2018年9月1日の活動は、曇り、気温27℃のなか、見本園の草刈り、雑草ぬき、藻とり、マスへの給水、そして修景池の周辺整備などを行いました。
猛暑がつづくなか、見本園の蓮たちはとても元気です! 葉がまだ青い状態で、多くの花が咲いて華やかです。
見本園では、珍しい品種の千弁蓮が咲いています。詳しくは、この記事の最後で。
今年の見本園では、アブラムシのほかに目立った被害もなく、例年より蓮の開花品種、開花数が多く、花期も長いようです。
マスの藻をとりました。コンクリートの縁にたって奥の藻をとるときは、バランスを崩して落ちないよう細心の注意を払います。
ロータリー周辺の草刈りの様子です。
見本園のマスの足元に生える草は、芝刈り機が届かないので手作業です。
この酷暑で見本園のマスは、水位がぐんぐん下がっていきます。特に睡蓮とアサザのマスは独立しているので水位が下がりっぱなし。会員たちが活動日以外の日も見回って給水しています。
ショウジョウトンボがネットをかけた果托にとまっていました。羽化直後は黄金色ですが、すぐに全身真っ赤になるそうです。
修景池では、周辺の整備を行いました。入口ちかくの網フェンスにからまった蔦も取り除きました。
さて。見本園で咲き誇る花たちをご紹介します。
まずは、明光蓮です。蜀紅蓮と舞妃蓮との交雑によってできた品種。花色は蜀紅蓮のような濃い赤が入っていますが、花弁の基部はほんのり黄色がかっています。
東観世です。
太白蓮です。
大酒錦と大賀蓮の交配種です。
春不老です。早咲きの品種と言われますが、見本園では今が花盛りです。
春不老は、開花1日目が色が濃く、その後どんどん色あせていきます。最後はほとんど白色に。
今日は春不老のマスが一番賑やかでした。
艶陽天です。名前のとおり、艶やかな品種です。花弁がしっかりしていて、芯の強い派手な女性のイメージ。
琴台歌手です。
今日の見本園の主役は、千弁蓮です。中国の品種で、ひとつの花茎から複数の花が咲いているかのような珍しい蓮です。下の写真では、背後に蕾がひとつ、中心にひとつの花(二つの花がくっついているように見えます)、下部に咲きかけた蕾が写っています。
千弁蓮は、花弁数が1000~4000枚!花托が分岐して、それぞれの花托に花弁をつけるので複数の花をつけているように見えます。重い花なので、支えがないと下を向いてしまいます。
花つきの良くないと言われる千弁蓮に、今年は蕾がいくつも。
千弁蓮は、すでに蕾のときから花弁が多いことが分かります。
(担当: れい)
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