7
②染付魚藻文長角皿 高2、26.5×14.7
③染付麒麟草花文長角皿 高2、26.5×14.7
④染付孔雀文長角皿 高2、26.5×14.7
⑤染付雲龍文長角皿 高2、26.5×14.7
⑥染付孔雀文長角皿 高2、26.5×14.7
染付の主原料は酸化コバルトで、好みの色や沈殿防止の目的で弁柄、鬼板、黄土、天草陶石を混ぜて作ります。焼成の仕方でも色合いが異なりますので、工夫と経験が必要です。